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リベリオン  作者: すこやか
6/9

第5話〜フクロウの孵化〜

何人かTwitterのフォローありがとうございます。

初めてなもので、何が起こっても嬉しいです。

朝になった。

よく寝た。

昨晩は夕飯を食べた後、倒れ込むように眠った。

あの事件から一睡もしていなかった。

丸2日ずっと起きていたってことか。

よく、試験(?)を合格できたものだ。




広間に行くと話し声が聞こえた。

マトリさんとクロウさんと・・・でかい!

クロウさんよりも10㎝ぐらいでかい人が話している。

金色の髪がライオンのたてがみのように顔の側面を覆っている。

てかあの見た目って・・・

「アベル。おはよう。よく眠れたか?」

「クロウさん!おはようございます!」

「アベル君!まさか一睡もしてなかったとは・・・昨日は無理をさせてしまいすみませんでした!」

マトリさんが勢いよく飛び出してきた。

すんごい申し訳なさそうだ。

まさか俺が起きてくるまで待っていたのか?

なんかマトリさんがいろいろ可愛くなってきた・・・

「マトリさん!大丈夫でしたよ。昨晩はぐっすり寝ましたから!」

「ガハハハハハハ!こいつが新しく〈爪〉に入隊したやつか!

明るいな、バトンみたいだ!」

大きい人が口を開いた。豪快に笑う人だ。

話すたびに「!」がつく。

「バトンの明るさはお前譲りだろう・・・」

正面から見て確信した。

この人はロバート=サンライズ。

カイジュを治める貴族だ。

若くして都市を立派に治める貴族というので有名だったな。

こんなに明るい人だったのか?!

新聞の写真で見た時と雰囲気が全然違うから気づかなかった・・・

「はい。アベルと申します。サンライズ・・・様」

やっべ!

貴族と話すなんて初めてだ!

作法とか全然知らない。

気分を悪くして怒られたらどうしよう。

「ガハハハハハハ!そうかたくなるな!ロバートでいいぞ!」

「アベル、ロバートは俺の古くからの親友なんだ。

2人で〈梟〉を設立したんだ」

「そうなんですか!?」

カイジュの貴族が革命をしようとしている団体の設立者?!

なんかすごい話だな!

てか国も思いっきり裏切られているじゃあないか!

世も末だな・・・

「お前には〈梟〉ができた経緯を話してやるよ」




俺とロバートはこの国、シキ王国の首都、マドンナで生まれ育った。

俺は一般の家庭に生まれ。ロバートは由緒正しき国の役人の家に生まれた。

普通関わりなんてないんだが、こいつはこんな性格だから・・・隣の家ってだけで仲良くしてくれた。

俺は〈金剛石〉の騎士にロバートは国の役人になって衰退していく国を立派な国にするため、努力した。

そんな最中、努力も叶い俺は〈金〉の騎士に、ロバートはカイジュの貴族にそれぞれなった。

何も最初から〈金剛石〉や国の役人になれるわけじゃあないさ、すんごい頑張ったんだぜ?

それからもさらに頑張ろうと思ったんだが・・・

国を治める側になって気づいた。

学生の頃は国の衰退は経済が低迷期なだけだと思っていが、違った。

国が、王達の政治が腐っていた。

王と貴族は私利私欲のために国民を苦しめていた。

俺たちのように正しい政治を行おうとしている者もいたが、問答無用で処刑されていた。

俺たちは国を内側から変えるのは不可能だと知り、革命を決意した。

ロバートにはそのままカイジュの貴族を続けてもらい国の様子を調べてもらっている。

俺たちは情報を受け取り国を腐らせているゴミどもを消す。

そして少しずつ仲間を増やして設立されたのが〈梟〉ってわけだ。




そんなことが・・・

2人は何年も前から国のために戦っていたのか。

「カイジュは俺が治めているから他の都市に比べて治安はいいもの、徴税権は国にあるから国民は苦しんでいる」

そうだ。うちの家族がカイジュにいたのも苦しいなりにしあわせな生活ができるからだ。

「こんな話をしてなんだが、アベル、お前は国よりも弟を優先しろ」

「クロウさん・・・」

そうだ。

この人たちのために、俺を助けてくれる〈梟〉に協力したいけれどまずはベゼルだ。

絶対に忘れてはいけない。

「その弟君についてなんだが、俺も調べてみよう。ロッキーにも何人か〈耳〉を送る。

早く見つかるといいな!」

「ロバートさん・・・」


「さて、寝起きで申し訳ないが、アベル。

お前には行かないといけないところがある」

クロウさんが話す。

まだあるのだろうか、昨日から色々なことがありすぎて頭がパンクしそうだ。


「この森の管理人のところだ」

そういえば小説投稿素人なので

おかしいところあったらTwitterのDMとかで教えてくださいー

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