表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あるドロドロ恋愛の物語  作者: モウセンゴケ
3/3

飲食店の中で

(⚠筆者は区切りが下手なのでかなり短くなってしまいましたが、ご了承ください)

 ひたすら歩いて辿り着いたのは、市街地からやや離れたレストラン風の飲食店だった。飲食店と言っても騒がしい感じはなく、むしろ高級感さえも漂わせているように思われる。建物は大きいのにどこか落ち着いた感じも、そういうものを想起させた。


 建太郎と遙香は少し洒落た店内に入ると、円形の小テーブルに案内された。


「用件がございましたら、こちらのインターフォンでお知らせください」


 そう言って店員が去ったのを見てからも、遙香はずっと黙り続けていた。さすがに十秒以上も経つと建太郎が注文の話を振ったが、このときはどういうわけか空腹を覚えなかった。建太郎にメニュー一覧表を見せてもらったが、特に食べたいものもなかった。しばらく悩んだふりをしながら、遙香は自分の心を探った。分かっている。自分は建太郎に()()()()を抱いているのだ。


 少しすると、建太郎が言った。


「何を緊張しているんだい? 僕たちは学生時代からの付き合いじゃないか。そんな竦む必要はないんだよ」


 何かを悟って、遙香は頷いた。


「・・・はい」




「この料理、メッチャ美味しいですわ。建太郎さんはよくここに来ますの?」


「ああ、特に一年前ぐらいから頻繁に来てたな。もう家には誰もいないから、怒られることもないしね」


 遙香はどきりとした。胸が無暗に高鳴る。(そうだ・・・建太郎さんは清美さんと離婚してたんだ・・・ということは・・・ということは・・・ドキドキバクバク)


 いよいよその時が来たのだ。遙香は深呼吸をし、意を決して、言った。


「あ、あの、建太郎さん!」


「何だい?」


「わ、私と、結婚してください!」

 ここまで読んでいただき誠にありがとうございます!

 読み終えた上で感想などありましたら、お気軽にコメントしてください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ