表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの日あこがれた瞬間移動  作者: 暁雷武
あの日あこがれた瞬間移動 冒険者編
15/52

冒険者編5 レッツゴー初ダンジョン!

 以降、俺とラズはさまざまなクエストを受けていった。


 クエストといっても実際に魔物と戦うものなんてものはほとんどない。ただのお手伝いさんって感じ。冒険者というよりも何でも屋の方が名前としてあっている。


 農場の護衛という名目で農家の手伝いをさせられたり、ただの採取クエストだったり、大工さんお手伝いとか……まぁ色々である。


 Fランクだからというのもあるだろうがそれにしてもイメージと違いすぎてやる気をなくしそうだ。

 だが、お金がかかっているからするしかない。



 もちろんクエストの内容はシータの街の人々の手助けなわけなのでシータの街で俺とラズは少しずつ有名になっていった。


「俺とラズ」というのは正確ではない。「ラズとラズの主人」というのが正しい。

 人型のよく喋る珍しい精霊と、主人のはずなのに圧倒的に精霊よりも立場が下の俺。

 不服だがもうそのイメージで固定されている。


 三か月くらいたつと、ラズのせいでギルドの中で俺は不憫キャラが定着しておりいろんな冒険者から好かれるようになった。

 そのおかげと、順調にクエストを達成していったからなのか、ランクは二つ上がってDになった。

 ランクが上がるごとに段々と魔物と戦うことが増えてくる。そしてDランクになるとようやくダンジョンに行くことができるのだ。




「こことここ、あとはこのダンジョンですね。」


 そういって、ミールは受付のテーブルに三つのダンジョンの資料を広げた。

 Dランクになった翌日。俺はさっそく朝一からダンジョンに向かおうとミールからダンジョンについての説明を受けていた。


 ダンジョンの資料を凝視しても、どれに行けばいいかなんてわかるわけがないのだが……。


「お勧めとかってある?」


「そうですねー……。

 …キリアスさんであればどこのダンジョンでも問題はないと思うので、一番遠いですがこのシルバダンジョンがお勧めですね。

 Dランク推奨ダンジョンなので中にいる魔物の強さはキリアスさんがこれまで戦ってきた魔物とほとんど一緒です。

 なので魔物の量が一番多い、このシルバダンジョンがお勧めです。」


 そういって、一つの地図を手渡してきた。


「これがシルバダンジョンのマップです。このマップでは三階層までの地図と現れる魔物が書かれています。

 キリアスさんはDランクなので三階層までですが問題なければ三階層以降に行ってもらっても大丈夫です。

 三階層以降の変化は魔物の数が増えるのみです。そこで出てくる魔物の強さ自体は変わりません。」


「……。」


 この説明の感じなら三階層以降に言っても問題なさそうだな。いざとなればラズもいるし大丈夫だろう。


「ありがとう、ミール。とりあえず行ってみるよ。」


「感謝されるようなことはしておりません。当然のことをしたまでです。

 ただ、感謝されるのは悪い気分ではないのでどんどん褒めてほしいです。

 ……今すぐダンジョンに向かうのですか?」


「あぁ、行こうと思ってるぞ。」


「それなら馬車を用意しますのでその馬車でダンジョンに行ってください。ギルドからの紹介なので安く済みますよ。

 気をつけて、いってらっしゃい!」


「……。あぁ、行ってくる。」


 俺は振り返り、すぐにギルドを出た。



「ねぇ、主。ニヤニヤしてて気持ち悪いよ。何?ミーちゃんに惚れてんの?」


「!!そ、そんなわけないだろ!惚れてるわけじゃない。……そ、それに可愛いと思うのは悪いことじゃないだろ。」


「主の気持ち悪いところはしっかり開き直るところだよね。まぁいいや、さっさいこ。」


「?なんか怒ってるか?」


 ラズは俺のことをじっと見た後に……。


「……主、嫌い。」


「……。」


 何だこいつ。




 その後、ラズと一緒に馬車に乗ってシルバダンジョンに向かった。実際に馬車に乗ってみたが本当に馬車代が安い。ギルド様様だな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ