あとがき・創作メモ
※警告※
物語の核心に迫るどころか核心そのもののネタバレ、裏設定、バックグラウンドも含みます。物語本編より先にこちらを読むのはおやめください。
【あとがき】
えっと、お読みいただき本当にありがとうございました。岩淵笑実、もとい神無月愛と申します。
この物語は『My Spotlight』(http://ncode.syosetu.com/n6346y/)の登場人物である岩淵笑実が作中で書いた劇の小説版となっております。
……となんだかヤヤコシイ出だしでございますが、実はこの内容のご挨拶、二回目なのです。前回は『永久の翼 ~Towa's Wings~』の時で、これも今回と同じく『My Spotlight』中の劇。まあ二度目なので、これ以上この手の概要をずらずら書くのはやめておきましょう。
今回、今まで以上に書きながら何度も読み返して矛盾点や不自然な点がないよう確認しながら書き進めていたような気がします。もちろんプロットや設定は別に纏めているので大筋に齟齬は生じない筈なのですが、文章化しながら決めたような細かな点も矛盾してしまうとまずいので。そのくらい気を遣って書いた物語と言えるかもしれません(普段が細部に拘らなすぎるだけかも知れませんが)。このあとがきを書く前にもまた読み返しました。自分が好きで書いた話だし、内容は大体頭に入っているので苦にはならないのですが、60部近く読み返すとなるとちょっと……いや、かなり骨が折れます(笑)。
第一部投稿(2012/6/6)から実に一年八ヶ月。PrologueからEpilogueまで全59話91,458文字というこの長い物語を読んで下さった方にはただただ感謝の気持ちでいっぱいです。お付き合いくださり、またこのあとがきまで読んで下さり、本当にありがとうございました!
【創作メモ】
書きながら考えていたことや今思うことをつらつら書いてみようかと。部分ごと=シーンの切れ目ではないので、適当に数話ずつまとめて書いていきます(いい加減でごめんなさい;)。
◆全体
一番最初に構想を練っていたのは、2010年秋~11年初め頃。ふっと『訳も分からず襲われた女の子が訳も分からず救けられ、「私は何に巻き込まれたの?」→自分のルーツを探す』というワンシーンが降ってきたのがきっかけでした。ここから主人公のキャラ、彼女にまつわる人々と過去がどんどん膨らんでいってあっという間に全体像が見えたなって印象があります。そして趣味をとにかく突っ込みました(笑)。舞台が中世ヨーロッパ風になったのは、この頃(高校時代)の私が世界史選択クラスだった為。
全体を通しての主人公はノエル……である筈なのですが、視点は行ったり来たりするし、出来事の大事な部分にあまり絡んでこないし、ノエル置き去りで事態が進むし……どうにも影の薄い主人公となってしまいました。もうこれは群像劇でいいんじゃないかな。
◆「Prologue ぬくもりの記憶」
『ノエルの見ている夢』のシーン。
夢の中でははっきりしていた筈なのに、目が醒めたら肝心なことがおぼろげだったり細部が妙に鮮明だったりしますよね。自分の記憶や無意識下が反映されるので、自分に分からない事は夢の中でも分からない……そんな事を考えながら書きました。『ノエルの頭の中にある八年前のあの日の記憶』ですが、主観や記憶違いが入るので事実とは多少違うと思われます。
地の文はノエルの一人称で「僕」となっていますが、セリフ中には一人称入れられなくて困りました。八年前当時はちゃんとお嬢様していましたからね。
◆「Ⅰ 裏路地の少年」「Ⅱ 薄紅の令嬢」
愛すべき弟キャラ・ロビンくん登場。ここであえて彼を「女の子に間違えられた」と描写したのは、ノエルとの対比の為ですね。ノエルの性別は出さず、ただ一人称が「俺」であるだけ。
ローズ嬢は書いていて楽しかったです。全体を通して。一番思ったこと全部表に出してくれる子だし、感情の変遷が分かり易いし、テンションの高さとはっちゃけっぷりはとても使いやすい。
◆「Ⅲ 罠の中」「Ⅳ 黒い刃」「Ⅴ 黒と白の騎士」「Ⅵ 守護の手」
この物語の「きっかけ」となったシーンを色々といじくって膨らませた結果がここです。まだまだ物語のスタート……動きより人物描写が多いですね。せっかく騎士が二人揃ってるのに戦ってくれない。実は、クライマックスにこの二人の一騎討ちを入れるのは既に決めていたから敢えて避けたのです。でも今思えば、ここで一度やっといても比較できて良かったかも。
今回は『対』になっているものがたくさんあります。第五話のサブタイトルにもなっている『黒と白の騎士』、つまり黒い服に身を包んだアレスと白い騎士装束を纏ったオニキス、というふたりも『対』のひとつ。似たもの二つを比べると違いが際立つのは、データ分析の常套手段でしてよ(何
◆「Ⅶ 小さな屋根の下」
養母マーヤとその一人息子エディの登場シーン。更新した時の活動報告にも書きましたが、『箸休め』です。そして伏線。ノエルはマーヤにとって『とても大切な子』……ただの養い子ではないのを出したくて。また、『わけもなく不安』というのも私はよく使います。人間のこういう勘はバカにならない。
◆「Ⅷ 証の指環」「Ⅸ 偽りの理由」「Ⅹ 騎士の仲間」
主人公ノエルの正体が少しだけ明らかに(やっと)。まあ明らかにと言ったって『女の子であること』『身分が高いこと』しか分かっておりませんね。
そしてガーネットとイリス登場。イリスは女とは言わないが男とも明記せず、対してガーネットは男勝りではあるが見るからに女の子。彼女も実は可愛い顔しているのですよ。オニキスの妹だしね。この物語はとかく美形が多いです(笑)
◆「ⅩⅠ 妹の想い」「ⅩⅡ 襲撃者の思惑」
アレス・ローズ兄妹とリーさんの回。
ローズちゃんのブラコンっぷりがよーく出たシーンじゃないかと思います(笑)。お兄ちゃん大好きです。お兄様の敵は自分の敵。しかしお兄様に変に近づく輩も許せない、という……一歩間違えばヤンデr(以下略
◆「ⅩⅢ 伯爵家の娘」
ミカエル兄様の初登場回。ノエルが彼の家族もしくは大切な存在であることを、オニキスとの会話の中身だけで表してみました。あえて「兄」と明言はせず、まだご想像にお任せします状態。
この物語には爽やか系貴公子ミカエルをはじめとして、美形で紳士な騎士オニキス、孤独と闇を抱えたアレス、寡黙な異国人リー、可愛い弟くんロビン、気の優しい少年エディと見事にタイプがばらばらの男性陣六人が登場しております。(これに男装の麗人イリスを加えてもいい。)誰が好きかは完全に個人的好みの問題になってくるとは思いますが、如何でしょうか?(笑)
◆「ⅩⅣ 真の姿」「ⅩⅤ 知る覚悟」「ⅩⅥ 運命の選択」
ノエルお嬢様お色直し(違う)。ドレス姿で再登場です。
くどいようですがこの物語は劇を想定してプロット立てているのです。で、この前二つの場面は『ノエル役』の着替えの為だったりします。伏線として入れたかったのはもちろんだけど。
◆「ⅩⅦ 再会の涙」「ⅩⅧ 別れの時」「ⅩⅨ 少年の選択」
ノエル、再び裏路地へ。
ロビンくん最初の見せ場、かつマーヤさん最大の見せ場。ロビン可愛い。というか男前! 『僕、今までノエルにはいっぱい助けてもらった。お返しがしたいんだ。一緒にいられたら、僕にだって何かできる事があるかもしれない。』なんて……自分で書いてキュンキュン。彼の決めゼリフですね。マーヤは、ノエルの正体を知っている事がここで分かります。じゃあ彼女は何者?という……。そしてマーヤの決めゼリフ『守りたい存在はあなたを強くしてくれるわ。』この言葉は終盤まで引っ張りますね。
◆「ⅩⅩ 挿話 ~紅と赫~」
お転婆娘×2。これもまた『対』となっている二人。「妹」「17歳」「イメージカラー赤系」と共通点がたくさんありながら対極です。
物語本筋にはあまり影響のない息抜きシーンでした。
ここのシーンを台本の形にしてサークルに持って行ったのも最早いい思い出(遠い目)。
◆「ⅩⅩⅠ 悪夢の続き」「ⅩⅩⅡ 守るために」「ⅩⅩⅢ 言葉の刃」「ⅩⅩⅣ 重い祈り」
悲劇というか惨劇というか。前話が明るかったものだから、一気にどシリアスになったこのシーン重さが半端ないです。落差が酷いからかな。
これに限らず、登場人物の死は私にとっても辛いんです。わりとどの物語でも人が死ぬからあまり信じてもらえないかもしれませんが、本当は誰にも死んでほしくない。全員が生きて、幸せになって物語が終わればいい、そう思っています。でも物語って本当に作者の思い通りに動いてなどくれないんです。作者は自分が創った世界の神様になれない。私はそう思います。
◆「ⅩⅩⅤ 濃紺の瞳」「ⅩⅩⅥ 後悔の償い」「ⅩⅩⅦ 記憶の欠片」
ノエル&ミカエル兄妹の再会。
ミカエル兄様の人物描写には思いっ切り凝りました。爽やか系貴公子。頼もしい雰囲気に若々しい笑顔、悪い意味じゃなく二面性を持った人です。どっちかって言うと、第13話の『子供のように顔を輝かせた』彼が素ですかね。ブラウンの髪は母親譲り。目の色の『ミッドナイトブルー』は語感も色も好き。
『頼もしい広い背中』? 作者の好みのタイプですが?(笑)
◆「ⅩⅩⅧ 偽りの姿」「ⅩⅩⅨ 同じ理由」
『イリス。あなたも、女性なんでしょう。』
ロビンくん鋭い。そもそもイリスという名は女性名です。出典はギリシャ神話の虹の女神……って辺りで、実はアレス(こちらもギリシャ神話、戦と破壊の神)とのつながりも伏線張ってました。でもほら、アレスはギリシャ神話の中でわりと(あまりいい意味でなかろうと、ビミョーなエピソードが多かろうと)メジャーな神様であるのに対し、イリスは……そんなに有名じゃないのよ。個人的にはすごく好きな人(じゃなくて神様)なのだけど。
それと、男装の麗人イリスっていうと思いっ切り『グイン・サーガ』と被るのですよね……。これに影響された訳ではないのよ。上の由来で名付けて、定着してからタヴィア様の事を思い出したという……そこまで忘れていたことも酷いな私。そして『グイン・サーガ』といえば外伝(キタイ編)にヴァニラちゃん出てきましたが……ノエルと似てるよおおぉぉぉと泣いたのはまだ記憶に新しい去年の話(外伝読んでいなかった)。
◆「ⅩⅩⅩ 母の面影」
サーヤ様、初登場回。キャラクターとしてはプロローグで出てきていましたが、現実のシーンではこれが初。姉マーヤと瓜二つの女性です。初期は『双子』って設定もつくってた気がします。しかしその後、主に年齢設定上の理由からなくなり二歳差になりました。その代わりと言っては何ですが、アレスとイリスは双子の兄妹です。
舞台としてのこの物語の話をしておくと、サーヤ役とマーヤ役は一人二役です。ほら、ちゃんと兼役できる時間的余裕あるし髪型変わらないし衣装だって(以下略)。
◆「ⅩⅩⅩⅠ 過去の謎」「ⅩⅩⅩⅡ 私の家族」
本当は一つにまとめる筈のシーンが、暴走しました。メインは32話の方です。
過去のナゾの話題持ち出して情報を整理しようとしたのが失敗だったような気がします。状況説明って文字数削れなくて難しい。けどここで言っておいてくれないと、ごちゃごちゃのまま話が終わるので。
◆「ⅩⅩⅩⅢ 闇の中」「ⅩⅩⅩⅣ 過去の憎しみ」
アレス過去談。
このシーンも個人的に結構好きです。特に34話中盤、気持ちが昂ったアレスが壁殴るあたりとか。イケメンが歯を食いしばって壁殴ってる顔とか想像だけでグッとくるので描ける画力下さい。というか誰か描いてください。←
◆「ⅩⅩⅩⅤ 淡い夢」
ノエルの夢シーン、パート2。BGMはオルゴール調とかで宜しくお願いします。
これも『八年前』なので、ノエル7歳、ミカエルとオニキスが14歳、リー15歳、ガーネット(よく見ると出ている)9歳。小学女子と中学男子くらいか。ちょっと描写を幼くしすぎたかな?
◆「ⅩⅩⅩⅥ 夜明けの光」
視点はガーネットですが、イリスとオニキスの伏線を張りたくて入れたシーンです。オニキスがイリスを抱き寄せるシーンはお気に入り。
妹にわざわざ『イリスを頼む。』と言ってしまったオニキス。この時点では言いませんが彼は既にイリスが女性であることを知っており、彼女に惹かれているのだから『弟のように思っている』は大切にしていることを誤魔化す嘘。本当は兄弟よりももっと大事な、守りたい存在……。そう思って読んでいただくと、このシーンの持つ意味合いが変わってくるんじゃないかと思います。
◆「ⅩⅩⅩⅦ 暗き焔」
『八年前』の事件に関する回想、2アングルから。
なかなかミカエルが感情を爆発させるシーンて少ないので、年相応の少年らしいミカエルが書けたのはけっこう満足です。『嫌だ、まだ行かない。ここで、父上と母上とノエルが来るまで待つ。』のあたりとか。オニキス&ミカエルという主従二人組の関係性は個人的に好き――なので腐らせたりなんかされたら泣くぞ(笑)
◆「ⅩⅩⅩⅧ 大切なもの」
アレスの思考、そしてローズの想い。前半アレスは考えを全く口に出さず、後半ローズはリー相手に全部ぶちまける、というのもある意味対照的ですね。
アレスが失った『彼女』とは誰なのか。ここで分かっているのは『アレスの母が「あの子」と呼ぶこと』『アレスと彼女を引き離したのは彼の母だということ』『彼女が母の面影を受け継いでいること』そして『今、近くにいること』。勘のいい方はここでアレスの姉or妹と推察されるでしょう。そして気付かれるかもしれませんね、29話ラストで兄弟に会えたと話したイリスが『兄さん』と呟いていることに。
◆「ⅩⅩⅩⅨ 嘘の道」「ⅩL 彼女の強さ」
イリスとガーネット、女騎士二人のガールズトーク(ちょっと違う)。
二人の胸の内が語られる、かなり力の入ったシーンです。特に力を入れたのがガーネットの言葉『嘘じゃないわ。(略)あなたは「イリスという男性」として生きることを選んだだけ。これがあなたの生き方なんでしょう? 生き方を、嘘と呼んではおかしいわ。』長期間女しかいない環境に身を置いていた所為か、男だ女だっていうのが煩わしいと思うようになってしまって。男女なんかどっちだっていいじゃん、私は私っていう個人だ!という作者の考えがセリフにも表れました。
◆「ⅩLⅠ 彼らの想い」「ⅩLⅡ 癒えぬ傷」
ロビン&エディ。
エディ……じれったい! 彼はとにかく『ノエルを見つめている』描写が多いです。本人も気付いていないんだけど。『ずっとノエルを憎んでいたくなんかない。ずっと憎んでいることなんかできない……』だって好きだから、と。
42話最後の『明るい陽射しから逃げるように』室内へ入っていったエディの姿は、43話『薄暗い室内へと戻ってきた』アレスとだぶらせています。
◆「ⅩLⅢ 二人の陰」
リー過去談。
ここでは何か明かされるというより、本人が肝心なところを話したがらないので次話への導入ですね。
◆「ⅩLⅣ 別れ道」
『八年前』の事件に関する回想パート2。時系列としては37話の直後くらい。アロン(=リー)を中心に描いています。
彼がここで名乗る本名『リー・ハイロン』。これは、姓・名の順です。しかしこの物語の舞台は名・姓の文化圏。これによりアレスは『リー』が彼のファーストネームだと思った模様。苗字を呼び捨て、と本人は思っていません。
◆「ⅩLⅤ ふたつのサファイア」「ⅩLⅥ ふたつの約束」
サーヤ&ノエル母子。どちらも人前では泣けず、こんな所までこっそりやってきて独りで泣く……似たもの同士ですね。
内容としては、サーヤとマーヤ姉妹の話。この子達可愛くてお気に入りです。サーヤが『大好きな姉』を語るにあたり、私の妹に協力を頼みました。妹の立場としては、しっかり者で出来のいい姉が自分に対してどんな態度だったら嬉しいのか、とか。私も妹を持つ姉ですが、私はマーヤみたいによく出来た子じゃありません。
◆「ⅩLⅦ 少年の後悔」「ⅩLⅧ 騎士の息子」「ⅩLⅨ 僕の"Lady"」
エディくん見せ場。オニキスとそれぞれの持つ『後悔』について話す……のが中心なんですが、恋する乙女ならぬ恋する男子同士(笑)トークが個人的に好きです。『守りたい女性があれば、男は誰でもその女性の騎士になれる。』エディパパ超かっこいい。僕も騎士になりたい(おい)。
決めゼリフを選ぶなら、『二人を守る』と言ったノエルへのこれ。
『ノエルはそんなことしなくていい! 君は女の子じゃないか。女性を守るのは男の役目だって、母さんにも言われた。だから……僕が守る。僕、ノエルを守れるようになってみせるから!』
◆「L 最後のはじまり」「LⅠ 敵の手中」「LⅡ 炎の瞳」「LⅢ それぞれの闘い」「LⅣ 最後の決着」「LⅤ 白と黒の戦い」「LⅥ 生き別れの兄弟」「LⅦ すべてのおわり」
クライマックスシーン!
めっちゃ長いです。長いのは想定内だけど、まさか八話に分かれるとは……。
ここの部分はほぼ全編とおして殺陣シーン。戦ってる動きの描写、苦手なんですよね。私の知識不足と言われればそれまでなのですが。メインはもちろん最後のアレスvsオニキス。私に絵が描けるなら……ここは、このイケメンvs美形は是非マンガ形式で書いてやりたかった。
死の間際の人間がどんな行動をとるのか、自分なりにすごく考えました。今回のアレスについては『理性のタガが外れる』という方向で。欲望のままに何かを求める姿――それは『死にたくない』という欲であったり『相手への仕返し』であったりするかもしれませんが、彼は『独りになりたくない』と――そんな痛々しくどこか哀れな姿を描こうと思いました。57話書きあげた後、少しだけ泣いた。
◆「Epilogue 未来の光」
後日談まとめ。全員分入れようとしたら長くなっちゃいましたテヘペロ。
第二部はオニキスとイリスのらぶしーん。この二人好きです、本当に。今回個人的に一番死なせたくなかったのがイリスでした。最初に彼女の死が私の中のストーリー上に出てきてから、何とかならないかと色々なルートの物語を、彼女が死なない道筋を何種類も書くという抵抗を試みました。けど結局ダメなんですよね。どれもしっくりこなくて、結局最初に書いたストーリーに戻りました。運命ってあるんだな。
第三部はノエル&エディ。第二部がしっとりと大人っぽいカップルだとしたら、こちらは可愛くて微笑ましい! 肩組んで抱き寄せて、そっぽ向いて赤くなってるとか何なの少年可愛い。書いたのは私ですが。
ちっちゃい点だけどどうしても入れたかったのが、サーヤの『あなたも私の……私の大切な子よ』という言葉。『大切な子』……これは、マーヤがノエルを思う時の言葉。姉が自分の娘を守ってくれていたように、自分も姉の息子を大切に育てよう、というサーヤの想いを込めました。




