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小杉祐輔の呟き その1

澄香(本編主人公)の元彼(自称フェミニストのモテモテナンパ男)の呟き。

Web拍手のお礼SSだったものの再録です。

 宮本澄香は奇妙な女だ。

 二年くらい前になるか。二人の関係が恋人という時期もあった。

 期間は確か三ヶ月と8日と5時間36分。

 澄香の方からつき合ってくれといってきて、俺の方から別れを告げた。

 ま、オレとしちゃあ、いつものパターンだ。

 オレは、こういってはなんだが、ハッキリ言ってモテる。

 顔もスタイルもよくて、フェミニストだから、女が放っておかないのだ。

 恋人がいると分かっていても、女達は言い寄ってくる。

 当然恋人は嫉妬する。

 自分だけを見てくれと、自分だけに優しくしてくれと言い募る。

 束縛されるのが嫌いなオレは、そんな女に別れを告げる。

 捨てないでと、浮気してもいいから別れないでくれと追いすがられることは毎回だ。

 周りの男達は、

「モテる男は大変だな」

 などと言いながら、嫉妬と羨望の眼差しを向けてくる。

 けれど、モテるのは、オレの責任じゃない。

 向こうが勝手に好きになるんだ。

 だから。

 澄香に二度捨てられかけたことは、絶対に内緒だ!


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