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最強で不死だった私の冒険譚  作者: 黄昏の罅
0-序章
7/39

6.精霊と眷属

どもども!ブクマ5件!嬉しいです^^*

ありがとうございますっ!


*訂正のお知らせ*

11月7日、ご指摘により、

下部の幻夢奏花の報酬を白金貨2枚と金貨5枚から、

星金貨2枚と白金貨5枚に訂正しました。

ご指摘ありがとうございます。┏●

また、ご迷惑お掛けしました。

「ふぁー、よく寝たぁ」



午前7:30。ハクアは伸びをして、ギルドへ向かった。



「うーん、いいの無いなぁ」


「おはようございます、どうかなさいましたか?」


「あ、おはようございます。いえ、森に用事があるので、ついでに受けられる依頼を見てるんですけど」


「でしたら、こちらがおすすめですよ」



受付嬢が出したのはBランク『幻夢奏花げんむそうか』の採集。報酬は金貨50枚。



「採集なのに、なんでこんなに報酬が高いの?」


「幻夢奏花はとても貴重なうえ、C以上の強い魔物が好む匂いを出します。なので、低ランクは受けられませんが、高ランクは割に合わないのでやらないといったふうにいつでも、品薄状態なんですよ」


「なるほど、じゃあ、探してみますね」


「ありがとうございます。お気を付けて。」









「よし!ここなら、人は来ないでしょ」



街のすぐ隣。ガザンの森とよばれるの深部。

彼女は知らないが、この森の深部の難易度は基本的にAだった。気配探知で周りに人がいないのを確認すると、眷属召喚をしてみることにした。



「えーっと、我が魔力を呑み、この声に応えよ。我が望むは従順で強き者なり。」



ハクアが伸ばした手の先から、膨大な量の魔力が溢れ出る。それは衝撃波を生み出し、周りの木を薙ぎ倒す。その余波で木々がざわめく。



(眷属召喚ってこんなにやばいやつなの!?)



実際は、彼女が魔力を注ぎすぎた事が原因だった。本来はちょっと風が起こる程度だ。

そして、光が収まると、そこに現れたのは角の生えた人のようなものだった。しかし背中には黒い羽のようなものがある。ハクアに跪き、頭を垂れる。



(悪魔みたい……)



「我が主よ。我は悪魔公デーモンロード。強大なる主の眷属となれることを喜ばしく思う。」



(本当に悪魔だったー!?しかも、悪魔公デーモンロード!?明らかに上位のやつでしょ!?)



「貴方様さえ良ければ、名を付けて欲しい。それが契約となるのだ。」


「わかった。じゃあ、あなたの名前は」



(ポチってら顔じゃ無いよね。タマはメスの名前ぽいし……そうだ!)



「あなたの名前はデルタ。よろしくね」


「この不肖デルタ。一生をもって付き添いましょうぞ。」



(よし!とりあえず、鑑定!)



個体:悪魔公デーモンロード デルタ

種族:魔王種

レベル:157


「はぁっ!?」


「我が主よ。どうかなさったか?」


「い、いや、魔王種って……」


「さすが我が主!鑑定をお持ちなのですね!主はご存じ無いかもしれないが、現在の魔王は

炎の魔王 イフリート

氷の魔王 ポセイドン

森の魔王リカード

だ。地の魔王 ディートリヒは先代の勇者により、討伐されている。魔王種は同時に4体しか存在できぬゆえ、我が4体目であろう。さすが、我が主よ。魔王種をうみだそうとは。」



(やばいやばい、ま、魔王作っちゃったよ!?要するに、先代の勇者の努力無駄にしちゃったの!?あぁあ!ごめんなさいぃい!!)



「あ、主?」


「なんでもないよ……戻っていていいよ」


「了解した。」



音もなく消える。ハクアは周りをみて、ため息をつき、



(大丈夫だよね?私が手綱を握っておけば良いんだよね?神だもんね。問題ないよね??はぁ、取り敢えず、帰るか…)



《止まれ。強き力を持つ者》


「だ、だれ!?」


驚いて叫ぶ。確認しても、気配探知には一切の反応がないままだ。


《俺は全ての精霊王を統べるものだ。》



目の前に現れた黒髪のイケメンに警戒しつつも聞く。



「は、はぁ。そんな存在が、私に何の用?」


《俺は強過ぎて、1度しか契約したことがない。契約したくても、誰も俺の魔力に耐えられない。飽きていたところに、膨大な魔力を感じた。過去の1回すらも仮契約しかできずに、つまらなかったんだ。どうだ?俺と契約してみないか?全ての精霊魔法を使いこなせるぞ?》


(うーん、確か精霊魔法って魔法よりも純粋な力?だったっけ?制御しやすいし、魔法より神聖視されるんだよね?な、なら!もしデルタが見つかっても、私が精霊魔法使いこなせれば、大分処罰が軽くなったりしないかな!?それに、精霊帝って第二席じゃなかったっけ?魔王より上位だもんね!)


「こちらとしても、お願いしたいくらいだよ」


《では、名を呼んでくれ。それに、俺が応えれば契約完了だ。》


「えーっと、じゃあ、エヴィル・アブソリュートリー。」


『彼の者を我が主とし認める。』



魔法陣のようなものがハクアの足元に現れ、眩い光が彼女を包む。収まると、エヴィルの姿は消えていた。



「エヴィル?」


『大丈夫だ。魔力が主のに馴染みきってないだけだからな。安定するまで、人の姿は取れないんだ。』


「なら良かった。」


『俺はこの森の最奥に住んでいる。いつでも名を呼べ。すぐに向かおう。』


「わかった。あっ!そうだ、幻夢奏花って知らない?」


『もちろん、知っているぞ?この季節になると、俺の住処の周りに咲き乱れて綺麗なんだ』


「さ、咲き乱れる?」


『あぁ。どうかしたのか?』


「えーっと、5輪ほど譲ってもらってもいい?」


『勿論だ。手を出してくれ。』


ハクアが手を出すと

ふぁさりと手の中に美しい花が5輪現れた。


「ありがとう!これで、金欠から逃れられるよ」


『金欠だったのか……』


「うん。それじゃあね」


『あぁ』



(な、なんか、色々あった1日だったなぁ)








そのまま、ギルドへと帰った。


「おかえりなさい!用事は済みましたか?」


「あ、あははは、まぁ。それより、これ。幻夢奏花。」


「は、はぁ!?ご、5輪ですか!?ほ、本物ですよね!?鑑定官!今すぐ来て!!」


「今、こっちも忙しいんだけどー?」


「幻夢奏花5本よ!至急!」


「なっ!わ、分かった」


「あ、あのこれは、どちらでみつけられたので?」


(たしか、エヴィルは最奥にって言ってたよね)

「えーっとガザンの森の最奥に」



「し、正気ですか!?あの森の最奥には精霊王をも上回ると言われる存在がいるのですよ!?鷹の姿をしていると言われ、その膨大な魔力に当たると、身が焦げるような痛みに襲われるとか……」



(エヴィルのことだね。うん。身が焦げるとか言われてるじゃん……)


「も、もしかしたら、勘違いで最奥じゃなかったかもなー、なんて」


「で、ですよねー!全く、焦らせないでください!はぁ、で、報酬です。250万Gで星金貨2枚と白金貨5枚です。ご確認ください。」


(お金の単位ってGだったんだー!?知らなかったぜ……皆、枚数でいうもんだから……もしかしたら、大きい数は読める人少ないのかな?日本とは違うしね)



「はい、ありがとうございます。」


「では、またのお越しをお待ちしています。」



ギルドを後にし、山羊の眠り小屋に向かう。



「あっ!おかえりなさい!お疲れ様です!」


(あぁ、癒されるぅ)

「ありがと、君もお仕事お疲れ様。」



そのまま、部屋に向かう。



(考えてみれば、まだまだ知らないことばっかりだなぁ。そうだ、奴隷を買ってみようかな。奴隷なら、秘密をばらされる心配はないし、話し相手にもなってくれるよね。聞きたいことを聞いたら、解放すればいいだけだし。あ、解放するなら、元々冒険者とかで、復帰すればすぐ稼げるような人が良いよね。養ってもらわないといけないひとを解放するのは自己満足以外のなんでもないし」



そして、ベッドに倒れ込むと意識を手放した。

ブクマ、評価、コメント待ってます!

読みにくいや、字間違いなどあったら、ご指摘ください!

(✿◕ ‿◕ฺ)ノ))。₀: *゜✲ฺ

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