すり身汁
俺はガイツ。漁師の息子だ。前世でも漁師の息子だった。そこで、俺は漁師飯を再現しようと思う。あら汁だ。魚は生臭いとおもわれていて、一度火をとおしてから食べるのが一般的だった。そこに現れたこの俺、漁師の鑑。今年で成人だ、15歳だがな。醤油は魔法で管理して、味噌も同じようにして作った。瞬く間に広まっていった。町では定番になって行った。
この頃は、タチ汁が完成していた。タチとは魚の白子だ。これは、賛否両論分かれた。好きな人と嫌いな人がいた。見た目がやなようだ。味はまあ珍味だな。俺はすきだが。醤油と味噌だが、俺は実験を重ねてなんと!成功した!やっふぅ!砂糖も精製に成功したのでパラダイスだ。黒砂糖でかりんとうも作った。俺一人で楽しんでいたら、母さんにバレた。
「ガイ!一人で食べるなんて!どうして教えなかったかいいなさい。」母さん
「どうしてもなにも取られるからに決まってるだろう?あーあかりんとうが、、、、、、、、」
「あらいざらいおしえなさい!いいわね?」母さん
「俺の金なんだが?」
「関係ないわ!家族のものよ!」母さん
「おにぃ、ズルい」妹アイル
「アイルには口止め料あげただろ?」
「全然たりない、おにぃが悪い、、、、、、、(じとっ)」アイル
「アイルよくやったわ、今度なんか出来たら教えてちょうだい」母さん
「ん、分かった」アイル
「全員敵か、今度から気をつけてやるか、、、、」
「だめ可愛い妹には報告する」アイル
「全然可愛くない、チクリ魔だしな」
「おにぃ、駄目絶対!」アイル
「分かった分かった自分達で作ってくれレシピ教えるから、母さんもいいか?」
「分かったわ」母さん
「おにぃの新作は私の物」アイル
「勝手に言ってろ、俺は仕事に戻る、」
漁に出たらホッケがとれた。すり身汁にした。新鮮なホッケを捌いて骨を取り魔法でミンチにして、沸騰したお湯にいれていく。スプーンで一口大になるようにした。そこにネギと、俺の作った豆腐を入れて完成だ。
美味いホッケの風味がいい、醤油べースの味に合ってる。砂糖も入れて甘みもある。あまじょっぱくできた。父さんも帰ってきた。みんなで食べた。旨い。父さんはお代わりしまくっていた。無口だが分かりやすい笑。