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情報屋

今回は説明文が多めです

翌日


5階の攻略する為に、フォールの情報屋に向かっていた


リアの話しによると、シーカーは最初にダンジョンの情報を買ってから攻略を始めるらしい


そういう常識的な事が所々で抜けている為に、リアのアドバイスは非常に助かった。


でも……それなら師匠が聞かせてくれた話し結構貴重なんじゃ……


「しかし、こういう事は教わらなかったのか?」


ごもっともなのだが……


「学校の授業はあまり真面目に受けていなかった。それに一応……ダンジョンの一通り話しは聞いてたからな」


まぁ、師匠の話しがどこまで本当かわからないがな


「まぁ……知っている話しでも、情報屋から買ったと言う事実があれば少しは、怪奇な視線も減るだろう」


「それなら嬉しいな 」


リアと会話をしながらフォールに入るが、やけにに人数が少ない


「何かあったのか?」


「わからん……だが警戒はしといてくれフォールで襲われる事件は皆無じゃない」


フォールは安全地帯と思われがちだが、年に数回は必ずなにかしらの事件が起こる上に成果の山分けで揉めるなんて、良くある話しだしマナーが悪い奴などは、どこにでも居る


リアに警戒を促しつつカウンターに居る情報屋に近づく


「おや……初見だねぇ始めましてだねぇ」


俺を観察しながら挨拶をしてくる情報屋


格好は黒のフード付きのローブで顔と格好を隠している性別は声質から女か?

「あぁ……5階の情報が欲しいんだが、俺はとりあえずツルギとでも名乗ろうか、お互いに偽名の方が都合がいいだろ?」


「わかってるねぇ……剣、本名をさらす危険性を良く理解してる!!」


嬉しそうに言う情報屋


「そうだねぇ、私は君に対抗してシールドとでも名乗ろうかな?で、そちらのお嬢さんは?」


「私は……」


名前を聞かれたリアが俺を見てくる


「好きにして良いぞ本名でも、偽名でも」


別に俺が決める事ではないし、そこらへんは個人の自由でいいだろう


「そうだな……シールド好きに呼んでくれ」


なるほど……相手に決めさせるか


「了解、ナイトちゃん」


そのままだな……


「5階の情報が欲しいって言ってたけど……他の階層の情報はいらないの?」


「それは、信用できると判断したら買うさ」


シールドにそう返す


「手厳しいねぇ……まぁ、5階の情報だけど……どの位買う?」


「どの位?」


「情報屋は渡した金額によって教える内容を決めている、シールドはフォールに所属しているから、値段を問わずに信憑性は高いはずだ」


不思議そうにしていると隣に立っていたリアが説明してくれた。


「もっとも……個人で情報屋をやってる人も居るけどね、そっちの方はガセ情報とかが多いけど速いし安いよ」


一長一短といった所か


「銀貨1枚で、どの位の情報が買える?」

「銀貨1枚だと、5階までの情報は余裕で買えるね」


シールドが説明してくれたが、相場がわからん……


「因みにお釣りは出ないよぉ」


なる程……金額を出せばいいという訳ではないのか


「なら、銅貨3枚分買おう」


ある程度の情報はもう頭に入ってるし、それ以上必要と思えば途中で追加すればいい


「堅実な値段を出して来るねぇ、剣キミ本当に情報買うの初めて?」


「初めてだ……嘘を言ってどうする?」


まぁ、此処に来る事態が大きな嘘なのだが……


「了解、銅貨3枚分ね……まずフロアの作りは今までと同じだけど、トラップが異常に多いねぇ」トラップか見分け方は知ってるが、解除方法は知らないな……


「出現モンスターは?」


「もう1枚かな?」


銅貨をシールドに渡す


「毎度あり!!モンスターはトカゲだね……ただ、毒や麻痺の攻撃をしてくる奴と純粋に攻撃力が高いタイプが居るね」


なるほど


「因みにトラップの種類の情報なら「いや、もう大丈夫だ」


シールドの言葉を遮る


「しけてるね……まぁいいや!!今度機会があれば、またごひいきに」


「あぁ」


声質と台詞からしてシールドは俺達が死ぬか、逃げ帰ってくるのを予想しているのだろう


あいにく欲しい情報は揃った


「リア行こうとりあえず解毒剤と解麻剤かいまざいを買って行こう」


「わかった」


シールドに背中を向け歩き出す


「大丈夫なのか?」


「あぁ、シールドから買った情報と俺が知ってる情報が完全に一致した……それにトラップは全種類記憶してる」


「なに!?」


トラップの情報だけは勉強について何も言わない師匠が、「解除はいいが、回避の方法だけは全て暗記してろ」言われて、本当に今判明している物全部を叩き込まれた。


アレは本当に厳しかった……


「売店で、さっき言った解毒剤・解麻剤に加えて応急セットを買って行こう」


解毒剤

値段・青銅貨3枚

読んで字のごとく毒を解除する

ドリンクタイプと錠剤タイプがあり、ドリンクタイプは即効性に優れるが持ち運びに不便で、錠剤タイプは持ち運びは簡単だが効くのに時間がかかる


解麻剤

値段・青銅貨4枚

こちらは麻痺を解除する薬で、解毒剤と同じくドリンクタイプと錠剤タイプがある



応急セット

値段・銅貨1枚と青銅貨5枚

包帯・消毒液・綺麗な布・ポーションの5つの道具が箱に入った便利なセットだが、かさばりやすい為に持ち運びは不便


「あぁ、だが個数はどうする?」


数か、持ち運べる数にも限界がある


「とりあえず当たらなければ問題ないと言うが、念の為に1人5個ずつ買おう」


治療アイテムの数はこれで問題ないはずだそれに、錠剤を飲む為の水があればひとまず問題ないはずだ。しかし……これから先の事を考えると、トラップが発見・解除ができるメンバーが必要かもしれないな


売店


「しかし……私の分も用意してくれるのは嬉しいが、持ち運びはどうするバックパックでも買うのか?」


バックパック

値段・最低で銀貨5枚以上で高額な物は金板1・2枚

簡単に言うなら何でも入る収納鞄で安い物は何もオプションはついてないが、高い物になると重量軽減や盗品判別・ロック機能など様々なオプションがついてくる


欲しいが此処で高い金を出してもあまり良いものは、手に入らないだろう


「少しなら問題ないとりあえず買ってからだ」


多すぎると思えば置いて行けばいい


さてと……攻略開始と行こう

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