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醒眼族の異世界学園覚醒譚  作者: 天御夜 釉
第1部、第9章 決戦の時。僕は大切な人の人生のために戦います。…貴方はこんな時、誰のために戦いますか?
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小話 改革-ルーク-

最後まで読んでいただければ光栄です!

「…なんなんだ、あの子。…いたた。」

「無理するからですよ、ルーク。」


 俺…ルーク・フレイヤ・レイカーは妻のスピネルに手当をしてもらいながら呟いていた。

 天上級魔法をみるのは、人生で3度目…か。


「…それよりも、彼でいいのですか?」

「いいんじゃないかな!」

「真面目に答えてください、ルーク。…まあ、ちょっと幼稚なところも魅力ですが。」


 幼稚って…。

 幼稚っていわれてしまったぁ…。


 しかし、剣には剣を、魔法には魔法をという言葉があるように、ラン君が言っていることも間違っていないような気がする。

 魔王に対しては、それほど凶悪な技も必要なんだろう。

 私は、結局火の扱いで驚かれ…。

 そのまま、仲間全員を殺された。


 今にでも夢にでる。

 俺を守ろうとして、槍に貫かれていく仲間達。

 …だから、俺は家族だけでも守ろうと思った。

 …しかし、そろそろ、あの子達に真実を伝えないといけないだろう。


 もちろん、ラン君にも。

 あの子達には、【儀式】を間違った知識で覚えさせている。

 …それは、変に希望を持たせないため。


 …あの子達には、本当に悪いことをしてしまった。

 私にもう少し力があれば、もう一度私がいくのだが。


「それにしても、あのミレイという少女は…特異ですね。ラン・ロキアスと同等の…。」

「転生者だろう。…あの年で自作の魔法を持っているのは、レザール、カラミタ、そして転生者くらいだ。」


 自作魔法…。

 魔王も、いくつか持っていた。

 …もしかして?


「…さて、そろそろあの子達に話をしないと。…ルーク、私もそばにいますよ。」

「ああ、助かるよ。」


 私は、席を立ち。

 顔を上げて、彼らの部屋に向かうことにした。





 …さあ、伝統についに、私も逆らうことになるのか。


 改革を、始めようか。

ありがとうございました!

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