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ノーマの泉  作者: 憂い月
序章
1/5

静かな始まり

のんびりと進みます。

申し訳ありません、月1更新に変更します...。

 よく晴れた日、とある村で若い女が子供を産んだ。女は村で一番美しい、気立ての良い娘だった。女が産んだ子供の父親は分からない。女はただ、これも世界の意思だと言うだけで、父親が誰なのか明かそうとしなかった。



 時は過ぎ、子供が一歳になるかならないかの頃のことだった。その日もよく晴れた日だった。子供は不思議なことに何もない虚空に手を伸ばし、楽しそうに笑っていた。女は特に気にした様子はなかったが、村人たちは得体のしれないその子供を気味悪がった。



 また時が過ぎ、子供は自分が周りと違うことに気付いた。他の人々には自分の見ているモノが見えないのだと悟った。子供には精霊・ノーマが見えたが、周りの人間には見えていなかった――それが精霊であると教えた女でさえも。


 精霊がいるということは世界中の誰もが知っていた。だが、未だかつて精霊を見た人間はいなかった。精霊は人間の目には決して映らない筈の存在だったのだ。





 子供は――ラットは、特別だった。

序章は以上です。

のんびりとお付き合いくださいませ。

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