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2-13 神戸町、2回目

 装備や道具を作り出し、強化と進化でひと月ぐらいかかった。

 色々と作っていたらあれもこれもと、今考えると意味の無い物も作っていたのが原因だ。


 『猪骨悪臭玉』とか、確かに嫌がらせにはなるだろうけどね。たぶん出番はないと思うな。

 いや、作っているときは「警察犬で捜査されたら大変だ。臭いをごまかすアイテムを作ろう」って考えてたんだけど。

 ずーっと大垣に留まるわけでもないし、あんまり気にしなくていいだろうね。


 なんでこんなの作った、俺。





 準備ができたので、神戸町を経由して大垣に向かう。

 準備期間が長くなったけど、「伊勢に行く」って目的を掲げていたので、伊勢からの帰りと思ってもらえばいいかな。



 神戸町では、また夏鈴たちと猪狩りをして、売り物を確保する。

 神戸町では夏鈴たちの手を借り、大垣では夏鈴たちは姿も見せない。

 ちょっとしたミスリードを狙ってのことだ。


 精々、神戸町近辺にあるかもしれない、夏鈴たちの隠里(かくれざと)でも探すといいよ。



 神戸町では、また歓迎してもらえた。

 前回俺が猪を大量に狩ったことで一時的に被害が減ったので、また猪退治をするなら最初から手伝うとまで言ってくれた。


 やることは前回と同じで、前回ほどではないだろうがたくさんの猪を狩ることになると思う。

 俺が魔法を使えることは言ってないはずだけど、凛音が魔法を使えるのは教えてあるし、なんでもかんでもそこまで必死に情報を隠す意味も無い。

 彼ら自身が信用できるかどうかじゃなくて、むしろちょっと情報を与えておいた方が相手が混乱するだろう。


 さすがにカードについて教えたら馬鹿だけど、俺もいくつか魔法をつかえるとか、そんな感じで情報を流しておくことは悪い事じゃない。

 神戸町の住人も、水を出す魔法や火をつける魔法が使える人はそれなりにいる。

 数は少なくても蓮見さんクラス、マナボルトの使い手だって何人もいるようだし、俺がマナボルトとかを見せなければ悪目立ちすることも無いだろ。


 使っても『イグナイト』までにしよう。あとは水のカード。

 ご飯類は先に町で買った分だけでいいや。カードの食料は先に塩パンだけ用意しておけばいいし。



 他、特に問題はないかな。

 ここで猪を狩って、大半は町で売るけど、1頭ぐらいは大垣で売る。

 これで大垣まで足を延ばす理由もできるし、ちょうどいいだろう。

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