宿屋
累計 PV=182,195アクセス、 ユニーク=22,445人
ありがとうございました。
これからも、精進していこうと思います!
どうぞおよみください!
------------------【ラン視点】
「…縁捺美嶺。…俺の…幼なじみだ。」
すでに出発はしていた。
…俺は、一刻も早く探し出さないといけないから。
俺を気遣ってくれた人。
俺が守りきれなかった人。
…俺が…。
「…ラン君、落ち着いて。」
リンセルが、背伸びをし、手を伸ばして俺の頭をなでる。
…背の低さを鑑みることになってしまった。
…でも、それでも安心することは出来た。
「ごめん…。」
「…そ、そのミレイさんは、…ラン君の大切な人だったんですか?」
アンセルが嫉妬を含んだ顔で俺を見つめる。
…ごめん、その通りだ。
「…幼少期からのだな。…容姿はリンセルとアンセルを平均化した感じだった。…髪の毛は黒かったけれども。」
クリーゼが納得したように頷く。
…後ろには、ギョウアン先輩とガイロウが威嚇しながら護衛(?)していた。
ガラ悪っ!
「…その人が好きだったから、私のことも好きになったの?」
「…違うね。…リンセルとアンセル、クリーゼは愛しているの分類だからね。」
三人が途端に顔を真っ赤にした。
…そんなに、恥ずかしがることか?
「ご本人さんだったらいいね。」
「……でも、もし本人だったら、俺のせいかもな。」
今は、リンセルの生体反応感知で進んでいる。
…目標地は、カタンセル火山。
…王都サウザンドライオの外れ、オウラン帝国との国境近くにある。
なぜ、そんなところに、女がいるんだ…?
しかも、【光】属性。
…なぜだ…?
「今日はここら辺で休もう…?」
「リンセル…?」
リンセルが、明らかに息切れしていた。
…おぶった方がよくないか?
「…魔力切れ…。」
「…き、今日の感知はもう無理だと思います…。」
アンセルがリンセルの体を気遣うように、脈をはかる。
「ごめん、無理させすぎたか?」
「気にしないで…? …あなたが私を助けようとしてるのに、私が頑張らないわけにはいかないでしょう?」
息も絶え絶えで、彼女はつぶやく。
…彼女を抱き上げる。
リンセルは、顔を真っ赤にしていた。
「…え? …あぅ。」
「いいから休め。」
素直にうなずくリンセル。
彼女にそっと笑いかけて、俺は宿屋を探す…。
すぐに見つかった。
「…いらっしゃい…ませー。」
おいコラ店員、変な目で見つめるな!
悪かったな!
6人団体で、3人美少女、後ろにガラの悪い護衛(?)が2人。
…はい、すみません。
「いえ、私とガイロウは別で泊まりますよ。…くれぐれも、クリーゼたちを守り通すように!」
シオン・ギョウアンに念を押され、彼らはほかの場所へ。
…店員が、ホッとため息をついたのを俺は見逃さなかった。
「…何か文句でも?」
「いえ、いえ! …4人ですか?」
なるほど…。
そういうことか。
「4人部屋だとして、いくらになりますか?」
リンセルの問い。
ふっかけられないように、案内を調べていた。偉い。
「一人2千イデアでどうでしょうか?」
ふつうに考えよう。
4人収容可能のなかなかいいホテルに、一人2千イデアで泊まれる。
安っ!
「もちろん、食事は込みですし。…お風呂もあります共通ですが。」
「個室風呂付きはいくらになりますか!?」
アンセルが慌てて聞いた。
…うん、俺もそれがいい。
「…温泉でよろしいですか? 一部屋に、3千イデア追加です。」
ふっかけられた?
…いや、温泉なら妥当…安いか。
「…じゃあそれで。」
「いや、お前ら金出すな。…俺が払う。」
しきりに財布を取り出すリンセルとアンセル、クリーゼを押し退けて金を出す。
「あぅ…。」
「あぅ…。」
「あぅ…。」
同じ反応するな。
可愛いけども。
「「「ありがとうございます!」」」
…この笑顔、守りたい。
切実に、今思った。
ホテル一人2000円と考えると。
恐ろしく安いですね。アルカイダスの物価はどうなっているのでしょうか。
感想は制限を設けておりませんので。
どなたでも自由にお書きください!




