9.ブクマが剥がれたのは君のせいじゃない
長期連載になってくると、ブクマにも変動が出て来ます。
特に序盤に期待値だけで一気にブクマがついた作品は要注意です。
少しでも流れが滞るとさくっとブクマが剥がれます。
ここで慌てると作品のクオリティに関わりますので、剥がれても気にしないことにしましょう。
ん?
いきなり精神論とは何事だ?
作者はブクマはがれに気を揉むべきだ、と?
作者がブクマを取り戻したい気持ちは痛いほど分かります。
けれど、長期連載中盤で剥がれるブクマは、もともと無かったものと思って気にしないことにしましょう。
私の感覚ですが、読者がブクマを剥がす瞬間の気持ちは
「何か違う」
この程度だと思います。
何の脈絡もなくキャラを殺したり、酷い目に遭わせたというなら別ですが、話の方向を変えたとか、更新が遅れたという程度で剥がされたブクマに関しては、気にしない方がいいです。
序盤とは違い、中盤になると作者の個性や哲学が出て来るからです。
ブクマが剥がれたからと言って安易に読者に迎合すると、作品の根幹が揺らぎ、取り返しのつかないことになります。
それこそ、結末をいじらざるを得なくなり、エタることになるのです。
だから序盤のブクマが付かない悩みと、中盤でブクマが剥がれる悩みは分けて考えるべきです。
前者は恐らく題材や技術の問題で、後者はとある読者との価値観の違いというだけなのですから。
序盤のブクマは気にしろ、でも中〜終盤のブクマ剥がれは気にすんな!
現場からは以上です。




