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14【これからが大変】

かなひなコンビのかな担当

桜ヶ丘かな、この話の主人公で高校1年生

狩猟に興味が無かったが、とある事がきっかけで猟師を目指す事となる

勉強&運動は中ぐらいの至って普通の女の子である


かなひなコンビのひな担当

小倉ひな、同じく高校1年生

勉強&運動はダメダメだがそれらをカバーする天然属性の元気っ子

かなに比べ女子力は高いが元々の女子力が低い為どんぐりの背比べ状態である

最近かなの勧めてと言うなの策略にハマり二輪免許を取得した


そんな、かなひなコンビが織り成す学園狩猟物語

前回見事に射撃教習に合格したかなはサクサクっと書類を手配し申請した


講習修了証明書

教習修了証明書

銃砲所持許可申請書、一丁につき一枚必要

譲渡承諾書、銃の詳細など

経歴書

同居親族署書

診断書

身分証明書

写真

代金一万千円


因みに申請した銃は前回話したとおり二丁申請する

ミロク社製の12番、上下二連散弾銃と同じくミロク社製の此方は20番のボルトアクション散弾銃である

お値段は上下二連の五万円

ボルトアクションが八万円の合計十三万円になります

そしてボルトアクションには、なんと2~16倍のスコープをオマケで付けてくれた

前の持ち主さんありがとうございます


そして無事申請も終わり後は書類が無事に受理されるのを待つだけである

申請期間は大々1ヶ月程掛かるらしい


書類を申請してから数日後、自宅にこの前の婦警がやって来て、ガンロッカー設置場所や状態そして写真を撮っていかれた

因みに日常会話の中に簡単な質疑応答が有った事は言うまでも無い


そしてそれから約1ヶ月後、不意に携帯が鳴った

相手は勿論、生活安全課の人である

かなは学校終わりに急いで警察署に向かい

手続きを終わらせた


かなの目の前には青色の手帳に輝く金色で猟銃・空気銃所持許可証と刻まれている

中には住所氏名生年月日とかなの顔写真がデカデカと貼られいた

そして次のページには、所持する銃の種類、番号、全長など事細かく掛かれている

ただ確認という欄は空欄のままである

これは許可を受けた者が本当に銃を受け取ったかの確認をする為、銃を持って警察署に訪れなくてはならない

そして銃と手帳を照らし合わせ問題が無いか確認して問題が無ければ、銃を所持する事が出来るのである


因みに銃を所持する者は年に一回行われる銃砲全国一斉検査、略して銃検を受けなければならない

銃を所持する者の義務である

内容は一年間の活動報告書、銃の状態、不正改造などは無いかなど検査である

勿論、これは立派な検査であり行かなかった場合は問答無用で所持許可を取り消されるので気をつけましょう

やむを得ない理由がある場合は管轄の生活安全課に事前に連絡しておきましょう


手帳を手に取り眺めていると警察の方が、銃を持つ事への責任を語ってくれた

そして最後におめでとう!と一言

これだけでかなは泣きそうになった

しかし最後の言葉にはまだ続きがあった


「丁度、去年のこの位の時期に桜ヶ丘さんと同じ16歳の子が何人か許可を取ってたよ」


「えっ!?本当ですか?」


「うん、女の子だったから良く憶えてるよ、名前は言えないけどね

まぁー猟友会なりに入るならそのうち会えると思うから、頑張ってね」


「わかりました、ありがとうございます」


こうしてかなは銃所持許可証を手に入れる事が出来た

だがこれはまだハンターとして始まりに過ぎない

かなはハンターとしてただ土俵に立っている状態に違いないのだから


まぁーそれはさておき申請を待つ一ヶ月間ただただ待っているだけでは無かった

銃砲所持はあくまでクレー射撃などの射撃場で使う為の許可である為、狩猟で使用する場合は同時に狩猟免許も取得しなければならない

しかしコレが意外と大変である

なぜ?

それはズバリ言うと鳥獣を憶えなくてはならないからである

鳥獣は詳しく無い人からするとどれも同じに見える

そもそも狩猟可能鳥獣の中にはオスとメスの内オスのみ狩猟可能などがあり、しかもそのオスメスの判別は一部模様が違うなどの違いでしかない事がざらである


じゃあどうすれば良いのか?

こればかりは、素直に鳥獣の特長を憶えるしかありません

実際ハンターになった場合は、狩り場で瞬時に狩猟可能な鳥獣か判断しなくてはならないので必須事項なのです


こうしてかなは一ヶ月間ものあいだ狩猟免許取得の為に猛勉強したのであった


【数週間後】


「じゃあコレは?」


「キ、キンク、あっキンクロハジロのオス!」


「正解!」


現在、かなは相方のひなを自宅に招き適当に問題を出して貰っていた


「じゃあ次は...コレ!」


「スズガモのオス!」


「正解!だいぶ出来るようになってきたね、かなちゃん」


「そうだな、こればかりは暗記する意外近道が無いからな」


「フフフッこれでようやくかなちゃんがハンターになれるのか」


ひなが何故こんなにも協力的かと言うとかなが猟師になる事での恩恵を期待しているからだ、そう主に獲物のおすそ分けをね


こうして所持許可が出るまでの間かなは狩猟免許取得に向けて頑張るのであった

感想&ブックマークも気軽にお待ちしておりますのでよろしくお願いします。

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