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桜咲く春に  作者: 壱岐颯
3/5

西園寺春視点

第3話は西園寺春視点です。

今日は私が通うことになった桜花高校の入学式だった。両親は仕事が忙しく出席できなかった。小さい頃からそうだったので悲しくはなかった。

いつも行動を共にしている幼馴染も今日は別行動だった。私は自分でも容姿がいいと自覚している。

告白は何回もされた。ナンパもよくされる。

今日だってナンパをされた。すごく怖かった。

でも偶然目があった男の子が助けてくれた。しかもめちゃくちゃ強いの!見た目はボサッとしていてパッとしてないけどすごく気になった。彼は一瞬で不良を倒して走っていった。制服も一緒だったしまた会えるかなと思ってた。遅刻はしちゃったけど教室に行くと彼がいた。しかも私の後ろの席!名前は神宮寺樹くん。もっと話をしてみたくてクラスの親睦会に誘ったんだけど予定があるからって帰って行っちゃった。連絡先も聞いたのに、、断られた。なんでだよ。


「っていうことがあったんだよ!」

親睦会が終わり私は幼馴染の定峰菊さだみね きくに電話で話していた。

菊は黒髪ショートカットで一見クールそうだが、可愛いものに目がない。見た目で頭がいいと思われがちだが全然よくない。でも運動はめちゃくちゃできる。ちなみに私と同じバスケ部に所属している。

「へぇ、春がそこまで言うなんてね。そんなに気になるの?」

「うん、なんか不思議な感覚なんだよね。捉え所がないっていうか。」

「明日見に行くわ。」

「えっ?まじ?」

「まじ。」

「見にくるだけだよ!嫌われたくないし‥」

「わかってるって。明日は一緒に行く?」

「うん!7時に駅前集合ね」

「ほーい。」

明日はもっと話せたらいいな。そう思いながら瞼を閉じた。

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