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偽電車男 第二部「1.いこうぜ・・・フォースの暗黒面へ・・・」

俺の社会人生活を振り返って恋愛の話を書きますが、もちろんフィクションも混じった自伝的小説です。うかつに書くと特定されちゃうw

俺は車の中で煙草をふかす。

車は青のGC8。

その上位グレードの車だった。


マリちゃんという女の子を助手席に乗せて、いつかデートしたい。

そう思ってがんばっていたのだが、その夢が叶うことはなかった。


車内に煙草の煙が広がっていく。

俺も電車男のようにパワーアップして、あの娘と相思相愛になって・・・


パワーアップはある程度完了した。

ハート様のようだった身体は鋼の肉体に近づいた。

ウエストは10cm以上細くなり、ベルトをカットした。


腹筋が割れた。

補助ありの片手倒立腕立てや、拳立て伏せ、指たて伏せ、おもりをつけてのジョギングやランニングなど、限界を突破したトレーニングメニューにより、ふくらはぎが前より太くなるわ、ウエスト細くなるわ、片手懸垂ももうじきできようかというところだった。


流行の髪型にしてマリちゃんを振り向かせようとして、美容院にもいくようになった。

一回、美容師さんの罠で髪色がアッシュブラウンになり、まわりからも教育的指導を受けたが、マリちゃんと話すネタが出来た。

服にお金をかけるようになり、ファッション雑誌で勉強するようになった。

ジーンズ販売店の店員からも「かっこいい」と言われるほどに成長できた。

それまではユニ○ロばかりだったのに、コム○イズムで服を買い、店員さんにコーディネートを相談するようになった。


180度とまではいかないが、自分が変身をとげてまわりの評価が変わり

自信の成長を感じながら、毎日を楽しくやっていた。

それが1年ちょっと続いていた。


そして、その後周囲のいじめやあの娘の涙があり、純粋にあの娘を好きだった気持ちは、何か形容し難いものに変わり、あの娘が自由に恋愛を楽しんで、本当に望む相手と幸せになれたら・・・と相手の幸せを願うようになった。


これは・・愛なのか?

俺の純愛・・・


そう思っていた・・・ のだが・・・

例の一件があり、俺の中の純愛は消え去った。


俺の中のリトルマスターヨーダが口を開いた。

「若きスカイウ○ーカーはフォースの暗黒面に堕ちた」


さぁ、あれからの続きを思い出していこう。


・・・


「うちの子供、男の子なんだけど、この車みたいに羽根がある車好きよ。」

「へぇ、そうなんだ。ところでさ、今度また会っちゃう?今度はさ、(ごにょごにょごにょ)」

「もぅ、エッチw。いいよ。じゃぁ、はい、連絡先。」


女を駅まで車で送り、別れた。

俺は駅からだいぶ離れたコンビニに車を止めて、車内で煙草に火をつけた。

俺は携帯電話の操作に疎い。

だから、彼女に連絡先を書いてもらい、メモにあった連絡先は携帯に登録した。、

メモはその日のうちに引き裂いてコンビニのごみ箱に処分した。

着信拒否設定完了。


名前は、全く関係ない名前っと。

時折、ふっと煙草の煙を吐く。


(ふっ、俺は同じ女と二度は寝ない・・・なんてな)


お気に入りのアニメキャラの台詞を思い浮かべながら、明日からの予定を考える。


渇いた心。

自身の黒い衝動に従い、日々を過ごす。


鬱のような症状で、まわりの人間が自分の悪口を言っているような気がする、それは精神性の重大な病気だ、だから休職して実家でゆっくり休めと、会社の支社長から言われた。


(心の病気とか、あいつらのこと何も知らないくせにどんだけぇ~)


俺は言われたとおりに休職した。

まわりの悪口はぴったり止んだよ。

そりゃそうだろう。

前の客先の社員連中とキョウスケの取り巻き連中は、祈願が成就したと思っている(だけなんだが)。

キョウスケとマリちゃんは付き合うことになり、そのあとのことは知らない。


ただ、俺が客先を辞める日、あいつらはすごく嬉しそうに色々言ってたけど。


後は、俺を心療内科送りにでもすれば、いじめの証言能力が消せるとでも思っていたのだろうか。

だが、俺の診断は残念ながらその病気にはなってない。

統合○○症じゃなく、ストレス性のものって診断なのさ。


事実、サトウたちのピンポンダッシュやら集団ストーカー行為で睡眠阻害されて、体調ボロボロだったしな。


休職に入って実家に帰る前、支社長に産業医に連れて行かれ、何があったかを医者に話した。

医者は、俺の話した内容から精神性の重大な病気とは判断しなかったのさ。

そこが、あいつらにとっては誤算だったろう。


あの時のあいつらがやったことの証拠も一部持っていたが、確定打じゃない。

どうしたもんかな。


俺の所属は俺の希望通りに地元エリアに変わるはずだったが、支社長の計らいでまた同じ雪国のエリアのままだったんだ。


で、今は地元に帰って休職中っと。

最初はスキルアップのために勉強をしながら、でもほとんど寝て過ごしていた。

身体を休めるように支社長と産業医から言われていたからだ。

筋力トレーニングも一旦やめて、体力回復に励んだ。


でも時々は遊んでストレス解消しなきゃ。

で、ちょっと遊んだりしてるのさ。

第一部と第二部の構成です。

よかったら見てやってください。

ブログの方だと全部書き終えてます。

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