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ノーマの泉  作者: 憂い月
序章
2/5

喫茶店『ノーマの泉』

更新頻度の変更、申し訳ありませんでした。今後は月一で固定させていただきたいと思います。

それでは、今回もお付き合いお願いします。

 ここは精霊の森。中心部には精霊・ノーマが住むと言われている泉が湧く。僕はその畔で喫茶店をやっている。お菓子がメインの喫茶店で、昼時には軽食を出したりもする。



 母が亡くなり、村を出てもう五年。母の墓参りと店の仕入れ以外では森から出ない生活でも、世界の情勢を知れるのは精霊を見ることのできる才能と泉を訪れる人々のおかげだろうか。村人や町人、商人に貴族。時折、神官や王族も訪れる。多種多様な人々が泉を訪れる前後に店に立ち寄る。身分で客を優先しない僕の店に貴族や王族は嫌な顔をすることが多いけれど、帰る時には笑顔になっている。彼らと接する中で、昔は感情を出すのが苦手だった僕も上手く感情を表現できるようになってきたように思う。僕が彼らから感情表現の仕方を教えられたように、彼らが何かを得られていれば良いと思う。





――さあ、そろそろ開店の準備を始めよう。今日はどんなお菓子を用意しようか? 合わせる飲み物は? ああ、考えるだけで楽しくて堪らない。



 いつものように店内を整え、外に本日のおすすめを描いたボードを飾る。ドアに掛けたプレートを“OPEN”に変えれば、喫茶店『ノーマの泉』の開店だ。今日は一体どんな出会いがあるのだろう?




 扉が開き、ベルが鳴る。本日最初のお客様だ。





「いらっしゃいませ、喫茶店『ノーマの泉』へようこそ!」

次話投稿は7月10日となります。

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