1.仲間?ゲットだぜ!
ども。魔法少女なぎたん☆ミ(ゞω・)です。
1章の始まりです。
あっさり、トントン拍子ですすむので
読み流しにオススメです。
「よし!」
ハクアは支度を済ませると奴隷商へ向かって歩き出した。
「おい、ここはガキが来るところじゃねぇ。帰んな」
「はぁ」
ため息をつきながら、白金貨をちらつかせる。
(ラノベでよくこういうふうにやってたよね。)
すると、ハクアの予想?通りに奴隷商人はもみ手をしながら様子を伺ってくる。さっきとは比べ物にならない程の低姿勢だ。
「た、大変失礼致しました。どうぞ、こちらへ」
見事な揉み手だ。そして、店内へ案内される。初めにいるのは見目麗しい女性達。
ガラスの中にいて、生活はなかなか良さそうだ。
(見た目がしっかりした方が高く売れるからかな?)
性奴隷分野で売り値は白金貨3枚や5枚の高額だ。
ハクアには見向きもせずに、貴族と思わしき者や格好の良いものへ流し目をする。
(ここにいる人たちは自分である程度買い手を選ぶんだろうね。どうせなら、格好よかったり、金持ちがいいだろうから。)
その次には男の性奴隷。そして、犯罪奴隷、労働奴隷と続いていた。
しかし、ハクアは不思議だった。
(前の私だったら、こんなの見たら耐えられなさそうなんだけどなぁ。あ、もしかして戦神の加護の精神強化のおかげなのかな?)
「以上で、一通り見たことになります。それでは、本日はどのような奴隷をご希望ですか?」
「んー、白金貨3枚以内で、冒険者だった経験がある人がいい。種族や分野はなんでもいい。」
「わかりました。少々お待ちください」
それから、連れてこられたのは4人の男女。
一人目は20代の金髪の男。ある程度筋肉がついてる。犯罪奴隷だったようだ。
二人目は俯いて顔は見えないが女。
年齢は分からないが、20代くらいに見える。
借金が返せずに奴隷落ちしたらしい。
三人目は強気そうな15くらいの茶髪の女の子。
別の奴隷商人から買ったらしい。
4人目は20くらいの黒髪黒目の男。
彼も同じで別の奴隷商人から買ったそうだ。
(そーいえば、黒髪黒目って初めてみたかも。どことなく、日本人に見える。もしかして……)
「ねぇ、名前は?」
「……」
「あなただよ。大学生ぐらいのお兄さん?」
「ッつ!?」
「……やっぱり。名前は?」
「……キョウヤ。キョウヤ・スズミヤ。」
「なるほど。」
ハクアはにっこり笑って奴隷商人に問いかける。
「彼はいくら?」
「彼は性奴隷ですので、白金貨6枚と金貨5枚です。元Bランク冒険者ですよ。しかし、病で先が長くありません。なので、白金貨2枚ですよ。見た目も腕もいいのですが、病気持ちで長くは生きれないものですから……」
「直せないの?」
「高位神官様でも無理でしたので……」
「ふーん、はい。白金貨2枚。」
「確かに。では、彼の首輪に触れてください」
ハクアが触れると、眩く光る。
「これで完了です。」
「簡単なんだね。ありがと」
「是非今後もご贔屓に。」
そうして、店を後にした。
大体1話1000〜2000文字ぐらいで行きます。