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「助けたかったからだ」
(え……?)
「放って置けなかったからだ」
(………………)
「ただ、ただ純粋に好きだった。何よりも大切だった。誰よりも守りたいと思った。それだけだ、それ以上でもそれ以下でもない」
(そうか……)
これは――
俺の本音、心の内側の声だ。
(俺は――)
近しい人々を守りたい。
愛する人を守りたい。
そんな人々と共に暮らすこの世の中をこの国を守りたい。
電磁軍刀を初めてその手に握ったとき、
軍服の袖に初めて腕を通したとき、
仲間たちと初めての実戦を経験したとき、
園田大尉が初めて皆に本心を打明けてくれたとき、
エマと初めて打ち解けて話したとき、
初めて夏音の笑顔を見たとき、
(俺は、思ったんだ――)
この人たちを守りたい。
この人たちの事が好きだ。
だから――
身命を賭して、
守りたいと思ったんだ。
それが――
(俺が戦う理由だ!!)




