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金の実りと黒いカビ

ルンさんが消えた後、シャイロックは黙って一礼して踵を返し、私も礼をしてそのあとに続いた。

風に波打つ麦畑を見て、シャイロックはほとんど聞き取れない声でこう言った。

「今年は豊作なんですよ。だけど餓死者が出る。・・」

私はわけも分からずシャイロックの背中を見ていた。

「ルンが売りに出されたのはそれが理由です。彼女一人が犠牲になれば、村で誰も飢えなくて済むのです。」

道はすぐ登り坂になり山に入った。

シャイロックは黒く薄汚れた松ぼっくりのようなものを拾い上げた。

「これがリシュの実です。小麦はすべて税に取られますのでこれの種が主食になります。今年は、カビが生えてとれないのです。」

しばらく進むと人の気配がした。

「今年は山賊も多そうです。お前お見て襲ってくるのはいなさそうですが、頼りにしてますよ。」

彼の瞳が映すわたしは、ヘプタホーンオーガロード、7本角の鬼の王。

確かに山賊が襲ってくるとは思いません。


初回も実はマジな話だったりします。


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