17.最新話の冒頭、それで大丈夫?
連載も長くなって来ると、最新話から読み始める読者が増えて来ます。
一話一話の最後に「引き」を用意することはとても大事です。
しかし最新話の冒頭も、ここから読まれる可能性が広がるのだとすると、同じくらい大事になって来ます。
引きを受けている場合、その引きを次話の冒頭に差し込んでみてもいいかもしれません。
または冒頭に少し前回の状況の説明を入れてみると良いでしょう。
丁寧な作者だと、毎話キャラクター紹介に飛べるリンク先を設定している人までいます。
とにかくどこから読んでも読者を引き止められる、または話をすぐに理解してもらえる内容を心がけなければなりません。
うーん、とても難しいですね(笑)
でもある程度書き慣れている作者なら誰しもそこは気を配っていることと思います。
一番いけないのは、突拍子もない「突然!」を冒頭でやってしまうこと。
出来れば前回の引きで「突然!」イベントが起こるような引きをしておき、次回の冒頭でも「突然!」を繰り返しておくと、連続して読んでいる読者も最新話から読む読者も、突如起こったイベントから置いてけぼりを喰らわずに済みます。
何にせよ、何が起こっているのか分からず読者を混乱させるのが、一番避けるべき事態です。
読者を驚かせることも大事ですが、なろうにおいては分かりやすさの方がもっと大事なんです。
伝わらない文章や展開こそ、避けた方がいい。
なろうは有難いことにいつでも手直しが可能ですので、もしこれを見ている人がいたら、見直しをお勧めします。
なろう読者には時間がありませんので!(しつこい)