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 私が意識を取り戻した時、家の中は大変なことになっていた。

「旦那様が、法を犯していた? そんなはずは!!」

 店の番頭頭が誰かに言っていた。

「いいえ。アレフィエフ商会の御身内から話が来たのですよ。間違いはないでしょう」

 役人の方がそう仰って、名前を出したのはラッセ様の甥御様だった。確か一番上のお姉さまのお子さんで、私より年上の……。ラッセ様の跡取りと名高い方だった。

「どうしました? 叔母上(、、、)

 後ろからブラド様が声をかけてきた。

「どういうおつもりなのです?」

「どういうつもりと仰いますと?」

「ラッセ様が亡くなったばかりで陥れるとはどういうことなのですか? この商会を潰す……」

「潰そうとしたのは叔父上だ。あなたという女狐に会ってしまったがために、ね」

 憎しみを込めた瞳で、ブラド様が私を見つめてきた。

「王家御用達の看板を無くそうなど、愚の滑稽。あなた一人を人身御供に出せば、救われる。それを怠ったのは叔父上だ」

「なに……を」

「言葉どおりですよ。叔母上(、、、)

 よき夢を、そう呟かれた気がしたが、私の意識はまたなくなった。



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