〜受験〜
暇だったので書いてみました。クオリティーはひどいと思いますが暇つぶし程度に読んでくれたら嬉しいです。気が向いたら更新します
冬のある日...悲喜交々の声が聞こえる。そう受験の結果発表だ。中学受験指導者である青山は毎年その様子に葛藤してきた...
「先生... 青山先生...」と名前を呼ぶ声が聞こえて青山は目を覚ました。
「夢か...?」
寝ぼけながらも時計を見るともう4時であった。寝ぼけている暇はない。授業の準備を始める時間だ。大きな欠伸をして今週の教科書の範囲を開く。
「ああ、今日の範囲はニュートン算か笑。俺も小学生の時は苦しめられたものだ」教科書を見ていると小学生の頃に戻れるような気がして青山はその時間がなんとなく好きなのであった。
約一時間後、生徒達が教室に入ってくる。今日は塾内で新年度初の授業だ。新小六の生徒達の顔を見ると新しい教師に緊張してるのだろうか、それとも受験が迫っていることに危機感を感じているのか、張り詰めたような顔をしている。
「こんにちは、これから一年間君たちの算数の担当をする青山です。よろしく」
と笑顔で挨拶をすると生徒達も少し緊張が解けたような顔をする。
続けて彼は
「はっきり言おう、一年後の受験、それはみんなが合格できるなんて綺麗事じゃない。誰かが落ちて誰かが合格する。それが受験だ」
生徒達がざわざわしだす。
「だが私は君たちの力を信じている。私の言うとうりにすれば君たちは合格できる。私についてこい」
これより青山による合格教室、開講