エピローグ
ストーンルックに帰り着いた二人に対する村人たちの意見は、きっぱりと二つに割れていた。一つは二人は暴走体の上に、ならず者どもまで倒してくれた恩人である、という意見。もう一つは、村に面倒事を運んできた、厄介な人物達、という意見であった。
しかし、村のために頑張ってくれた、という意見に関しては一致していたので、すぐに追い出されるということは無かった。だが、このままでは村に更なる厄介が運ばれてくるかもしれない、早く出て行って欲しい、そういう意見の人たちが、実に村の半数であった。当然二人とも、村に骨を埋めるつもりもないので、青年の怪我が少しは良くなって、滞在期間三日ほどで村から出ていくことになった。余りにも短い期間であるが、少しでも悪意がぶつけられていることが、少女には堪えるのではないかと、青年は思ったのだ。
ちなみに、マクダウェル一家のならず者たちは、勇気ある少年リッチの活躍により、町から救援に駆け付けた保安官たちよって拘束された。結局見つけた鉱脈は、一晩でただの洞穴になってしまったため、村の再建費になればという意味合いも込めて、二人は賞金額総額三万ボルをストーンルックの物にする、ということで納得した。
そして現在、二人はアンダーゲートの駅に居る。それは、一つは以前の列車を救った謝礼を受け取るためであって、ネッドは何枚もの書類にサインをすることで、やっと二千ボルの謝礼を受け取ることができた。そしてもう一つの目的は、リッチとその母親が列車に乗って去っていくのを見送るためであった。
「……改めて、村を代表して……なんて立場ではありませんけれども、もう一度
お礼を言わせてください。ありがとうございました、アークライトさん、コグバーンさん。そして、ごめんなさい……村の人たちが、貴方々に酷いことを……」
「いえいえ、いいんですよ。所詮、俺らは賞金稼ぎ。ならず者の親戚です。違いは、法を犯しているか、いないかの差であって、ドンパチやって生計を立ててることには変わりないですからね。村の人たちの意見も、当然ですよ……しかし、やはり戻るんですか?」
親子は、もと居た隣の州に帰るために、二人と一緒に村を出てきたのである。ちなみに、親子はデュポス保安官がここまで馬車で運んでくれた。さらに言えば、せめてものお礼と言う事で、以前と同じような荷台をデュポスが用意してくれ、例の丈夫な馬で簡易の馬車として、青年は少女を荷台に乗せるお決まりのスタイルでここまで来た。
しかし、女手一つで子供を育てていくのも大変であろう、青年はそう思っていた。
「えぇ、この子が……きちんと学校に通って、勉強したいと言うものですから。確かに、村に居れば、周りの人たちが助けてくれるでしょうけれども……息子の目標を、やはり尊重してあげたいんです」
そう言いながら、母親は少年の頭を撫でようとして――だが、それは止めた。きっと、あの夜に少年は一つ大人になったのだ。いつまでも子供扱いしていたら失礼だという考えが、母親の頭に思い浮かんだに違いない。
「さ、リチャード。二人に、お別れを言いなさい」
母親に促され、少年は一歩前に出て、青年と隣に立つ少女に近づいた。その表情は少し寂しそうであったが、ふと眼に力強い光がこもった。
「……力が強いだけが、強さじゃないんだよね?」
もう一度確認するように、少年の口から紡ぎだされた言葉。少年の問いに対して、青年の隣の少女が微笑んでだ。
「あぁ、そうだ。その通りだよ……お前は強い奴だよ、リッチ。だからこれからも、頑張っていくんだぞ?」
少女の優しい激励に、少年は元気になり、満面の笑みになった。
「……うん! 僕も、頑張るから……元気でね、おねえちゃん、おじちゃん!」
「……やろ、テメェ!?」
感動的な別れが、おじちゃんの一言で台無しにされた。全力の気迫で以て青年が応えると、少年は嬉しそうにキャー、と言いながら走って車両の中へと駆けていってしまった。母親は顔を手で押さえ、そして「すいませんすいません、失礼します……」と早口でまくしたてながら、少年の後を追って行った。
その背中を見送って少しすると、車両の扉が閉められて、汽笛が鳴り、スチームロコモーションの煙突から煙が噴き出し始める。ホームから青の空と赤茶の大地の境界線へと去っていく汽車を眺めていると、ふと車両の窓が開いて、そしてリッチが元気に手を振ってくれているのが見えた。それに対して青年は小さく手を振り返した。
「お前ら、なんやかんやで仲良しだったよな」
そう、少女が青年を茶化してくる。
「いやぁ、アレはクソガキだよ、クソガキ……ま、嫌いじゃないけどね」
「ぷっ……お前も、案外素直じゃねーよな」
「君に言われたら、おしまいだな……」
「う、うっせー! とにかく、最後の仕事を片付けに行くぞ?」
そう言いながら少女はテンガロンハットのつばを手前に下ろして眼を青年から見えないように隠してしまい、駅の出口へと歩いて行った。青年がその背中を「まってー」と気味の悪い声をあげながら追い掛けると、外の大通りには人だかりが出来ているのが目に入った。それは勿論、青年たちを見るために集まっているのではなく、これからある見世物を見物するために集まっているのだった。
少女が荷台に座り、青年は馬を歩かせ、ゆっくりと町の大通りを過ぎていき、町の出入り口のアーチをくぐりぬけた。そして、もうしばらく進んで、荒野の真ん中で、周囲に誰も居ないことを確認し、馬車を止めた。青年は荷物から望遠鏡を取り出し、衆人たちの更に奥にある木製の舞台を眺めた。その台の上には、あの大男、ペデロが立って、なんだか情けない表情をしている。舞台の下では、上品な帽子に、上品な外套で身を包んだ男が、何やら紙を見ながら喋っているのが見える。つまり、親分のジーン・マクダウェルの代わりに、その右腕であったペデロが、責任を取るために絞首台に立って、罪状を読みあげられているのだ。
それを眺めていると、バチン、という音が後ろから聞こえてきた。見ればネイがライフルを取り出し、実包を装填している所であった。そして青年は、買い足したばかりの輝石をシリンダーに込めて能力を発動させ、荷台のふちを利用して少女の前に紐を張ってあげた。
「……気が利くじゃねーか」
少女はその紐の上にライフルの銃身を置き、静かに息を吸い込む。青年は再び望遠鏡を覗き、絞首台の様子を眺める。台の下の男がレバーを操作した瞬間、青年のすぐ隣で火薬の炸裂する音が響いた――と同時に、重力に引かれて落ちた大男の巨体は、首に巻かれたロープが《《何故か》》ちぎれたので、そのまま地面へと落下した。見物人たちが慌てふためく中、小柄の男が一人、馬に乗りながら、さらに別のもう一頭の馬を引いて、巨体の前に止まり、そしてペデロは馬に跨り、青年たちとは反対の方向へと去って行った。恐らく村で縛り忘れていた奴が居て、それがあの巨漢を助けに来た、そんなところであったのだろう。
「……狙撃の腕も、良かったんだねぇ」
「あったりまえだ。アタシを誰だと思ってるんだ?」
「はは、そうだったな」
少女のライフルは、もっぱら銃剣として使われていたし、最初の一発は、ジーンに斬られていたので、これでやっと少女の――ネイ・S・コグバーンの実力の全てを理解することができた。
「しかし、君の主義は分かっているつもりだけど……アイツら、逃していいのかな?」
「はっ、所詮小物だよ。もっといえば、なんかアイツら、その……憎めなかっただろ?」
確かに、ジーンの部下達は憎めない連中だった。生きていれば周りに迷惑をかける連中なのだが、どうにも間が抜けていて、恨むことができない、そんな奴ら。
「ま、これでこの辺りでの仕事は、全部終わった……っと」
そう言いながら、少女が荷台から飛びおりる。
「……また、首輪をされたい?」
青年が、去っていこうとする少女の背中に声をぶつけた。
「……あんだよ、なんか言いたいこと、あんのかよ」
少女は、こちらを振り向いてくれない。だが、立ち止まってくれた――本当に少しは、素直になってくれたようであった。
「君の旅の目的に、協力させてくれないか?」
少女は、何も答えない。ただ、赤茶けた大地に、その背中が佇んでいるだけである。
「これから、施設の仲間を探すつもりなんだろ? でも、きっと一人で探すより、二人で探す方が、良いと思うんだよ」
「……お前に、何の得があるんだよ?」
意外な返しであった。青年は、いっそ暇つぶし、とでも返してやろうかと思った。だが、ここはそういう場面ではないはずだ。青年はゆっくりと深呼吸して、意を決して心の内を紡ぐ。
「それが新しく出来た、俺の目標だからさ」
君を一人にしたくないから――それは、少し押しつけがましいと思ったのだ。そして、少女がやっと振り向いてくれる。だが、そこにあるのは、まだ訝しむような表情である。
「……だから、それでお前に何の得があるんだよ」
「損とか得とか、それだけで生きてたら詰まんないだろ?」
「それは、そうかもだけど……でも……」
少女はポンチョの下から右の掌を出し、それを眺めている。
「……言っただろ? 俺は、不死身のネッド・アークライトだって」
それを聞いて、少女が噴き出した。
「ぶっ……! お、お前なぁ、こう、真面目な時に、なんというか、台無しだろ!?」
台無しとは心外であった。青年は、至って真面目に答えたつもりだったのだ。しかし、少女にも、きっと今の一言が一番響いたのだろう。はにかむような笑顔になって、こちらへ歩いて来てくれる。
「まぁ、お前馬鹿だからな……うん、凄く凄く馬鹿だから、放っておけば誰かに迷惑かけそうだし……」
なんということであろうか、少女にとって自分は、先ほど命を救ったならず者どもと同程度ということであろうか、青年は、がっくしと肩を落としてしまった。
だが、青年が地面を眺めている時に、荷台に重みが加わるのを感じた。
「しかたねーから、アタシがお前の面倒みてやるよ。ま、お前はアタシの目標を手伝う、アタシはお前の面倒をみてやる……これなら、お互い様だろ?」
少女の方を見れば、やれやれ、といった調子で、左の人差し指を振りながら、得意げそうな表情を浮かべている。だが、その口元は大いに緩んで――いや、緩ませないように頑張っていた。
しかし面倒を見てやるとは。青年の方が少女の足になり、料理を作っているのに、面倒をみると言われたのは釈然としないものの、だがやはり少女だって分かって言っているのだから、なんだかもはや、笑うしかなかった。
何よりも、お互い様、という言葉が、今まで人との深い付き合いを避けてきた青年にとっては、非常に暖かく感じられたのだ。そしてそれはきっと、自分で言った少女も同様であっただろう、それが嬉しくて、でも恥ずかしくて、そういう感情をこちらに読み取らせまいと、少女は必死になって口元のにやけを抑えているのだ。
「それじゃ、これから面倒見てくださいよ、ネイさん」
「はいはい……それに、その……責任を、取ってもらわないとだしな……」
はて、責任とはなんのことであろうか。確かに色々と迷惑もかけたような気もするのだが、具体的に何について責任を取ればよいのか、青年にはイマイチわからなかった。しかし、なんだか少女の頬が上気している。なにやらとんでもないことを気付かぬうちにやってしまったのかもしれない。何か問題が起こる前に、自分がしでかしたことを確認しておくことにした。
「あの、俺、なんかやらかしましたかね?」
そう聞くと、少女はまず、拍子の抜けた顔をし、その後少し複雑そうな表情になったが、唐突に納得がいったような調子になり、ため息を一つ、皮肉げな笑顔で返事をしてくる。
「お前はやることなすこと、もっと言えばしゃべるだけで常にお手付きしてんだよ。これ以上失言をしたくねーなら、黙ってしゃきしゃき馬を走らせな」
「……おかしい、こんなに誠実に生きているというのに」
「馬鹿は休み休み……あぁ、本物の馬鹿だからしょうがないのか。ばーか」
短いフレーズの中で三回も馬鹿と言われてしまった。これでは不死身のネッド・アークライト改め、馬鹿のネッド・アークライトになってしまいそうだ。しかし、少女が楽しそうなので、馬鹿も甘んじて受けることにした。というより、やはり少女の言う馬鹿を、青年は気に入っているのである。
「……やばい、俺、もしかして変な奴なのか?」
「今更気付いたのか……こいつは重症だな」
少女の呆れるような視線が心地よい――うん、まあ細かいことはいい。自分は刹那に生きる快楽主義者だ。今を楽しもう、そう青年は考えた。そして、明日もきっと楽しいに違いない。辛いことはあったが、それを乗り越えて今、こうやって笑い合えていているのだ。だから、明日はやはり二人の元に来るのだ。
そこまで考えて、青年はふと一つ、少女に言っておかなければならないことがあることに気付いた。
「ネイ、ちょっと良いか? 一つ言っておきたいことがあるんだ」
「あー? なんだ?」
「これから一緒に行動する上で……いや、一緒に行動するならこそ、金の扱いはきちんとしようってことだ。今回、一緒に行動した報酬は結局、最初の五千と暴走体の三千、計八千、こいつはお互いの輝石を買い足したのと、その他弾丸、繊維、食糧や諸々の雑貨でほとんどトントンになっちまった。それで残りの、さっき鉄道屋からいただいた二千、こいつはしっかり半分ずつ持っておこう」
「うん? 別にいっ……一緒に行動するなら、お前が持っとけばいいんじゃねーか?」
一緒、という部分が照れくさかったのだろう、少女は顔を赤くした上、台詞を噛んでしまったようだ。
「いやいや、そうはいかない。一緒に行くからこそ、公平にしないと。あぁ、でも君が事前に持ってた分は、君が稼いだ金なんだから、折半しなくってもいいからな」
「あぁ、折半しなくってもっつっても、どうせ一文も……」
そこまで言って、少女はマズイ、という顔をした。その顔さえしなければ、マクダウェル一味に捕えられた時に巻きあげられたのだと判断したのに、その表情は、完全に後ろめたいことがある、という表情だった。
「……ネイサン? ちみ、もともといくら持ってたのかな?」
「う、うるさいな……お前には、かんけー……」
「関係無い、なんて言わせないぞ? これから一緒に行動するんだからな。互いの事は、きちんと分かってないといけないんだ」
少し低めに、叱るように少女に声をぶつける。すると、少ししゅん、となって、次いで観念したのだろう、バツが悪そうな様子ではあるが、白状してきた。
「……実は、お前に飯を奢った後、無一文になってた」
あはは、と言い訳のような笑顔がその後に続いた。つまり、少女は最初に共に食事をした後、青年が一度予想したように、野宿をしていたということだ。そう考えれば、あの朝やたらと眠たそうであったのにも、納得がいくというものである。だが、納得よりも怒りが先に来た。自分の身を削って、報酬を受け取るのも遠慮して、それでも自分に鞭打った少女に、お灸を据えてやらないと気が済まない。
「別に、困っちゃいねーよ……とは、なんだったんですかねぇ?」
「ぐっ……その、あんときはさぁ、こんなふうになるとは思ってなかったし……」
「それだけじゃないぞ、君はあのサソリを倒した後、報酬を受け取らないと思っていたどころか、そもそも倒した証拠を置いて去ろうとしていたな? あの時俺が引き止めなかったら、どうするつもりだったんだ?」
「べ、別に……なるようになんだろって、そう思って……」
「あー……なんというか、君って奴は本当に……」
本当に、人が良いというか、金に執着しないというか――だが、これはこれでマズイ。青年がかつて言ったように、タダほど高いものは無い。無報酬で働くのだって相手を増長させかねないし、この無欲さでは本当に誰かに騙されて、いつか酷い目に会いそうだ。
「……決めた!」
青年は馬を止めて、大声で叫んだ。そして、凄まじい勢いで少女の方を振り向き、視線を合わせる。恐らく、青年の目力に威圧されているのだろう、帽子の影の奥の碧眼が、少々申し訳なさそうというか、怯えているように見えた。
「な、なんだよ……」
「いいか、これから俺を……!」
青年は大きく息を吸い、かっ、と眼を見開いた。
「君のヒモにしろッ!」
言った瞬間、青年は猛烈な違和感を覚えた。
(財布の、を付け忘れたぁああああああ!?)
これはマズイ。ヒモにしろとは、男として最低の発言だ。しかも命令形であった。だが、言いえて妙でもあり、確かに少女の方が腕は確かで、それに着いて行く形の自分は、まさしくヒモ男なのではないか、むしろ色々雑務をやって、少女の稼ぎで食べていく自分を想像して、これって本当にヒモ男ではないか、というか、少女を騙す悪い奴は自分なのではないか、などと自問自答した。なんだか青年は冷たいものが頬を流れるのを感じた。不死身で馬鹿のヒモ男など、この世でもっともおぞましい何かだ――とにもかくにも、早くもコンビ解散の危機なのではないかと、青年の焦りは吹き出る汗が立証していた。
しかしそれに対し、少女の頭上には、はてな、が浮かんでいるようであった。
「お前、いくら布が自在に操れるからって……でも、紐にしろって、どういうことだ? 意味わかんねーぞ?」
成程、言葉の意味が分かっていなかったらしい。なかなか口の悪い少女ではあるが、それを仕込んだであろうコグバーン大佐のことを青年は思い浮かべ、この言葉を教えていなかったことに感謝した。しかし、どういうことだ、と聞かれてしまったので、答えなければならない――悩んだ挙句、青年は灰色の答えを叩きだした。
「……相棒ってことだよ、うん」
当たらずとも遠からず、しかし、ちょうど自分たちの関係を指す様な言葉であろう。この言葉を思いついた自分を褒めてやりたかったが、如何せん答える時に若干声が震えてしまった。これでは少女も怪しんでしまったかもしれない。
「そ、そうなのか……うん、相棒、相棒か……って、ちょーしに乗るんじゃねーぞ!? アタシは、そこまで気を許してねーからな!?」
どうやら声色よりも言葉の意味の方が大切だったらしく、青年の調子がおかしかったことには気付かないでいてくれたようであった。というよりも、むしろ少女の調子の方がおかしかった。とにかく、今がチャンスである。話を逸らそう、青年はそのことで必死になった。
「いやぁ、とにかくアレだ! これからよろしく頼むぞ、ネイ!」
これで、話が綺麗に纏まるはずである。一人で照れたり怒ったりと、百面相をしている少女は、青年の叫びに少し驚いたようであったが、眼を瞑り、満更でもないような様子で答えてくれた。
「……おぅ、頼まれてやるぞ」
間抜けなほど青い空と、恵みの少ない赤の大地の狭間を、一台の馬車が行く。無情に吹きすさぶ風が、行くべき道をかき消してしまいそうであっても、しかし確かに、そこに道はある。
荒野で出会った孤独だった二人、布使いの青年と包帯の少女、交錯した運命の物語は、まだ始まったばかりであった。
「……あ、でも、ヒモってあんまり、他の人の前で言うんじゃないぞ?」
「……うん? なんでだ?」
「それは、あれだよ……俺たち、友達だろ!? なんていうほど、胡散臭いものはないだろ? それと一緒だよ……」
「ふぅん、そういうもんか……そういうもんかもな。まぁ、気をつけるよ……」
明日も適当な時間に投稿します!




