どうにか気を引こうとしたら婚約破棄しちゃった件。
人が亡くなるシーンがありますので、苦手な方はご注意下さい。
私は公爵令嬢のミシェル・バーナード、十二歳。
本日は王宮の中庭に招かれた。
そこに待ち構えていたのは、二つ年上の煌びやかな青年。
この国の第一皇子で婚約者のルーファス・ノア・イーデン・エリアス・ルイス・ヴィーダ・レオ・ウィンチェスター七世だ。
先日やっと正式名称を覚えたが、私は彼を愛称で呼んでいる。
「あ、ルー殿下ごきげんよう」
「ミシェル嬢。よく来てくれたね。そして毎回言っているが、話す前に“あ”を付けるのはやめようか。あと、王族に招かれたらきちんとお礼を言わなきゃいけないよ?」
「あ、ごめ……、あっ、えーっと、ごめんなさい!あ……お招きいただきありがとうございま…す?」
緊張すると上手く話せなくなって恥ずかしいけれど、ルー殿下はそんな私に嫌な顔一つせず色々と正してくれる優しい人だ。
実を言うと私は、最近まで平民として普通に暮らしていた。
公爵である父親と正妻の間に生まれたが、二歳の時に母親と一緒に乗っていた馬車が盗賊に襲われてしまう。全員命は無事だったが、金品と共に私も攫さらわれてしまったのだ。
その後辺境の山中に身ぐるみを剥がされて捨てられた私は、運良く通りかかってくれた優しい老夫婦に拾われて、約十年間を山奥の村で平和に過ごしていた。
私の生家であるバーナード家は魔力が高い家系で知られており、男は皆魔法省に務めて輝かしい功績を残し、女は魔力を欲しがる王家に嫁いでいた。
バーナード家に産まれる子は皆灰色がかった黒髪で、黒は最上級の魔力を体内に宿している証だ。
そして私は漆黒の髪の毛に黒い瞳。
私の髪はバーナード家の血を色濃く受け継いだ証で、更に黒い瞳は国内でも類を見ない程珍しいものだった。
そんな特徴的な私だが、人里離れた山奥の地ではバーナードだとか公爵家だなどと知っている者はいるはずもない。
血の繋がりは無いけどたっぷりと愛情を注いでくれた老夫婦と、素性も知らないのにいつも温かく接してくれた村人達に囲まれて、私はのんびりと幸せに過ごしていた。
しかしそれも半年前に事態は急変する。
毎月村で作った薬を大人が街へ売りに行っているのだが、十二歳になった私は駄々をこねて初めて街に連れて行ってもらったのだ。
街を歩いていたらバーナード家の使用人が偶然にも辺境の街に使いに出されていたらしく、黒髪黒目の私に声をかけてきた。
そのまま私は公爵家に引きずられるように連れて行かれて事が発覚してしまう。
自分の意思とは関係なく強制的にバーナード家に迎え入れられて、実の両親は泣きながら私を抱きしめて離してくれなかった。
そして私は村へ帰れないまま、育ててくれた老夫婦や村の人達にはバーナード家から沢山の金品が贈与された。
その後、王太子である第一皇子の婚約者候補として何人も女性がいた中、公爵令嬢で黒髪黒目の私はすぐさま王家のお眼鏡に適い候補に名を連ねる。
初めてルー殿下に会った時、彼が王太子殿下だとは気付かなかった。そして私の無礼な口の利き方に怒りもせず一緒に話して笑ってくれたのだ。
公爵家に帰宅した時にルー殿下の正体を知り、偉い人なのに随分と気さくで良い人なんだなぁと思っていた。
その数日後。
何故かルー殿下から正式に婚約を申し込まれて、あっという間にそれは決定し、私は訳のわからないまま今に至っている。
「ミシェル嬢、何を考えているんだい?」
優雅な手つきで紅茶を口元に運んだルー殿下が、ぼーっとしていた私に声をかけてきた。
「あ、じっちゃんとばっちゃんに会いたいなぁと思って…」
「…先日まで公爵家に滞在していたそうじゃないか。寂しいならまた来てもらえばいいだろう?」
「あ、いや、じっちゃんとばっちゃんにはもう来させられないよ。山道や長時間の馬車移動は体に堪えるだろうし、豪華な家に慣れてない人は疲れちゃうもん」
「そうか…確かにそうだね……」
ルー殿下が急に暗くなった。何故だろう?
先日も食べ物に毒物が入っていて暗殺されそうになったから、思い出してしまったのかな?
…あ!そういえば今飲んでる紅茶は毒味していなかった!!まさか……
「ルー殿下の紅茶大丈夫だった?!まさか具合悪い?!」
いきなり立って叫び出した私にポカンとしたルー殿下。
「フッ…、いや、紅茶は問題ないよ。ありがとう」
ルー殿下が柔らかく笑ったのを見て、ホッとした。
「良かったぁ。次は私が先にルー殿下の紅茶を飲むからね」
野山であらゆる草を食べまくっていた私は毒草に耐性が強く、味も理解している。毒物が含まれたものを一口飲んだ所でなんて事は無かった。
「その気持ちは嬉しいが、ミシェル嬢がやる事ではないよ。私にも毒の耐性はある程度あるしね」
「ダメだよ!!この前だって一週間は寝込んでいたじゃない!ルー殿下は私が守るって決めたんだから!」
私は魔法もいっぱい使えるし、ルー殿下を敵から守れる自信があった。
私達は婚約者?っていう関係らしいが、これからもずっと一緒にいなきゃいけないらしい。
それって私が、いつも暗殺されそうになっているルー殿下を守る役目って事だよね?
「ハハッ、ミシェル嬢は私のボディーガードじゃないだろう?そして私は男だ。私の方が君を守りたい。だって、シ…シェリーは、私と……、ふ、夫婦になるのだから…」
ルー殿下の声が小さくて語尾は何を言っているのか聞こえなかった。
ボディガードって…何?私は女でもルー殿下より絶対に強いし、守ってもらわなくても大丈夫なのに。そして気になったのは最後の名前。
「シェリーって誰?」
「あ、いや、今後はミシェル嬢ではなくてシェリーという愛称で呼ばせて欲しいのだが…構わないだろうか?」
今度はルー殿下が“あ”って付けて話し出した。
呼び方を愛称にしたいということは、ルー殿下を守る者として信頼してくれようとしているんだろうな。
「クスクス…。勿論シェリーって呼んでいいよ。とっても嬉しい!」
「……っ!!そうか…良かった……」
ルー殿下の飲んでいる紅茶が無くなって、使用人が新しい紅茶に入れ替えていたから、私はヒョイっとそれを奪って口を付けた。
「あ……トリカブト」
どうやら懲りずにまた毒が仕込まれていたようだ。
直ちに使用人は拘束された。
ルー殿下は毒物を飲んだ私に驚き、とても心配してくれた。
その時初めて抱きしめられたが、ルー殿下の白い肌がやけに冷たく震えていて、命が儚く感じた。
私はその冷たい肌をどうにかして温めてあげたいと思い、彼の震えが落ち着くまでギュッと抱きしめてあげた。
やっぱり私はか弱くて優しいルー殿下を守りたいのだ。
***
私はこの国の第一皇子であり王太子のルーファス・ウィンチェスター、十四歳。正式名称は長いので省かせてもらう。
王妃であった母親は、私が幼い頃に亡くなった。そして母に代わった現在の王妃にも陛下との子供がいて、私には他にも異母弟が数人いる。
暗殺を仕掛けられるようになってから十年が経つ。
王妃側の人間は権力を手中に収めようと、王太子である私に表では媚びへつらい、裏では私の命を虎視眈々と狙っていた。
王宮とは常に気を抜くことも出来ない戦場のようだった。
正直、私に王位継承の意思は無い。
むしろその前に自身の命があるとは思えなかったからだ。
決して長い命ではないだろう私の元には、それに反して婚約者候補の令嬢が山のようにいた。
私の顔に吊られた者もいるのか、よく開かれていた王家のサロンでは皆が頬を赤らめて同じようなお世辞を言ってきては、香水と化粧の匂いを振り撒いている。
婚約者候補の女性は皆同じに見えた。
私は歳を重ねる毎に自身の命を軽んじるようになり、婚約者候補の令嬢を未亡人にさせてしまうのは忍びないと考えて、誰にも興味を持てずにいたのだ。
そして二年前の事だ、ついに王家主催のサロンの場でも私の暗殺は起きた。
その時は私の他に伯爵令嬢も毒物を摂取してしまい、私は二週間吐き気と熱でもがき苦しみ、耐性が無かった彼女は帰らぬ人となってしまった。
毒を仕込んだと思われる給仕は拷問とも言える尋問の末、結局口を割らずに息絶えた。
それ以降、以前とは打って変わって私に近寄る令嬢は少なくなった。そうは言っても私はこの国の王太子だ。家の権力の為に娘を差し出す親は多かった。
そして事件後から滅多に開かれなくなった王家主催のサロンを、半年程前に久しぶりに催した時の事だ。
私に近づく令嬢は、私が紅茶を飲むのを確認した後恐る恐る口に含み、張り付いた笑顔で話しかけてくる。
私も張り付けた笑顔でそれに応えていたら、一人の少女が会場に入ってきた。
艶やかな漆黒の髪に、珍しい黒い瞳はあどけなく、ご令嬢なのに少し日に焼けた健康的な肌をしていた。
そのどれを取っても他の令嬢の中でひときわ目立つ存在に意識が向いた。
黒髪黒目の令嬢と言えば、先日突如発見されたと聞くバーナード公爵令嬢だろう。
幼い頃誘拐されてから行方が分からなくなり、最近公爵家に戻られた令嬢か。
他の令嬢達も彼女の情報を聞いているのか、横目で見てヒソヒソと噂話をしていた。
私もついつい彼女を視線で追ってしまい、そして衝撃を受けた。彼女はマナーも作法も一切御構い無しに、美味しそうにお菓子を食べて、嬉しそうに紅茶で喉を潤していたのだ。
その屈託の無い笑顔はこの王宮には決して存在しないものだった。
あの娘はいったいどんな人なんだろう…。誰かに興味を持ったのなんていつぶりだろうか。
この王宮で興味を持ち信用している人など最早いなかった。私が信用している人間は全て殺されてしまったからだ。
そう思うと、彼女に興味を持つことが怖くなる。
私と共にいると死んでしまうし、そして私も遅かれ早かれ長くこの世にはいないのだから…。
彼女から視線を逸らして、また貼り付けた笑顔の令嬢へと意識を戻そうとした…その瞬間の事だった。
何処からか炎が会場を包み込み、暗殺部隊が数人会場へ侵入して来て私へ攻撃をしてきた。
私はそれを避けることもせず、命の終わりを告げる剣先を見据えた。
やっとこの時が来たのか……。
そう思っていたら、黒髪黒目の少女が頭上から舞い降りてきて、私に防御シールドの魔法をかけた。
キンッ…!と胸元に迫っていた剣は弾かれる。
彼女は怒っているのか眉毛を釣り上げて、今では契約している人間はいないはずの水の精霊を呼び出した。そして炎をすばやく鎮火し、暗殺部隊の人間を水の中へと閉じ込めてしまう。
会場にいた手も足も出なかった王宮魔導師や騎士達と比べて、迅速かつ桁違いにレベルの高い魔法に驚いていた私に、彼女は声をかけてきた。
「あなた狙われてたけど大丈夫?あの人たち誰なのかな?美味しいお菓子や紅茶をめちゃめちゃにして許せない…」
え、怒る所そこ?彼女が怒っている理由にも驚いたが、王太子である私のことを知らない素ぶりにも驚いた。
媚びへつらう訳でもなく、頬を染めてお世辞を言う訳でもなく、私の顔を見て笑顔を貼り付ける訳でもない。いたって自然なその態度に私はもっと彼女を知りたくなってしまった。
「助けてくれてありがとう。君の名前は…?」
バレてしまうのも時間の問題だが、彼女にはただの一人の男として見られたかったのかもしれない。助けてもらったのに失礼だが、自分の名前は言わなかった。
「あ、私?私は、ミシェル…えっ…と、バーナードだよ。宜しくね。貴方は何て言う名前なの?」
どうして自分の名前が出てこなかったのだろうと思ったけれど、確か彼女は長年平民として育っていたと聞いていたので自身の家名は最近知ったのだろう。
「私は……ルーファス・ウィンチェスターだよ。ミシェル嬢」
結局速攻で王太子だとバレてしまったか…と思っていたら、
「ルーファ……。じゃあ、“ルー”だねっ!ルー、これから仲良くしてねっ」
そう言って私の正体には全く気づきもせず、太陽のように明るく笑うミシェルは眩しすぎて、私の心臓は刺されたのかと思うぐらいにドックンドックンと波打っていた。
その後令嬢達は全員帰宅して、ミシェルは犯人を拘束した経緯を聴取された。
その間も私はミシェルの横にいて彼女が帰るまでの間ずっと側にいた。
ミシェルは私が横に居ることに嫌な顔一つせず、事情聴取では紅茶やお菓子を台無しにした犯人が許せなかったのだと再び怒って話していたのだ。
なんて可愛いんだろう…。
こんな惨事があった後なのに、事情聴取後もミシェルと話しては笑顔が溢れてしまう。私は久し振りに心から笑うことが出来たのだ。
ミシェルの存在は話すたびに大きくなっていき、私は自身が生きているという事を久しぶりに実感していた。
そして、ミシェルの代わりに騎士が暗殺部隊を拘束して連行したが、彼らは全員口に仕込んでいた毒により自害してしまい、黒幕はまたしても判明しなかったのだ。
私はその後も何度か暗殺されかけたが、以前とは比べものにならない程に死の恐怖を感じていた。
もう安易に死を受け入れる事などできなかった。
それはミシェルと婚約したからだ。
先週は食事に毒物が混入していて、一週間ほど寝込んでしまった。私は久しぶりにミシェルに会える日を今か今かと楽しみにしていたのだ。
しかし久しぶりに会ったミシェルはどこか遠い目をしていた。
原因は分かっていた。ミシェルの育て親である老夫婦が公爵家に少しの間滞在して一昨日帰宅したと執事から報告を受けていたからだ。
もっと会いたかったとミシェルの顔に大きく書かれていたので分かったが、彼女との会話を楽しみたくて聞いてしまった。
ミシェルは優しい子だ。老夫婦の体の負担になるから公爵家へはもう呼ぶ事は出来ないと言う。
だとしたら今後老夫婦に会うためには、ミシェルが辺境地の山奥へ向かうしかない。
……それは嫌だった。ミシェルが住み慣れた土地に愛着を持っているのは分かっていたからだ。
もしそのまま私の元へ帰って来なかったらと思うと、怖くて何も言えなくなってしまった。
そうしたらミシェルは先日私が暗殺されかけた事に対して落ち込んでいると勘違いしたらしく、守ってあげると言ってくれた。
本当に優しくて真っ直ぐな子だと思い、ミシェルの言葉に自然と笑顔になってしまう。
ミシェルが助けてくれたこの命を大切にしようと思った。気付いた時には生に執着が無くなり、いつ死んでも構わないと思っていた自分が嘘のようだ。
そしてこの命がある限り、逆に私がミシェルを守ってあげなければという思いが強くなる。
私は以前からずっと言おうと心に決めていたミシェルの愛称を勇気を出して言ってみた。
彼女は弾けるような笑顔で私が付けたシェリーと言う名を喜んでくれたのだ。
幸せとはこの事なのか……?温かい気持ちが胸の奥から伝染して全身が高揚した。
その直後、私の身を守ろうと紅茶を飲んだシェリーが毒物の名前を口に出した。
ゾッとした―――
自分が殺される恐怖など比較にならないくらい怖かった。
シェリーが殺されるなんて考えられない。考えたくもない。
嫌だ嫌だ嫌だ……
私の元からどうかいなくならないでくれ、
シェリー………!!!
気がついたらシェリーを抱き寄せている自分がいた。
シェリーの体温が温かく、私の背中を優しくさすってくれていた。
もうこの腕の中からシェリーを手離すことは出来ないのだと私は悟った。
***
私は公爵令嬢のミシェル・バーナード、十五歳。
今日からルー殿下と同じ王宮の学園に通うことになった。
ルー殿下に三年間いっぱいお勉強を教えてもらったから、平民育ちの私でも少しはご令嬢として振る舞えるようになってきたと思う。
今日からは学園にいるルー殿下をすぐそばで守ってあげられるし、もっともっとルー殿下の役に立てるといいな。
ウフフ……。
ワクワクドキドキしながら馬車を降りて学校へ歩き出す。
友達もいっぱいできたらいいな……。
あ!
目の前にピンク色の髪の毛の可愛い女の子がいる。
そう思った瞬間、
前世の記憶が蘇った――――
私が……悪役令嬢………??
三年生のルー殿下が学園のエントランスで誰かを待っているのが見えた。
前を歩いているピンク色の女の子がつまずいて、ルー殿下がそれを支える。
それは前世の乙女ゲームで見た光景。
ルーファス王子ルートでの出会いイベントだ―――
ハッピーエンドでもバッドエンドでも悪役令嬢であるミッシェル・バーナードがルーファス王子に婚約破棄されるシーンが脳裏から離れなかった。
学園前で青い顔をして立ち止まっていたら、何故かルーファス王子が私の元へ駆けつけてきた。
三年間ずっと一緒に居た時は平気だったが、前世の記憶が戻ってから見直すと、ルーファス王子の美しい顔が眩しくて直視できない。
「シェリー入学おめでとう。こんな所で立ち止まってどうしたんだい…?」
私の脳裏には未だにルーファス王子に婚約破棄をされているシーンが映しだされている。
そのシーンを通して、私はある心の声に耳を傾けた。
思い切ってルーファス王子を見上げてみる。
ドックン、ドックン………
心臓の音は正直だった。
今ルーファス王子から婚約破棄されてしまったなら私は泣き崩れて立ち直れないだろう。
私は前世の記憶が戻って経験や精神年齢が一気に加算された事により、今までのルーファス王子を守りたいという強い気持ちが、大好きでたまらないという気持ちだった事に気付いてしまったのだ。
どうしたらこの乙女ゲームの世界で、ルーファス王子はヒロインじゃなくて私を好きになってくれるのだろうか…?
このまま何もしなかったらどんどんルーファス王子とヒロインとの仲が深まってしまう……
その時、“押してダメなら引いてみる”という前世の恋愛テクニックが頭によぎる―――
「あ、えっと…ルーファス殿下。
……本日をもって、貴方との婚約を破棄させて頂いてもよろしいでしょうか?」
また“あ”を付けてしまったと後悔すると同時に、ルーファス王子の碧眼の瞳に私が映って揺れ動いているのが分かった。
私はこの言葉を選んで果たして正解だったのだろうか…?それとも選択を誤ったのだろうか…。
結果として今回の婚約破棄宣言によって、今後ルーファス王子のミシェルに対する執着と溺愛ぶりがより一層強くなっていく事となる。
しかし、シナリオから大きく脱線してしまったミシェルには、自身の結末がどうなるかなど最早知るよしもなかったのだった。
お読み頂きありがとうございます!!
今後も精進致しますので宜しくお願いします。
誤字脱字報告してもらい本当に助かりました!!
結構あったのでお恥ずかしい…笑
ありがとうございます!




