表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
philosophy&discrimination  作者: マンホール一号
1/1

序章:プロローグ

プロローグ 

橘永久の世界の話。

※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません

 俺の名は橘永久。どこにでもいない異常者であり高校二年生だ。俺の趣味は哲学もどきと妄想に近い思考動作である。今回はフィクションの主人公と仮定して頭の中でポエムを思考している、まぁ暇だからやっている。前述で自分を異常者であると発言していたがどこが異常なのかを説明する為に例え話をしよう。フィクションの主人公は大抵平凡であったり普通であったりする。しかしそれは間違いであると考えている。なぜならば人は何かしらの異常性という個性を持っているからである。例えばその人間の趣味がゲームや野球であった場合その趣味をやった事が無い者から見た場合それは立派な異常性(個性)である。よって平凡や普通といった概念は人々が考える常識やモラルにおいて作り出された理想のイメージ(偶像)である。なので人によって平凡や普通の人間は違う。わかりやすく言うとアメリカ人が思い浮かべる普通の人間と日本人の思い浮かべる普通の人間は必ず違ってくる。これらを踏まえて人は普通の人間・平凡の人間になる事は神と同じものになろうとしている事と同じであり不可能である事が分かる。これらを聞くと自分が異常者であると認識する人が多数だろう。しかし異常者は必ずしも悪では...


「聞いていますか、橘くん」

突然声をかけられた。そういや今の時間は数学の授業だったけか。


「は、はい何でしょうか?」

「何でしょうか?じゃないでしょ、この問題の答えを聞いているんですよ。答えなさい」

「す、すいません、聞いていませんでした」

「・・・そうですか、なら座りなさい」


 嘘である、実は答えは出ている。では何故答えないかと皆様は疑問だろう、それはこの授業の体系に問題がある。日本の数学の教育では大半が教師が一方的に喋りそれを生徒を聞きノートに書き留める事が基本となっている。しかしこの数学の教師は各授業に絶対誰かを指名し答えさせようとする。それは決して悪い事ではない。しかしこのクラス内ではそういった指導に対して反発を行っている。先生が指名した人は絶対に答えないという風潮があるいわゆる先生いじめである。だがクラス内の生徒もどんな先生にも行っているわけではなく気弱そうな先生、弱い先生に対していじめている。自分達より弱いと見なしたものは虐げ自分達より強いと感じたものは何もせず媚びへつらう、実に人間らしいのではないだろうか。世間から見た場合どうみても正しいのは数学教師である。しかし俺は知っている、ソクラテスの裁判のように少数派の正論()と大多数の暴論()では大多数の暴論()の方がその瞬間では正しい判決となってしまう。ようはこのクラス内ではこの数学教師は度しがたい悪となっている。では何故それを数学教師は他の教師などに伝えないのか理由は簡単、そのような問題が起きるぐらいその教師の能力が低いと判断される事を恐れている。基本的に大人と子どもでは子どもの方が弱々しい立場である為保護されやすい、少年法が良い例だ。それなら自分達生徒が告発すれば良いのではないかとまたも疑問が出てくるだろう。しかし生徒は告発しない。なぜならばクラス内ではこれが正しい事となっている。これに逆らい告発すればいじめられるか、孤立するだろう、それを生徒達は恐れている。いじめや孤独といった痛みは人間にとって一番耐え難い痛みだからである。物理的な病気も痛いが大半の病気はいつか終わりがあり大半の痛みは麻酔でなんとかなるからである。しかしいじめや孤立と言った精神的痛みには麻酔は無く終わりがない。三日で終わるかもしれないし一年かかるかもしれない。はたまた攻撃する人が変わって一生終わらないかもしれない。それらの恐怖がありかつ人は人が作り出した『流行り』と言ったものに流れやすい。目に見えない概念に左右される、それは実に日本人の特徴の1つである。またそれに反抗する者も少なくはないがそれらの者は基本的に奇異の目で見られる。良い言い方をすれば意志があり、悪く言えば孤高に酔っている。

 そんな事をあれこれ考えていたら授業終了のチャイムが鳴った。


「では授業を終了します。各自、復習や予習をしてください」

そういやこの授業で学校も終わりか。さて帰る用意でもするか。そんな事をしていたらクラス内が騒がしくなった。


「この後どうするー?モールでも行く?」「行く~」

「でさー彼女がさー」「マジ?」

「グリーンアイズを特殊召喚、ダイレクトアタック。たいありー」

「やりますねぇ!」


 このクラス内では様々な人間がいる。いわゆる陽キャや陰キャである。そして自分は何も無い、いわゆるボッチであり無キャである。なぜこのような事になっているか原因は簡単である。自分は軽度のコミュ障であり言葉が詰まりやすい。頭の中ではでは混沌のように色々言葉が出てくるがそれを言葉や文字に表現出来ない。滑舌も悪い、治るように色々試してみたがが上手くいかない。そして自分に自信がつかずコミュニケーションを避ける悪循環に陥っているからだ。


「生まれ変わりがもしあったら今度はすらすら喋れる人間になりたいなぁ」

そう小さく呟きながらそこすさと学校を後にした。


 帰る間、暇だし歩きながら考え事(妄想)でもするか。そうだな...今回はリゼ●の話に僕の考えたオリキャラを作ってオリジナルストーリでも考えるか。リゼ●とはス●ルという人間が突然異世界に飛ばされ●に戻りをするループ物の作品だ。やっぱりオリキャラとしては最後まで良い奴系のオ●トーみたいなキャラがいいな、でもオ●トーって最初クズだったのに急に良い奴になったよなぁ、とりま仮名としてワイ君にしておくか、登場させるとしたら4章で強さ的にはラ●ンハルトより弱いけどそこそこ強い永遠の二番手みたいなル●ージみたいなキャラがいいなぁでもストーリ的にガー●ィールと被るしなぁ....うーん支離滅裂になってきたやっぱりオリキャラはメアリー・スーになっちゃうのが問題だ。別の考え事(哲学)にしよう。漫画やアニメと言った物は完璧では無い美術作品と考えている。どこかしら突っ込み所がある。例えばリゼ●の世界の魔法を考える場合、いや大概の魔法がある世界の魔法の説明では大半は生命エネルギーといわれている『マナ』など『オド』などがある。これらを消費して様々な魔法を使用している。そして魔法を使うには何かしらの才能があったりする。これらに対する疑問点はマナ等を魔法に変換しているがこれをどうやって変換しているのかやそういった証明を誰がどのようにしたのか等がある。しかしこれらを説明するとお話として蛇足になる。完璧な設定や世界はつまらなくなってしまうのだ。しかしこのような突っ込み所をだしにして作品を非難する事が多いがこれは突っ込み所が悪なのでは無く作品自体がつまらないと感じた為それを言語化するにはやはり手頃の突っ込み所を指摘すれば非難がしやすい。そもそも非難等の批評をする為には作品に対する多大な理解をしなければいけない。しかし人は(らく)したい生き物である。この大量消費社会の中で一作品に時間を消費したくない。だからこそ理解をしていなくても分かりやすい突っ込み所を指摘するのであろうと考えている。よって人は省略された言語で一発で分かりやすい非難方法を好むのである。


 そんな事を思考していたら、突然ダンプカーが突っ込んでいた。時間、空間が急激に遅くなる。そして死を感じる、ダンプカーが突っ込むなんてどんな確率だよ、そんな事はあり得ないとあり得るはずがない運転手が気絶しているとかそんなご都合主義みたいな事を脳が拒否を示す。そしてダンプカーと顔がひしひしと近づいていく。まるで数学教師のいじめを助けなかった、見過ごした罰なのかのようにゆっくり時間が進む。

――――――――――――――――――――そして映像が真っ白になった。

【character紹介】

橘永久たちばなとわ:哲学好き、考える、妄想する事が趣味の高校二年生の男子、身長は167cm体重は65kgぐらい体格はもやしッ子

------------------------------------------------------------------------------------------

【没妄想(考え事)話1-1】

<授業中>

 自分は数学が得意である。なぜならば解が1つに決まっているからである。苦手な物は国語である。なぜならば国語は現代の常識やモラルに依存しており解が1つに定まりにくいからである。この時の作者の気持ちを書けといった問題は1000年前での答えと1000年後の答えは変わっている。それを証明する例として親や結婚などの価値観の変動が挙げられる。60~70年前では親が結婚相手を決めており子どもは親の所有物である事が当たり前であったが現代ではその考え方はあり得ないとなっている。これらの差異は常識は変動しやすいという証明になる。よって俺は国語が好きじゃない。しかし国語をちゃんと学ばなければ句読点を正しく付ける事ができない文章力が無い人間になってしまう為向き合う必要のある教科でもある。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ