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食事中の衝撃

「あれは数年前のことだっとよね、あ•な•た♡」


「その話し方やめて?尺にさわるから」


 美鈴が言う。なんかうん、まだツンツンしてる。いつでれてくてるのだろうか。


「つれないなあ、実は私達変な出会い方したんだよね。実はさ、、、コンビニで出会ったんだよ」


「「「はひ?!」」」


 彼ら以外の全員が驚く。


「あ、まあ私がマネージャーやってて彼が客としてきたんだよね」


 よかった。コンビニで見ず知らずの人に惚れたのかと思った。


「まあその店舗に行くのは月に2,3回程度。私の新夫はその時には毎日いて、運命を感じたの!」


「あ、あれはまあ、毎日仕事前にコーヒー買いに行ってたから、、、」


「え、、、?」


 衝撃に発言だ。絶対夏鈴さんしらないでしょ!少なくともここでそれを言う!?バカ父!


「私、知らなかったのに、、、」


 ほら見ろ。まずいことになった。縁談が壊れないといいけど、、、僕は波瑠姉さんと暮らしたいんだ!


「でも、毎日コーヒーを買って仕事頑張るあなたは素敵よ!」


「ううう、、、ありがとう夏鈴さん、、、」


 また茶番か。もうこの二人が一緒にいると茶番が始まる運命なのかもしれない。


「お姉ちゃん、、、この二人どうにもならなそうだね」


「妹よ、私達にはわからないなにかがあるんだよ、、、」


 僕がドン引きしている間に、姉妹が会話する。夏鈴さんのこういうところにはもう波瑠たちは慣れているのかもしれない。


 ふとお父さんが夏鈴さんのどこに惹かれたのか聞いてみた。


「お父さんは夏鈴さんのどんなところに惹かれたの?」意を決して聞いてみる。


「そうだなあ、美人で、優しくて、子ども思いのとこかなあ、、、面倒見もいいし」


 おお。理想のオンパレードだ!逆にお父さんがこれだけのスペックの女性と結婚できるのか奇跡に近い。


「ええ〜そんなこといってくれるなんてうれしいなあ〜!」


 夏鈴さんが言う。逆になんで夏鈴さんは家のバカ父に惹かれたのだろうか。


「ねえねえ母さん!逆になんで母さんは惹かれたの?」波瑠が聞く。


 そうね、、、なんかイケオジって感じだし、仕事熱心なところかな!一生懸命なところが、、、かわいい」


 かわいい!?母性の塊のような発言だ。


 お父さんの顔が赤面する。無理もない、こんな美人さんに言われているのだ。外見からはとても30代とは思えない。所見では25あたりに見える。


「あ、ありがとう」なんとか言葉を返したお父さん。


 なんとも微笑ましい雰囲気の中、食事会は終わった。



 帰り道、意思確認をされた。


「父さん、夏鈴さんと結婚することになったけど、お前は大丈夫だよな?」


「うん。全然大丈夫だよ」


「そんなすかしてるけど、実際は美人な姉や妹ができることに内心喜んでるんじゃないのか?」


「そんなこと、、、ないよ」


 図星を指された。そりゃそれに加えて美人な母も来るんだから。


「お、お父さんこそお母さんが来たからって調子に乗らないでね!?美人さんだし!」


「そんなこと、、、、ないだろう!?」


 図星を指されたらしい。この親あってこの子ありだ。


 


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