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じゅうよん 次の日
翌日。
半次郎は、恐る恐るランプを開いた。
「……まだあるよな?俺のデータ」
昨日の大崩壊を思い出しながらログインする。
画面は――普通に動いた。
「おお、生きてる!」
しかし通知の数が異常だった。
『イベント補填のお知らせ』
『不具合に関するお詫び』
『ランキング一時リセット』
「全部やり直しぃぃ!?」
思わず声が出る。
さらにフレンドからメッセージ。
『昨日すごかったねw』
『逆に面白かった』
「いや笑い事じゃないから!」
だが、その中にひとつだけ違う通知があった。
見慣れない名前。
内容は――
『少し話せる?』
「……誰だこれ」
プロフィールを開こうとした瞬間、なぜか読み込みが止まる。
「え、またバグ?」
だが違った。
読み込み欄に、小さく表示される一文。
『非公開ユーザーです』
「……は?」
さっきまでの賑やかさが、一瞬で静かになる。
半次郎は、なぜか背中に冷たいものを感じた。
この世界には、まだ知らない“何か”がある。




