第十六話 ー トルコ~ブルガリア~ユーゴスラビア~ドイツ
16
トルコ~ブルガリア~ユーゴスラビア~ドイツ ー
長旅は同行者と出会うケースが往々にしてあるが、人生の旅もそういったものかも知れない。アフガニスタンからトルコまで一緒だった相棒とは2週間の旅を終えて、別れ際、「又、どこかでね」との言葉を交わして私は駅へと向かった。
ドイツのミュンヘン行き列車は停車駅が少なく、ブルガリアの首都ソフィアの駅にやっと止まる。見ると近代的な建築でとても大きな駅だ。この列車に乗って覚えていることは殆どないのに、この駅だけが妙に頭に残っているのだが、後年、パリで学生と話す機会があり、ソフィア大学への留学が話題に上ると当駅の記憶が甦った。又、かの有名なフランス人歌手シルヴィ・バルタンが現在住んでいる実家が、このソフィアから50キロメートル程離れたところにあるという話も聞き及ぶ。彼女の1960年代を知らない方は末尾にレナウンのCM曲「レナウン・ワンサカ娘」のリンク先をご案内しているので、ご視聴願いたい。
ソフィア市 町の中心部
ミュンヘンまで40時間前後の長い列車の一人旅。旅の情感溢れる窓外の景色に浸り、ドイツにまもなく足を踏み入れるという充実感を味わいながら、食堂車で呑気に手軽なサンドウィッチを頬張っていた。
ユーゴスラビア(当時)を経由し、オーストリアを通過したのかどうかは定かでないが、そうこうしているうちに列車はドイツのミュンヘン中央駅のホームへと滑り込んだ。
レナウン CM 1965年 シルヴィ・バルタン Sylvie Vartan「ワンサカ娘」篇
下のリンクをコピーして、URLに貼り付けて下さい。リンク先は、YouTube。
https://www.youtube.com/watch?v=3YiSAKWLh14




