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5話

朝6時に目を覚まし、6時半に玄関前で集合しているので支度して向かう。


玄関前には兄様と姉様も動きやすい恰好をして準備運動をしていた。

「「兄様。姉様。おはようございます。」」

「アレク、ルイスおはよう。今日から一緒に頑張ろう。」

「アレク、ルイスおはよう。初めは無理しなくていいから頑張ろうね。」


兄様と姉様も3歳の時から朝のランニングをしており、僕たちも今日から参加することになる。


「はい。頑張ります。」


ランニングをする目的は、体力作りと体作りのため。これは男女関係なく走ることになっている。

公爵家の1週は1㎞ある。

さすがに僕たちはまだ走り始めなので、僕たちの部屋の周りを2週走るところから始める。


準備運動が終わり次第それぞれにあったコースを走りだす。

2週走るのはすぐに終わり、休憩をする。

息が整ったらまた2週走り、ランニングは終了になる。


部屋に戻り、お風呂を済ませて朝食に向かう。


家族で仲良く食べた後9時からサレスの授業が開始する。


「「サレス先生よろしくお願いします。」」

「はい。よろしくお願いします。」


授業が始まった。最初の授業は、この世界についての軽い説明があり、僕たちのクラス国や国王様について、貴族階級についての説明を軽く流す感じで説明してくれた。


この世界には、沢山の国があり、人間以外の種族も暮らしている。

僕たちが暮らすこの国は、ルドベキア王国。

僕たちが暮らしている領地は、王都とシンビジューム領の北に屋敷があるらしい。

僕たち産まれてからずっと王都の屋敷で生活をしていると聞いた

理由を聞くと、王都全体に結界が張られていて、子供を産んだ貴族は、下の子供が3歳になるまで安全な王都で過ごすんだって。

領地には結界がない代わりに、騎士団や冒険者達が守ってくれているらしい。


座学の授業が終わり、剣術・武術を教えて貰うガバトの授業が始まる。

運動しやすい服を着て、公爵家の中庭にいる。

「ガバト先生よろしくお願いします。」

「この授業はそんなにかしこまらなくてもいいよ。むしろかしこまられたら困るかな。俺、平民の出だから。」

ガバト先生は、ほほを書きながら照れくさそうに言った。

「僕たちは教えて貰う側ですので、ガバト先生とお呼びします。質問よろしいですか?」

「ん?なんだ?」

「サレス先生の授業で騎士団と冒険者を聞いたのですが、ガバト先生は冒険者したことありますか?」

「俺は、今は公約家騎士団に所属しているが、冒険者登録はしてある。ランクはBだ。詳しいことはまた今度にしてほしいが、Bランクは大抵のモンスターと戦える実力があるということなんだ。」


なるほど、この世界の冒険者はランク制なんだ。

『一番高いランクは何だと思う?』

こういう制度はアレクの方が詳しいと思いテレパシーで聞いてみた。

『ランク制ならAかSランクかな?兄ちゃん冒険者になるつもりなの?』

少し考えた後、驚いた顔で見てきた。

『異世界と言ったら冒険者登録してみたくないかい?』

『まぁやってみたさはある。でもボクたち貴族でも登録できるのかな?』

『分からないな。聞いてみよう!』


「そうなんですね。僕たちも冒険者になれるのでしょうか?」

「今は無理だな。冒険者になるには年齢制限がある。モンスターと戦うのに子供がやると危ないし、戦闘能力も必要。貴族様の場合親からの許可も必要かもな。冒険者は命がけの仕事だからなぁ。」

「そうなんですね。まず強くなるところから始めないといけないんですね。」

「そうだな。なんだ。冒険者に興味があるのか?」

「興味はあります。」

「だったら、話し方をもっと崩した方がいいなぁ。冒険者になる人の多くは平民だからだ。良い所の出と知れたらカモにされるかもしれないからな。何なら俺の授業の時は冒険者たちの話し方でやるか?」

「はい、お願いします。・・・あ、はい、よろしく!」

「了解!じゃあ今から柔軟と体感を鍛える!」

「はい!」


こうして、言葉を崩し仲良くなってから授業が開始された。

柔軟は、とても柔らかくて驚いた。前世は引きこもっていたから体が硬かったと思う。

体感のトレーニングは、間に休憩をはさみ無理なくできた。

体育の時間は毎日1時間なので、ゆっくりしっかり鍛えていくのと、平民の言葉を学ぶ時間となった。


午前中の授業はここで終わった。

昼食の時、母様に領地について尋ねると、今年の学園が長期休みの時に領地に行く予定だと教えて貰った。


朝食後、お昼寝をして午後の授業が始まった。

内容は、母様に領地について尋ねたのがきっかけで、どのような領地分けになっているのかを教えて貰い。この世界で使われている通貨についての勉強で、分かりやすく教えて貰えた。


この国は、上級貴族で大きく領地を分け、その領地をさらに分けて下級貴族が管理しています。

上級貴族の仕事の領地経営は、自分たちの領地と、下級貴族に割り振っている領地が正常に管理されているのかを見たり、直接改善したりして、領地全体を住みやすくすることです。

この世界は共通通貨になっていて、日本で言う1円が小銅貨。桁が増えるごとに大銅貨。小銀貨・大銀貨・小金貨・大金貨・白金貨まであるんだって。


授業の最後にこの国でのあいさつの仕方を学び授業終了となった。

「初日の授業お疲れさまでした。明後日、復習から始めますので、頑張ってください。」

「はい。ありがとうございました。」


慣れないことと、覚える事が多すぎて部屋に入ってすぐソファーでくつろいだ。


「「疲れたぁ。」」


ソファーで休憩しているとメイドが紅茶を持ってきた。

2人で飲みながら休憩している。


「初めて聞くことばかりで覚える事多かったなぁ。」

「ほんとだね。しっかりメモを取ったから復習しないとねぇ。」

「明日から魔法の勉強が始まる!超楽しみ!」

「ほんとにね。魔法の適正はあるからどんな魔法を覚えれるのか楽しみだよね。」

「うん!」


18時に夕食なので、それまでにお風呂に入り、ご飯を食べ、疲れていたのもあり、休憩した後すぐに眠りについた。


お読みいただきありがとうございます。


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