表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/50

怒り

 ダンジョンに散らばる肉片を見て俺は血の気が引いた、もしかしたら、イトが死んでいるかもしれないという最悪の可能性が頭によぎったからだ。そう思い慌ててイトを探そうと気配完全支配で確認しようとしたら。


「ご主人様~~~」


 そんな、聞きなれた声とともに、イトが抱き着いてくる、しかも姿が前世の俺がクソ魔導士と戦ってた時に見た、身長160センチ位で大きい白い翼に狐みたいな尻尾に黒色の猫耳美女だった、うん、むちゃくちゃ可愛い。いやそれよりも良かったイトが生きてて。そう一人安堵してると。


 ガシャーン


 そんな大きい音とともに、ボロボロの赤髪長身イケメンのフースがこっちに転がる、それと同時に、3メートル越える全身黒色の人型の化け物がこっちに襲いかかって来る。ついうっかり驚いてその化け物を反射的に殴ったら。


 グシャ


 簡単に潰れてドロップ品になった。


「イト、もしかしてこの化け物って強ボス」


「はい。そうですご主人様。ご主人様のおかげで私のレベルが上がり種族進化してもその驚異的な再生能力のせいで倒すのに手間取ってた。魔物を一撃なんて、ご主人様はやっぱり最強です」


 そうキラキラした目で俺に言うイト、うん可愛い。だけど強ボスを一撃って随分とまあ強くなったな、まあ、イトも無事だしフースも一応生きてるし、ドロップ品と宝箱回収して早速母親を助けに行くか。

 そう思い、ドロップ品に宝箱を回収して魔法でこのダンジョンから出ようとすると。


「おっと、勝手にダンジョンから出られると困るな」


 そんな声がどこからともなく聞こえた。あたりを見まわしても誰もいない、気配完全支配にも反応が無い。


「誰だ」


 そう、大声で叫んでみる。


「あんまり、声を荒げるなって、喉が痛くなるぞ、まあ、そんなことはどうでもいいか、お前は、今から俺に殺されるのだからな」

 そう、人を小馬鹿にするような声が聞こえた。

 その瞬間だった。


 自分の首が飛んだ 鮮血が飛び首が空中浮いた。そして俺はその飛んだ自分の首を掴み身体にくっつけ直した。うん、本当に人間やめたな、首が飛ばされても簡単につなぎ直せるなんて。


 エクストラスキル再生のLVがMAXになりました。

 エクストラスキル再生がアルティメットスキル【完全復元】に進化しました。


「あれ、おかしいな、ロットイ様からは、人間と聞かされていたのに、首が飛んでも死なない、本当に人間かコイツ」


 謎の声がそんな事を言うが、そんなことよりも俺はかなりの恐怖に怯えていた。スキルに一切反応せず、俺の首を落とす力、そんな恐るべき力を持つ相手がいきなり現れ俺に敵対しているという事実に、下手したら自分が死ぬかもしれない。否、普通に死ねであろう。じゃあどうするか逃げる。そう逃げればよかったのだ。この恐るべき敵が来た時点で逃げればよかった。しかし俺はこの時恐怖し正常な判断が出来ていなかった。

逃げるという当たり前で最も素晴らしいその選択が恐怖のあまり俺は思い浮かばなかった。

かといって戦おうとも思えなかった。戦っても勝てる未来が見えなかったからだ。

じゃあ?俺はいまどうなる。それは止まってしまうだ。この強敵を目の前にして恐怖で足がすくみ体が震え止まってしまったのだ。動けなくなってしまったのだ。

もしかしたらこれは相手のスキルの効果なのかもしれない。それは分からない、だが確実なのは俺が今正常な判断が出来ず体も直ぐに動けなかったということだ。

そして最悪の事態は起こる。


 グシュ、スパ


 いきなり、そういきなり俺の隣から肉が抉れ、切れる音がした。慌てて隣を向くとイトの胸が何かに貫かれてて首が飛んでいた。

・・・・・・・・・・

一切俺はそれに反応出来なかった。足がすくみ恐怖で体が震えていたからだ。

・・・・・・・・・・

でもそれは言い訳にしかならない。事実として今イトが死んだというのだけがあるのだから・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・・・イトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイトイト、あああああああああああああ。あ・あ・あ・あ・あ・あ・あ・ああああ」


 怒りのLVがMAXになりました。

 LVがMAXになった怒りが加護と感情により異形進化します。

 ノーマルスキル怒りはユニークスキル【邪狂魂殺】に異形進化しました。

 邪神カイスがユニークスキル【邪狂魂殺】に干渉しました。


 ユニークスキル【邪狂魂殺】がアルティメットスキル【邪狂神化】に強制進化しました。


 アルティメットスキル【邪狂神化】が強制発動します。ステータスが数千倍まで強制的に引き上がります。攻撃全てが邪神属性になります。目の前に敵を殺すために最適戦闘を行います。


 そんな、アナウンスとともに、俺の意識は薄くなり消えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ