第1章 狼くんとの出会い7
進化!!!!
「さてどうしようかな」
早速だけど進化をしてしまうべきか迷っている最中だ。
「進化をしてしまうと少し弱くなるはずなんだよね最初は」
まあこれもよくあることだと思う。
レベルが大体一からに戻ってしまうからである。
「まあでもやっぱり進化したいしなぁ。とりあえずどんなふうに進化するのか確かめてみたいからピエールに先にやってもらおうかな?その間僕が守ればいいんだから」
「ワォン!」
ピエールは嬉しそうに尻尾を振っている。
早く進化したいようだ。
「ピエール進化していいよ!」
「アオーン!」
大きく遠吠えをすると、ピエールの体が光に包まれていった。
あまりの光量に目を向けて居られずつぶってしまった。
そして直ぐに光は収まり、目を開けるとそこには狼の大人くらいのサイズのピエール?がいた。
「ピエール?だよな?」
「ウォフ」
声も心なしか低くなったようだ。カッコいい。
「じゃあ次は僕の番だね!直ぐに終わるみたいだし大丈夫だと思うけどピエールお願い!」
「ワフ」
進化の項目を押すと、体の中から何かが湧き上がってくるような感覚に包まれ自分の体が発光しだした。
数秒たつと光は収まり少し視界が高くなったような気がした。
「うおおー、これが進化かぁ。思ってたよりあっけないな」
早速ステータスを確認することにしよう
名前:田山小路
種族:スケルトンテイマー
Lv:1/15
HP:50
MP:15
攻撃力:12+3(簡易的な槍+1)
防御力:11+5(ファングボアの腰巻+1)
魔術力:11
素早さ:18
(スキル)
脳天突きLv4 槍術初級Lv5 魔力感知 武具・道具作成初級Lv3 身体強化Lv3 調理Lv6 アニマルフレンド
名前:ピエール
種族:ウルフ
Lv:1/15
HP:30
MP:15
攻撃力:18
防御力:9
魔術力:15
素早さ:32
(スキル)
噛みつきLv3 身体強化Lv3
疾走Lv2 スケルトンフレンド
「友達になってる!ピエールと一緒にいたおかげか進化先にも影響してるみたいだ!新しいスキルはよくわからないね」
「ウォン!」
「ん?」
なぜかわからないが頭の中にピエールの感情が入ってきた。進化して喜んでいるようだ。
「まさか、感情がなんとなくわかるようになったのか!スキルの影響だきっと!」
こうして進化により意思疎通ができやすくなったふたりはオークの肉を食べることにした。
「今日は生姜焼きだー!」
「ウォーン!」
しっぽを激しく振ってうれしそうだ。
パパっと手際よく調理して早速いただくことにした。
「んー!!おいしい。でもやっぱり米が欲しくなるもんだなぁ。この世界にはあるのかな。」
ちなみにオークの肉は脂がのっていて臭みもなく柔らかくておいしかったよ。
そして二人は日課の訓練をして眠りについたとさ。
読んでくれてありがとうございます。