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図書館。

秋桜。

作者: caem


 高台まで行くのが 苦しいとはいえ


 あとはなだらかに 斜面をくだると


 切なくなるほど 色鮮やかな


 今年もまた会いに来たのは


 あなたに告げたいから 取り出した写真を飾って


 とくに好きだった薄紅色の ゆれる秋桜の


 詠う花びらは まるでオルペウスのように


 同じ冥府にいたのなら どれだけ嬉しいことだろう


 散りゆくまえに 粉雪が舞い踊るまえに


 ただゆるやかに 時の流れに身を委ねて


 いつかいっしょになれたら


 毎年決まって山を登る あなたの大好きな秋桜に


まったりしてくだされば幸いです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 愛しい人が亡くなられたんでしょうか。 情感たっぷりで感動しました。
2021/10/14 23:02 退会済み
管理
[良い点] 哀愁漂う感じが良いですね!
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