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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。

見せパン店パン! ~チアガール衣装のみのアンスコ見せまくり女子が世界を救うわけじゃないけれど、それなりには、かわいらしい。あんすこ、あんすこ、あんすこ、あんすき~

作者: 栗野庫舞
掲載日:2026/04/04

チアガールの格好をした友人女子「好きな下着? 当然白の無地でしょ。他の色とか模様つきだったりしたら、見せパンはいてたら透けちゃうじゃないの。……ああ、でも、透けるのも楽しめるか。ごめんなさい、答えは保留(ほりゅう)にさせて頂きます」

 あなたは友人宅にいる。彼女の部屋の座布団に、女子のあなたが座る。あなたの前には、小さめの角型テーブルがある。


 友人女子はチアガール衣装を着ていた。あなたから見て、テーブルの後ろ側で立っている。彼女はチアガール姿なのに、両手にポンポンは持っていない。


「今日は見せパンについて、お話するね」


 女子同士のくだらない話の開幕が、彼女によって告げられた。大抵彼女のほうが、話題の主導権を持っている。わざわざチアガール姿に着替えた彼女の提案に、あなたは異論を唱えない。


 彼女のチアガール衣装は上が半袖で、裾は下のミニスカート内側に入れている。半袖は大部分が白で、中央部分に薄青で帯状の太い線が入り、内側に『CheerLeaderチアリーダー』の白抜き文字がある。ミニスカートも同じ薄青色。それと、黒いロングソックスをはいている。


「見せパンとは、見せてもいいパンツの略語です」


 そう説明した彼女は、大胆にスカートをたくし上げた。白いアンダースコート……見せパンがあなたの目に入る。


「アンスコはオーバーパンツで下着じゃないという意見もありますが、今は下着扱いにします。ご了承下さい」


 彼女の見せパンの下のほうに、あなたは注目する。ヒラヒラとした白のかわいいフリルが、下部一帯で華やかさを演出していた。


「こんな感じで、見せパンには()せるための装飾がつく場合が多いです。もう見せることが前提のパンツなんじゃないかって思えるぐらいに」


 次に彼女は、あなたへと背を向けた。彼女の背中で垂れる黒髪は長く、一本の三つ編みにまとめられている。


 彼女がスカート後ろ側をたくし上げれば、アンスコの下半分にたくさんフリルが並んでいるのが分かる。前部よりも豪華で、四重になっている。それと、あなたから見て左下のほうでは、白い下着が少しはみ出ている。いわゆるハミパン状態だった。


「私の下着をあなたが見るには、二つの方法があります。一つは、今みたいに私がスカートをたくし上げて、下着を見せる時。もう一つは……」


 彼女はたくし上げをやめて、背後のベッドの上にのぼって立った。


「こうやって、下着が見えちゃう時です」


 あなたの座る低い位置からでは、彼女が立っているだけでミニスカートの中が見える。


「見せパンを、見せるためのパンツだと仮定します。今の見えちゃっている場合なら、私があなたに見せてるつもりはなくても、見せパンだから見せてるってことになるよね」


 そう言って彼女は、ベッドを椅子代わりにして座った。あなたと角型テーブルを挟んで向かい合う。


 彼女はミニスカートを押さえているので、中は見えない……というのは長続きしなかった。彼女が下を向き、ミニスカートをすぐにまくり上げる。


 スカート内側のチアガール衣装の裾、白いアンスコをそれぞれ上下にずらして、強引にへそを出す。それを彼女が自分で見る。あなたも、何をしているんだと思いながら、彼女の動きを眺めていた。


「こんなふうに私がおへそを確認している時も、見せパン着用中だから、下着を見せてるってことになります。見せパン着用時は見せてるつもりがなくても、『下着が見えちゃった』ではなく、『下着を見せちゃった』になるというのが、私の持論です。……ご清聴ありがとうございました」


 彼女はミニスカートから手を放したら、ベッドから立った。


「ちょっと待っててね」


 あなたを置いて部屋から出た彼女は、お盆を持って戻って来た。上には飲み物のコップ二つと、お皿が置かれている。それを彼女はテーブルに置いた。


 お皿の中央には、半分に切った丸い白(あん)パンがあった。


「今日はお店でパンを買ってきたの。つまり、店パン。私とあなたは仲良しだから、半分こ」


「いや二つ買って来いよ」


 あなたは乱暴に意見を述べた。


「店パンって言いたかっただけなので、数は一つでじゅうぶんなのでした。仲良しのあなたのご意見は、今後に()かすことにします。じゃ、食べよ?」


 彼女に店パンを勧められる。


 あなたは用意してもらう側にしては失礼な物言いだったかと反省しつつ、用意された半分の店パンと飲み物を、仲良く並んで食した。白(あん)パンは美味しかった。


「店パンが一個しかなかったお詫びに、本物のパンツを見せてあげる」


 飲食後、彼女は先ほどみたいにテーブルの向こう側へと回る。


「あんすこ、あんすこ、あんすこ、あんすき」


 唱えながら彼女はあなたの前で(かが)み、アンスコを膝下まで脱いで止める。そしてミニスカートをたくし上げた。


 あなたは彼女の下着を目撃する。アンスコからフリルをなくしたような、白一色の下着だった。


「どう?」


「見せパンと大差ない」


「見た目はそうだけど、これは見せパンじゃなくて、ただのパンだよ?」


 彼女はミニスカートたくし上げを維持しつつ言う。そのパンは肌を覆う面積が広いのに装飾はリボンすらなく、本当にただの白パンだった。


「パン言うな」


「さっき食べたよね」


 彼女は両手をミニスカートから放す。膝下の見せパンを上に持って行って、スカートの中で手を動かして再び着用する。


 その後に、改めて彼女はたくし上げ。白アンスコの正面をあなたに見せた。


「今日はこれで『見せ(じま)い』だよ」


「見せてばっかだったな」


「そんなこと言って、本当は見たかったくせにぃ」


 彼女の言葉にあなたは答えない。


「でも、いいよ。見ていてくれて、ありがとう。またのご利用をお待ちしております」


 たくし上げを終えた彼女は丁寧にあなたへとお辞儀した。


 結局アンスコばかりで、彼女のチアガールの格好が()かされることはなかった。


                    (終わり)

友人女子がアンスコ見せてばかりの話でした。


最後までお読み下さり、ありがとうございます。

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