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MY song

駆け巡る衝動。

作者: caem
掲載日:2018/07/22



 季節は真夏。


 照りつける太陽からは逃れられない。

 汗を流すも息を切らすも立ち止まらず走り抜けていった。


 少し前のこと。

 予想だにしていなかった告白。


 つい断ってしまったが果たして正解だったのか。

 寧ろ、薄々気付いてはいた。

 いつかは答えなくてはと思いつつ遠回しにしてきたツケだろう。


 ただの友達でいればと。

 幼馴染みとしてあればと。


 心が苦しい。

 あんなこと忘れてしまいたい。

 行き違う群衆の隙間をぬって必死に叫び続けた。


 好きってなんだよ、と。


 多分、自分は幼いんだと思う。

 いつまでたっても子供なんだと。


 お母さん。

 教えてよ。

 どうしてお父さんを好きになったの?


 お父さん。

 教えてよ。

 どうしてお母さんを好きになったの?


 アタシはまだ子供。

 恋の一角すら意味がわからないんだから。


 いくら走り抜けても鼓動が鳴り止まない。

 ようやく足を止めた先に見えた夕焼けが嘲笑しているかのよう。


 大の字に寝転ぶ私は涙を溢し芝生と一体化した。

 どこか優しい風に委ねながら。

 これが「初恋」なのかなぁ。

 

 嬉し涙か、成長した証しなのか。

 夕闇迫る川縁で、頬を真っ赤に染めながら。



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― 新着の感想 ―
[良い点] この季節にピッタリな熱い展開ですね! 少女?の高揚感がビリビリと伝わってきます! あの淡い気持ち……純粋な恋をしてみたくなりました♪
2018/07/22 10:26 退会済み
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