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カードクリエイターのツリーグラフ  作者: 猫の人
ゴブリン達との生存競争
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1-ex 兎(環境破壊?)

 雑草対策に、兎をカード化している。

 3匹いる兎だけど、基本的には生存力優先で育てている。

 「逃げ足の速さ」「気配察知能力」「生命力」をそれぞれ強化し、簡単に殺されないようにしてみたわけだ。


 で、こいつらはランクが☆と低いので、冬までに2度ほど進化していたりする。



『脱兎』:モンスター:☆☆:小:1時間

 脱兎を1体召喚する。足が大きく発達していて、逃げ足が非常に早く、いったん逃げに入った脱兎を捕まえることは困難。


『耳長兎』:モンスター:☆☆:小:1時間

 耳長兎を1体召喚する。音に対し非常に敏感で、近くにいる生き物の気配を把握できる。大きな音の中でも大丈夫。


『大穴兎』:モンスター:☆☆:小:1時間

 大穴兎を1体召喚する。とにかく体の大きい兎で、食欲旺盛。力があり、戦っても強い。



 こんな感じだ。


 最後の『大穴兎』は、大きな体をした穴に住む兎、という意味である。

 こいつは穴兎なので、たれ耳をしている。バニーガールのような立った耳じゃない。狭い穴を好む巨漢の食いしん坊だ。


 「生命力が強い=体が大きい」ということで、進化後の大穴兎はなんと、大型犬並みのサイズを誇る。

 体重換算、推定30㎏ぐらい。ぶっちゃけ、もう兎とは言えなくなりつつあるよね。

 畑に入ることができなくなったので、今は畑周辺の草を食べている。すでに水場までの道は食い尽くしているので。



 『脱兎』の方は『草原大狼』よりも足が速く、速度勝負ならうちで一番。

 こっちは中型犬サイズだと思う。大穴兎の半分ぐらいの体重だから。


 で、『耳長兎』は一番小柄で脱兎より一回り小さい。小型犬よりは大きいと思うけど、まぁ、なんとなくのレベルだ。正確な体重とか量り様もないし。

 足の速さは脱兎に劣るけど、何気に生存率が一番高いのはこいつ。脱兎はね、走った先に待ちかまえられて捕まることがあるから。こいつだけ食い殺されたことが無いんだよ。


 ま、大穴兎が一番食い殺されているのは言うまでも無いんだけど。穴に逃げることもできないし。集団戦が得意な狼に勝てるものでもないんだよ。





 平原に自生しているのが野生化した稲ということで、平原を無意味に食い荒らすのは得策じゃない。

 そのうち水田とかもやりたいので、稲を絶滅させるのはよろしくない。

 なにせ、ここの稲は種籾じゃなくて、残った根っこで再生している様子なので。

 食い荒らすと、来年の米が期待できなくなる、かもしれない。


 けど、雑草の処理に兎が使えるというのは農作業をするうえでとても大きいので、こいつらはこのまま育てていく。

 腰をかがめて雑草を引くのが大変だから、昔の農家は畑を守る手間がかかったというし。任せられるなら任せた方が、絶対に良い。



 ついでに、大穴兎だけは種をまいておく。

 食いでのある兎が増えたら面白そうだからね。


 生態系の破壊かもしれないが、定着するならそれはそれで環境に適しているってことだろう。

 ゴブリンを増やすためにも畑も広げたいし、俺が持つ環境への影響力はかなり大きいだろうな。

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