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AI・半導体編 第一話 前編 『AI狂騒曲(ラプソディ)~ニュースになった頃には、もう遅い?~』

久しぶりの投稿です。

この内容はAIを使って描いてます。

内容に不備があるかも知れません。

フィクションとして読んで頂ければと思います。

春。

桜は散り始めていた。

一年前、この季節に森本真は証券口座を開設した。

あれから数え切れないほど失敗し、調子に乗り、暴落に怯え、カレンに説教されてきた。

少しだけ。

ほんの少しだけ。

投資家らしくなった。

…いや。

本人だけはそう思っていた。

【資産推移 開始から約1年】

森本 真

生活防衛資金 80万円

投資元本 65万円

評価額 約82万円

評価益 +17万円(約26%)

上記+積立NISA 毎月3万円継続中。

暴落時のみNISA成長枠で追加投資。

早乙女カレン

資産額──

「企業秘密」


森本 「絶対億あるでしょ?」

カレン「想像に任せるわ」

森本「絶対ある!」

カレン「ない」

森本「目が泳いだ!」

カレン「うるさい! コーヒーこぼすわよ」

森本「脅迫!?」


二人は駅前の喫茶店にいた。

カレンはタブレット。

森本はスマホ。

いつもの光景だった。

しかし今日は違った。

森本が突然、椅子から立ち上がる。


「うおおおおぉぉぉぉ!!」


店内全員が振り向く。

店員さんまで振り向く。

カレンだけは振り向かない。

コーヒーを飲んでいる。


「……」

「……」

「……」


森本「ねぇ!! カレンも驚かないの!?」

カレン「もう慣れたわ」


森本はスマホを突き出した。


「見て!! NVIDIA!! また最高値更新!!」

「AI!! 半導体!! 世界が変わるぞ!!」

「俺も億万長者になる!!」


カレン「マッタクうるさいわね。まず座りなさい。」


森本は興奮していた。


「AI!! エーアイ!! えーあい!!」

「ニュースもAI!」

「テレビもAI!」

「YouTubeもAI!」

「冷蔵庫までAI!」

「猫までAI!」


カレン「猫はAIじゃない。………でも賢い」

森本「じゃあAIって猫より賢い?」

カレン「場合によるかな」

森本「猫すごっ!」


カレンは額を押さえた。


「じゃあ質問」


カレンは言った。


「AIって何?」


森本は自信満々だった。


森本「はい!! Artificial Intelligence。」

カレン「正解。って何でソコ知ってるの!?」

森本「勝った」

カレン「じゃあ意味は?」

森本「…………愛?」

カレン「違う」

森本「愛知県!」

カレン「もっと違う」

森本「アイス!!」

カレン「帰る」

森本「待って!」


カレンはため息をついた。


「AIは簡単に言うと、人間のように考えたり、学習したりするコンピューター技術。

最近話題の生成AIは、

大量の文章や画像を学習して、

質問に答えたり、

絵を描いたり、

プログラムを書いたりできるの」

森本「つまり………ドラえもん?」

カレン「違う」

森本「鉄腕アトム?」

カレン「違う」

森本「カレン?」

カレン「………」

森本「………」

カレン「今のはちょっと嬉しい。」

森本「えっ!?」

カレン「冗談よ」

森本「………」

カレン「………じゃあなぜAIで株価が上がるか? を説明するわ」


恥ずかしさをかき消すように無理矢理カレンは紙ナプキンに丸を書いた。


「AIを作るには何が必要?」


森本「愛」

カレン「違う」

森本「努力!」

カレン「間違ってない」

森本「根性!!」

カレン「昭和じゃない」

森本「電気?」

カレン「それも必要」

森本「じゃあ答えよろしく」

カレン「コンピューター」

森本「その中でも?」

カレン「………」


カレンが森本に手で促す。


森本「…スーパーコンピューター?」

カレン「惜しい。GPUよ」

森本「グレート・パワー・ウルトラ」

カレン「全部違う」

森本「でも強そう」

カレン「プッ!」


カレンは思わず笑った。


「ふぅ〜」


カレンは一息つき、ヌルくなったコーヒーを口に入れる。


カレン「いい? GPUは画像処理装置として生まれた半導体。昔はゲーム専用みたいな存在だったの。でも今ではAIの頭脳になっている」

森本「ゲーム機が!?」

カレン「ゲームだけじゃないわ。AIは一度に何兆回という計算をするの。普通のCPUより、GPUの方がそういう計算が得意なのよ」

森本「つまり………計算ドリルの天才!」

カレン「まぁそんな感じ」


森本は突然立ち上がった。


「わかった!! 学校で言えば! CPUが先生! GPUが学級委員!」

カレン「違う」

森本「逆?」

カレン「ちがう」

森本「校長先生!」

カレン「全部違う」

森本「えぇぇぇ!!」


店員がまた振り向く。

カレンは静かにコーヒーを飲んだ。


森本「ところで半導体って何? 金属?」

カレン「違う」

森本「石?」

カレン「ちがう」

森本「半分だけ導体?」

カレン「名前だけなら正解」

森本「じゃあ本当は?」


カレンはテーブルの上に置いてあった塩と胡椒を手に取った。


「例えば部屋の照明。スイッチを押せば点く。切れば消える。この『オン』『オフ』を何十億回も繰り返しているのが半導体よ」

森本「つまり………電気の信号をコントロールする部品だ!」

カレン「正解! スマホ。テレビ。車。洗濯機。AI

。全部半導体が入ってるわ」

森本「じゃあ、俺の頭にも…」

カレン「入ってたら良かったのにね」



カレンはそれ以上何も言わずに静かにコーヒーを飲んだ。


森本「グスッ」


森本は鼻をすすった。


カレンはノートを開く。

そこには一本の線が引かれていた。


「半導体は一社では作れないの」

森本「え?」

カレン「料理で例えるわ」

森本「待ってました。食べ物例え」

カレン「あなた食べ物だと理解が早いから」

森本「ソコは否定できない」


カレンは笑った。


「世界最高のラーメンを作るとする。

まずレシピを考える天才がいる。それがNVIDIA。

実際に大量生産する超一流の厨房。それがTSMC。

最高級の食材。それがSK hynixのHBMメモリ。

保存用の食材を作る会社の一つがキオクシア。

厨房を作る職人が東京エレクトロン。

包丁を作る職人がディスコ。

最後に味見をして品質を確かめるのがアドバンテスト」


森本の目が丸くなる。


「本当に一社だけじゃ完成しないんだ………」

カレン「そう! AI革命は、一社の力じゃなくて世界中の企業がつながって初めて動く巨大な産業なのよ」


森本はスマホの株価一覧を見つめた。

そこには、緑色に輝く数字が並んでいる。


「…すごい。だから、みんな上がってるんだ」


カレンは首を横に振った。


「違うわ」

森本「え?」

カレン「"だから上がった"じゃない。

**"みんなが上がると思ったから上がった"**の」


森本は一瞬、言葉を失った。


株価は、会社の価値だけではなく、人々の期待も映す。

その意味を、彼はまだ本当には理解していなかった。

しかし、その"期待"が、やがて彼を大きな失敗へ導くことになる――。


森本の反省ノート①

✔ AIは「愛」ではない。

✔ GPUは「グレート・パワー・ウルトラ」ではない。

✔ 半導体は、あらゆる電子機器の頭脳を支える重要な部品。

✔ AI関連企業は、一社だけでは成り立たない巨大なエコシステムでつながっている。

✔ 株価は「今」ではなく、「未来への期待」を先に織り込んで動く。


今日の投資格言

「市場は常に未来を見ている。投資家の仕事は、『今』ではなく、『5年後、10年後に何が必要とされるか』を考えることだ。」

—— ピーター・リンチ


──第1話・中編へ続く。

今回、読んでいただきありがとうございます。「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、評価をよろしくお願いします!



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