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執筆停止2  作者: 倉星リオ
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本とは昔の記憶媒体のひとつ

こんな時代だというのに、

自分はガラケーを持っている。

ネットに繋いでいなく不便だ。


コーヒーが来るまでのこの間の時間を

どうすればいいのか悩んだ。


ただ本を眺める。

あれは、もしかして……そうだ子供の頃に読んだ本だ。


近づき手に取る。とても懐かしい。


内容がわかっていても楽しいものだ。


「お待たせいたしました。コーヒーでございます。」


気付けばコーヒーが来ていた。


いい年をした男が絵本を楽しそうに読んでいるという醜態をさらしてしまい、思わず破ってしまいたくなってしまった。


「あっありがとうございます。」


おかれたコーヒーを凝視する。

まだやはり顔を見ることが出来ない。

    





「私とても好きなんですよ。

この本面白いですよね。」




ドキッとした。告白されたのかと勘違いした。

  


「どっどうぞ」



高鳴る胸を押さえつつ、

本を思わず彼女に押し付けてしまった。


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