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醒眼族の異世界学園覚醒譚  作者: 天御夜 釉
第1部、第7章 大切な人を救うためには、やはり課題が必要。…というわけで、課題をこなすために火山に行ってきます!
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返り討ち

感想など、お待ちしております!

どうぞお読みください!

「…さて、早く行くぞー。」

「おー!」


 次の日の朝。

 ホテルを出払って、俺たち一行は火山へと向かう。

 ギョウアンとガイロウも合流。


「結局、どこで寝てたんだ?」

「隣の宿屋。」


 男同士に、スイートルームは必要ねーよとガイロウは笑った。


「それよりも、昨晩はお楽しみでしたね。」

「温泉はな。…そのあと全員寝た。」


 某RPGみたいなギョウアンのセリフをスルーする。


「…リンセル、今日は疲れたらすぐ言えよ? …ガイロウに負ぶってもらうから。」

「え、マジ?」


 マジです。

 希望があれば、俺でもいいけど。


「…ガイロウ、力はあるのですから、いいでしょう。」

「…シオンに言われたくないけどな。」


 ちなみに、ガイロウさんはサミュリだそうで。

 …サミュリ…は、ねえ。

 ギリス・ランレイという最低な奴がいたからねえ。


「…俺をランレイと同じにするなよ。」

「…わかってます。」


 ランレイの悪名は高い。

 疾駆笊シックザール組のガラの悪さなんて比にならないくらいひどい。

 …聞いててぞっとした。


「種族的には大差ありませんけどね。」

「あるんだなぁ、それが!」


 と、ガイロウは胸を張る。

 …あったのか。


「…いや、詳しいことは今度だな。」

「今度がきたら、ですがね。」


 ギョウアンが不吉なことを言い。

 …俺たち一同は、急な悪寒に襲われてしまった…。





------------------




「おおー。火山だー!」


 クリーゼ、あんたは子供か。

 17歳にもなって、みっともない。


「僕、もう18歳だよ? …えへへ。」


 ……へ?

 俺よりも…上…だと…?


「いや、よく見て。…【カタンセル火山】…溶岩が…。」


 いや、活火山だって知ってたけど。

 火花散ってますけど…。

 …カタンセル…ああ、【火花】ね?

 …何語だっけ。


「とにかく、これに触れたら死にます。」

「あながち間違ってないけど…。」


 しかし、そこでリンセルが俺の肩を叩く。


「どうした? つかれたか?」

「…逆。」


 …ぎゃく?


「…反対側から生体反応がするよ。」

「…ぎゃくか。…そうか。」


 …足を棒にするつもりだな。


「【デルエクス】はー?」


 クリーゼ、お前は乗れそうだな。

 ちなみにこの場合、搭乗ではなく、【運転】で。


「そうですね…反対側なら歩いて3日かかりますし、【デルエクス】を利用した方がいいかもしれません。」


 その基準は、ケレイジとウェイカー、サミュリの基準だろう…。

 サイコルがどうなのかは知らない。

 クリーゼは別。

 …アンセルとリンセルが心配。


「んう。」


 アンセルがきょろきょろと辺りを見回す。

 辺りにある訳なかろう!


「…んぁ、ちょっと歩くか。」


 ガイロウが案内地図を読みとって、俺たちを案内した。










 …が、やはり上手くは行かないものである。

 …オウラン帝国に近づくにつれて、やはり気性の荒い人が多いようだ。

 …ゲスい人も多くなっている。


「…お、あのたち可愛くない?」

「お嬢様じゃないか? 服装がそうっぽい。」


 …注目浴びてきたぞ?

 どこのヤンキーですか貴方たちよぉ。


「あ゛?」


 うぉい!

 ガイロウいきなりかい!


 と、見る見るうちにガイロウの手が…。

 ガトリングガンに切り替わっていた。

 切り替わっていく様はSF映画みたいな…かんじである。


「お嬢に近づくな。…容赦なく撃つ。」

「はい? そういう人って、だいたい撃てな…。」


 パパパパパパパパパパパパパ!!


「うわあああああああっ!?」


 本当に撃っちゃった。

 …まじかよ。


麻痺スタンバレットだ。安心しろ、死にはしない。ちなみにレベル5だ。」

「あがががががが!!」


 …なんていうか。麻痺弾はひどい。

 …麻痺、は動けなくするんじゃない。

 動くとそのレベルに…、相応する痛みを受けることになる。

 最大レベルは7だ。

 …怖っ。


「お、おい、どうする?」

「結局危険な奴もあのサミュリだけだろう。」


 …残念です、とギョウアンがつぶやき。

 次の瞬間、男の首元に刀が…!


「…なにかいいましたか?」

「ひっ!?」


 怖っ。

 …こいつら怖っ。


「…やっぱり最後の男を突破すべきか?」

「一番まともそうだしな…、弱そうだし。」


 さて…俺も上級魔法を…っと。

 しかし、割り込んできたのはリンセルだった。


「…今の状況上、ラン君に手を出したら殺す。」


 リンセルが、手をグーパーグーパーと広げたり閉じたりしながら男たちを睨んでいた。

 口調が、…恐ろしくなってる。

 男たちがヘラヘラとまだ笑っていた。

 …なんて言おうか。

 …リンセルをなめてかかったら、文字通りに死ぬぞ。


「…発火能力って知ってる?」

「ひぃ!?」


 サイコル。

 詠唱不要の『魔能力サイキック』を使う種族。

 しかし、詠唱不要というのは、鮮明なイメージ力を少々の『魔能力』なら特に声に出さなくとも発動できるため。


 魔法というのは、それを声に出してイメージを鮮明にするためのもの。

 …つまり『魔能力』で魔法名だけ唱え、発動させた場合…。

 …お分かり頂けただろうか。


「《業火よ、地獄から噴き出しし灼熱の業火よ。》」


 リンセルの周りに、炎焔ホノオが渦巻く。

 一見すると美しいが、一言言わせてくれ。

 熱い。


「《標的を焼き尽くせ。『不知火シラヌイ』》」


 轟っ!


 リンセルの突き出した2本の細く、白い手から一気に超高温度の炎焔が吹き出した。

 2本の炎焔は螺旋状に混じり合い、男たちを容赦なく焼き付ける。


「あががががが!!」

「熱い! 頼む…!」

「リンセル。」


 リンセルを制する。

 …さすがにやりすぎた。


「…リンセル、抑えろ。」

「…でも、この人たち……。」

「いいから。」


 リンセルが火を止める。

 …どことなく、不満そうだった。


「放っていきましょう。」


 アンセルも冷たい!

 …ま、放っておくが。

 …地面には、真っ黒焦げの男が6人ほど。








 …おつかれさまでした。

ランがかわいそう、と思うほど強いみんな。

(ランも指飛ばしたりしてる)


ランご一行、最強街道をデルエクスで爆進中ッ!!


ここまで読んでくださった方々、誠にありがとうございました。

これからも、よろしくお願いします!

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