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企画物初投稿です。完結まで一時間おきくらいに投稿していきます。


 童話ってさ、ホントは残酷なんだよね。


 誰かが言ってた言葉がある。


 美化されたけどって。


 でも、私はその童話が大好きで。いつもその中で夢見てた。


 いつか、私にも運命の人がいたらいいのにって。

 夢見るくらい、自由でいいじゃん。


 夢か現か幻か。

 その日、わたしの前に現れたのはそんな人だった。


――君は誰?――

――君は何故ここにいるの――

 その言葉を「彼」が言った瞬間、私は現実に引き戻される気がした。


 気がついたら、そこには何も無かった。

 そして、もう一度気がついたら部屋にいた。


 その間、何をしていたのかも分からなかった。

 だから、「彼」は幻だと思うことにした。



 それから数年後、私はまた「彼」に会った。

 数年前と変わらない姿形に、これは夢なのだと悟った。

 自由のない私が、自由を求めた結果だと。


 でも、現実はそこまで優しくなかった。


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