表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/12

レディ・ブラッド~前世で殺されましたので、今度は私が殺ることにしました! その1

 

 私は誰かに殺されて真っ白な世界が視界を覆い尽くす。幾ばくか過ぎて意識を取り戻すとそこは森の中だった。

 体は人間のものより軽く、背には硬めの羽が生えている。

 近くの川を探し自身の姿を確認してみると、それは人に近く濃い桃の髪、緑の目はかつての自分と同じものだった。

 口に牙のある怪物……世に聞く吸血鬼になっているようだが、今は朝だというのに、日の光は平気だわ。

 私は輪廻転生というものをしたのかしら? 西には転生という概念はなく、死した魂は永劫に冥界に留まる。

 私は東の民ではないから、どうも違う気がする。けれど人間が吸血鬼になるなんて、やはり転生なのかし……


「うぐぅ……!」


 いきなり傷はないのに、胸部へ鋭い刃物で刺された痛みがはしる。

 思い出そうとしても誰が私を殺したのか、どうして吸血鬼に転生したのかも分からない。


「そこにいるのは誰だ!?」

「あ……あの……」


 黒髪の男と彼より若そうな金髪の男が、物珍しそうにこちらを見ている。


「吸血鬼がこのような明るい時間に、城の近くをうろついているとは……」

「よほど命知らずなのでしょう。殿下、捕えますか?」


 吸血鬼になったら、どう戦うのが正解なんて元人間だから知らない。

 空を飛ぼうにも、背の羽は飾りかと思うほどこわばっていて、動かすのに練習がいる。


「待て、彼女は使えそうだ」

「もしや……」


 何を企んでいるのかしら。二人だけで納得されても困るわ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ