第2話〜〈梟〉〜
そういえば書いてなかったけれど。
初めてネットに小説をあげます。
てか小説自体書くの初めてです。
文法とかめちゃくちゃです。
「移動する前にお前の両親を弔ってあげないとな」
「どうするんですか?両親の死体と俺がいきなり消えるのは怪しまれませんか?」
「うちの〈足〉に任せな!死体偽造は得意なんだ。両親の死体は偽物に、お前は、騎士と相打ちになったってことにしてくれるよ」
「そうですか・・・」
仕事が早い、もう何人かが後ろで指示を受けている。
慣れているのだろう。
「あの・・・さっきから言っている〈羽〉とか〈足〉ってなんですか?しかもあの騎士もあんたも魔法を2つ持っている。どうゆうことか教えてくださいよ!」
「移動しながら話してやる」
「母さん・・・父さん・・・」
改めて見るとひどい有り様だ、でも家の中のものが何も盗られていない。最初からベゼルが目的だったのか?
でもなんのために・・・
「急げ。日が登る前に出発だ。今からカイジュの森の中に行く。そこの森で埋めてあげな」
馬車で移動する。家にある必要なものを積んですぐに発った。
「あの、〈梟〉についてなんですけど」
「ああ、その前に2つ目の魔法の説明だ。これは公には知られていないんだが、だいたいの人は生まれ持った魔法とは別にもう1つ魔法を使うことができるようになるんだ」
?!初めて知った。とんでもない事実じゃないか!
「魔力量の関係で15歳ぐらいで得ることができるんだが、公にしてないのは、教養のない人が魔法を得て犯罪が増えないようにするためだ。貴族なんかは普通に知っている。騎士になるときは全員が魔法を得る。得る魔法はランダムだ。騎士の階級は知っているか?」
「はい。
4つの都市の下級騎士〈鉄〉、上級騎士〈銅〉。
首都の下級騎士〈銀〉、上級騎士〈金〉。
あと〈金〉よりもさらに上、少数からなる〈金剛石〉です」
「そうだ。騎士になるタイミングで強い魔法を得て才能のある人は〈銅〉や〈金〉に、弱い魔法しか持ってない人は〈鉄〉や〈銀〉になる」
なるほど。弱い魔法しか持ってない俺にも可能性があるから校長は〈銅〉に推薦する話も考えてくれたんだな。
「〈梟〉には4つの小隊がある。
強い魔法を使い誰よりも勇ましく戦う前線部隊、〈爪〉
〈梟〉での生活を支え、戦いでの傷を手当てしてくれる
サポート部隊、〈羽〉
戦いの後始末をしてくれる隠匿部隊、〈足〉
都市、首都いろいろなところに入り込み、情報を収集する潜入部隊、〈耳〉
これからお前にも2つ目の魔法を得てもらう。もし強い魔法だったら〈爪〉に、それ以外なら他の3隊だ」
ここはカイジュの森の中。見晴らしのいい崖の上だ。ちょうど日の出が見える。
母さん。父さん。絶対にベゼルを連れ戻すよ。
おやすみなさい。
「もういいのか?」
「はい」
「よし!じゃあこっちだ!ついてこい!」
「お前はすごいな。泣かないなんて」
「?」
「ちがうちがう。非情だなって皮肉じゃない。立ち上がろうとしているなんてかっこいいってことだよ」
「・・・ベゼルを連れ戻したとき、俺が悲しそうな顔してたらベゼルも悲しいじゃないですか。俺はこんな状況だけどベゼルのために明るく笑っていきますよ!」
「いいね!頼もしいよ!」
「ここで魔法を得てもらう」
大きめの小屋についた。動物の鳴き声が聞こえる。
2人で小屋に入る。中は日の出の光だけで少し薄暗い。
「少し魔法について話そうか。魔法ってなんだと思う?」
「うーん、生まれた頃から持ってるから・・・体の一部とか?」
「違う。これも公ではないが魔法は〈悪魔〉が体に宿って使えるようになるんだ」
?!また初めて知った。アクマってあの悪魔なのか?
「悪魔は普段〈冥界〉にいて、特に意思も感情もない。ただ存在しているだけだ。人の体に宿るのは、人が楽しいと悪魔も楽しい。感情を知るためだ。人が生まれるときに冥界からやってくるんだ。稀に動物や植物に宿り、魔獣になる」
「なるほど・・・どうやって悪魔を連れてくるんですか?」
「あれを見てみろ」
奥の方を指さした。動物・・・いや魔獣が繋がれている。
「命が誕生するときと逆のことをすればいい。魔法が欲しいと思いながら魔法のある生き物を殺す。殺した生き物から出てきた悪魔が冥界に帰っていく。その時にこっちとあっちが繋がるから悪魔が体に宿り魔法が得られるってわけだ。大丈夫か?殺せるか?」
「わかりました。大丈夫です」
ベゼルを助けるための力を、もう誰にも負けない力を俺に寄越せ!悪魔!
一振りで首を切った。鳴き声が止んだ。
体になにかが入り込むのを感じた。
「すごいな。強いじゃないか」
「弱魔法でと騎士になりたかったから、魔法以外の成績はほぼトップでしたよ」
これは完全に自慢なのでドヤる。
「どうだ?何か変わったか?」
無視される。
「なにかが入ったのは分かったんですけど・・・なにも出来ないし出てこないです・・・」
(ちゃんと悪魔が宿ったのは俺も分かった。クロウさんの〈絶対悪〉みたいな感じか?)
「ちょっと動くなよー」
「?」
〈炎天〉
「うわぁ!ちょちょっとお!!熱つつつつ!!!何するんですか!!!!」
「何もないか?」
「ああ、実験ですか・・・言ってくださいよ」
「・・・お前討伐訓練もトップレベルなんだよな」
「はい!剣術も座学もです!」
なんだ、ちゃんと聞いているじゃないか。ここぞとばかりにドヤる。
「よし!行くぞ!」
「どこにですか?」
「〈爪〉の隊舎だ!」
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