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3回目の邂逅は何か増えてる?

毎日投稿して……とうとう……


100万PV突破しました~(>▽<)


ありがとうございます!!

ありがとうございます!!


ほんとここまでくるとは……読んでくれた読者様達のおかげです!!本当にありがとうございます!!


これからも毎日投稿のまま終わりまでいけるよう頑張っていきますので、よければこれからもお付き合い下さいませ!!


ではでは、また明日~!!

ありがとうございました~(>▽<)

それから更に4日程先へと進み、山の周りに群生している森の中へと入っていく。その辺りで日が落ちそうになったため、どこか野宿が出来る所を探していると、巨大な木の下に空洞が出来ており、周りからここに近付けば分かるような位置関係だったので、ここで一晩過ごす事になった。さすがに走りっぱなしなので休息が必要な上、夜道は危険だからだ。


そうして俺達はメアルの時空間魔法から食材を出して貰い、フロイドがいつの間にか用意した野草等と共にタタとマオが調理をしていく。俺達の食事を作る順番も各々の練習も兼ねているため、グレイブさんの国に居た時から日によって担当を変えており、勿論俺の日もある。どうやら今日はこのメンバーの中で最も料理が出来るタタがマオに教えながら作っていくようだ。マオも熱心にタタの教えを聞きながら、懸命にタタを手伝っている。基本は2人1組で作るのだが、この中にはずれの組み合わせが存在している。その組み合わせはハオスイとカガネだ。この2人が組むと何故か独創的というか、奇抜なというか、個性的な料理が出来てくる。普段は問題無く美味しい料理を作るのだが、どうも2人が組むと互いにどちらが上か競ってるみたいで、まずい事はまずいのだが、ギリギリ食べられる物を俺にだけ出してきて、どちらの方が美味いかを毎回確認してくるのだ。2人共DEX値は高いのに……何故こうも俺にだけ厳しい料理を出してくるのか……一回勇気を出して普通に作ってくれない?と言ったのだが、2人して「「料理は愛情!!出来栄えは……度外視で……」」と声を揃えて言われた時にもう諦めた……作ってくれるだけでも感謝だしな……味を求めちゃいけないんだ……きっと……


そんな事を考えながら皆で食べるための食器等を準備している時に、再び彼女達が現れた。


「盗賊ですぅ~……あれ?」

「あちゃ~……またぶつかったか~……」


そう声を掛けてきたのはこれで3度目となる紫髪さんと金髪さんであった。俺はかりかりと頭を掻いて2人に声を掛ける。


「……ども」

「あっ、はい!!こんにちは!!……ん?もうこんばんはかな?」

「どもども~、お久し振りっス!!」


紫髪さんは律義に頭を下げ、金髪さんは片手を上げて挨拶をしてきた。なんというか友達感覚に近いモノを感じる。いや、相手は盗賊だけどさ。


「……で、まだやってるんですか?検定試験でしたっけ?」

「はいっ!!頑張ってますよ~!!」

「今は“3級”の検定中さ」


……うん、また上がってる。


「また上がったようで……」

「えへへ~」

「この子もだいぶ稼ぐようになってくれて私も助かってるよ」


級が上がってる事を言うと、紫髪さんは嬉しそうに破顔して、金髪さんはどこか妹を見るような目で紫髪さんの頭を撫でた。まぁその光景は普通に見れば微笑ましい光景なんだろうけど、やってる事は盗賊なのであんまり微笑ましくないと思う。というか、さっきから気になってるんだけど……


「それで1つ聞きたいんですけど……その後ろに居る3人は一体誰でしょうか?仲間ですか?」


俺は紫髪さんと金髪さんの後ろに適度に距離を開け森の木に隠れるようにして、こちらの様子をじっと見ている3人組の方を指差す。その3人組は体型、年齢はバラバラで、太っていて30代くらいの人、やせ細っている40代くらいの人、中肉中背の10代くらいの人なのだが、何故か皆揃いの服装で紫色を基調とした羽織りに、同じく紫色の鉢巻きをしていた。手には何に使うのかわからないが、紫色に塗った10cm程の木の棒を両手に持っている。あれで戦うのだろうか?


「あの人達は私を影ながら応援してくれている善意の人達です!!」

「……元々は試験のための相手だったんだけど、何故か対面した直後から時折着いてくるようになったんだよ……居なくなったと思ったらいつの間にか居るんだよね……」


え?何それ?ちょっと怖いんだけど……自分達の事を言われているわかったのか、その3人組が急に紫色の木の棒を振りだし、何やら紫髪さんを応援するような言葉を大声であげだした。というかその紫色の棒の意味は一体何なんだろうか?俺がその3人組の行動によくわからないモノに出会ったような恐怖を感じていると、金髪さんは更に言葉を続ける。


「しかも、戻ってくる度に多額の金をこの子に寄付していくんだよね……その割りには一定の距離から近付いてこようとはしないし……まぁ、害は無いし助かってるっちゃ、助かってるから、どうにも追い払う事も出来ずに……」

「皆いい人ですよ~!!疑りすぎですって!!」

「この子はこんな調子だから、気が抜けなくて……」


何か金髪さんが一気に疲れきった顔になって、大きくため息を吐いている。なんかこの人は苦労性なのだろうか?確か前回に上司にいびられてるらしい、担当してる紫髪さんも言っちゃなんだけど、言動からちょっと抜けてる所がありそうだし……相当苦労してるんだろうなぁ……金は渡さないけど。


「それで、今回もやっぱり金を要求ですか?」

「いえ実は……ご飯をくれませんか?」


……は?俺は紫髪さんの言葉に呆れた表情をしていると、紫髪さんと金髪さんから「く~」とおなかが鳴る音が聴こえてきた。


「……ご飯……ですか?」

「ごめん。正直ここ数日森の中で迷ってて……まともなモノ食べてないんだ……少しでいいから食料を分けてくれない?そしたら直ぐに居なくなるからさ」


金髪さんが恥ずかしそうに自分達の現状を話す……ご飯ねぇ……まぁ、それぐらいなら……そう思って、後ろに居るサローナ達へと視線を向けると


そこには殺意を漲らせるサローナ達が居た……なんで?


俺は紫髪さんと金髪さんに向けて手だけでちょっと待っててと合図を送ると、すすすっとサローナ達の居る方へ下がる。


「えっと……何か皆顔が怖いんだけど……」

『……』


……何も答えてくれないんですけど。え?何これ?俺どうしたらいいの?俺が途方に暮れているとニヤケ顔のフロイドが俺に近付いてくる。


「ワズ様、どうにもわかってないようなので私が言いますが、皆様は嫉妬しているのでございます」

「嫉妬?」

「はい。傍から見ると、ワズ様とあの盗賊の方々が仲良く話しているように見えるのです」


えぇ~……そんな仲良くというか、せいぜい顔見知り程度ですけど?ただ傍から見るとそう見えたって事か。俺は1つ息を吐くと皆に向けて言葉をかける。


「えっと、彼女達に対しては本当に顔見知り程度にしか思ってないし、今回の事に関してはただ単に、困ってる人を助けたいと思っただけで……食料を少しだけ分けてあげようと思うんだけど……駄目かな?」

『はぁ~……』


俺が正直に思っている事を話すと何故かサローナ達全員からため息を吐かれる。


「まぁ、優しさは美徳というしな」

「優しい所もワズさんの魅力の1つですし」

「今回だけですよ」

「次は無いからな」

「……浮気は、めっ!!」

「お兄ちゃんだからしょうがないか」

「弱者に優しくあるのも強者の嗜みだと思えば……」


「ありがとう」


俺はサローナ達の許しに感謝の言葉を送るが、ふと思った。


……なんか将来的にこういう力関係になりそうな予感が……


俺は頭を振ってその思いを振り払うとサローナ達から食料を受け取り、紫髪さんと金髪さんに渡すと、彼女達は泣きながら感謝の言葉を送ってくる。


「「ありがとう!!ありがとう!!」」

「じゃあ、多分方角的に向こうの方に行けば町に出られると思いますので」


俺が頭の中に地理を展開して一番近い町の街道に出られる方角を指差すと、もう1度感謝の言葉を掛けてきて、彼女達はその方角の方へと消えて行った。勿論その後ろには3人組も着いていった。その後ろ姿を追っていると、後ろからカガネの声が耳に届いた。


「ナチュラルでアイドルになってる……下手すると……」


……アイドル?その言葉もカガネが居た世界のモノなのだろうか?よくわからないが特に気にする事もなく、俺は夕飯の手伝いをしにサローナ達の所へと戻った。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 盗賊検定コンビ、いいですねぇ~ 準レギュラー化? ヽ(^o^)丿
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