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4-16 防衛網構築③

 ゴブニュート村の前に、ゴブリン村を作る。で、そこにゴブリンを住まわせる。

 外から見れば普通のゴブリン村と思えるようにすればいいんだから、そこで相手が止まってくれればそれで良い。


 あと、戦闘要員を育てる。


 ゴブリン村を見ても納得しなかった場合、更に奥に踏み込まれる。

 ゴブニュート村まで踏み込んできた奴は、殺すよ。

 その為の力が必要だ。



 堀井組との戦闘を考えると、現状でも充分な戦闘能力があるとは思う。

 ただ、そこで安堵したところで、終わりでは無い。相手は巨大組織なのだ。これまで以上の戦闘要員を投入し、こちらに仕掛けてくる可能性がある。

 その場合、最初に投入した戦力を超える戦力を投入するであろう事は明白で、どこまで戦力を投入するかを考えると、よく分からないとしか言いようがない。


 なんか昔、同じ事を考えた気がするけど、そこは横に置くとして。

 国力を考えると、こちらが不利なのは否めないだろう。

 もしも俺たちが本気で勝とうと思えば、普通は拠点を破棄しての不正規戦しかないと思う。


 もしくは「攻め込んだところで無駄に被害が大きくなるので、これ以上の戦闘は無意味」と思わせるしかないかな。

 拠点を守りたければ、こちらしか選択肢が無いとも言う。





「そんなわけで、側近扱いの三人には、一回進化してもらう」

「「「はい!!」」」


 俺は夏鈴たち三人に状況を説明し、彼女達には進化してもらう事にした。


 ☆☆☆の三人の進化には相応の魔力が必要なので、一度に進化させるのは無理だ。

 順番に進化させることになる。


 三人とも進化には積極的で、誰から進化するか言い合いを始めたが、順番はすでに俺が決めている。


「凛音、莉菜、夏鈴の順で進化してもらうから」

「はい」

「はーい」


 俺が順番を決定すると、凛音は口を閉ざし、夏鈴と莉菜は素直に返事をした。

 凛音の無言は喜んでいるからで、ニヤニヤする口元を開かないようにしているだけだ。かなり嬉しそうである。

 そうなると最後に回された夏鈴は悔しそうな顔をしてもいいと思うけど、彼女の方は平常運転。残念そうにしているといった感じはしない。順番の意図に気が付いたようだ。



 こうして先制・遠距離魔法攻撃タイプの凛音から進化をすることになった。

 後方支援・薬品生産タイプの莉菜が続き、俺の身辺護衛・全体指揮官タイプの夏鈴がラストになるが、どうなるかね。


 じゃあ、時間を無駄にしないためにも、夏鈴にはフリーマンたちとの模擬戦を頑張ってもらわないとね。

 ちょっとした検証をしたいし、他の部隊も巻き込むかな。

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