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1/3

1話全てを………

少なくとも私の作品はシリアス系苦手なので全力で曲げに行きます。シリアスフラグが立っても葉の茎のように折ります。

それとこの作品は息抜きでやる気等で変わる可能性も無きにしもあらず。ご了承下さい

「ハロハロー!今日もボクの配信に見に来てくれてありがとー!」


『やっぱこのチャンネルよ』

『流石の盛り上がりだな!』

『今日はなにするんですかー!!』

『なにしても楽しい』

「参加型とかやらないの?」


「今日はねぇ参加型のストライクシスターズをやりたいと思いまーす」


ストライクシスターズとは、格闘ゲームでたくさんの個性あるキャラを使い勝利を競う。


『うぇー!?!?マジ!?』

『よっしゃ!!今すぐ起動だ!』

『くそう……あの時買っとけば……』


「そ、その、ボクは弱いからみんなじゃあいてにならないよ?」


『〜〜〜』

『〜〜〜〜〜〜』

『〜〜!』


そんな感じにボクは流れてくるコメント欄に笑みを溢す。

モニターは3つありコメント用、ゲーム用、そして()()()()()()()()のモニターがありその画面には白い髪をし白いミミと白いキツネの尻尾が生えた15歳位の女の子が居る。

そして一際目立つのが片腕と片足にある義手義足。誰だと思うだろう。


しかしその画面はボクの動きに合わせ動く。そう、間違え無くその女の子はボク。そしてその子はもう1人のボク。


聞いたたけではわからないだろう。詳しく説明するとこの子は今のぼくの状態。流石にミミとか尻尾は無いけど

髪色、体格、性別。全てが同じ。声はそのまま使っているのでカウントしないとして。

その3つ全てが今のぼくの状態。


事故に遭い、ボクはあの日の事故から総てを失った。腕も足も、()()()()()()()()()。性別は約2年前から発見された「TS病」という性別が変わる病気にかかり。そんな時にお姉ちゃんから「VTuberをしてみない?」と言われ、今のボクが居る。


『おーい?大丈夫?』

『どうした?また何処か痛いところとか……』

『無理しなくて良いよ?』


「ううん、大丈夫…ありがとう。ちょっと昔のことをね。」


『話を聞くだけでも凄い大変だって分かるよ。』

『困ったら相談に乗るで!』

『そそ、頼ってくれて良いんだからね』


「ふふ、ありがとう。じゃ!そんなことは水に流してゲームしよ!」


■■■■■■■■■■




「うっ……い、痛い……こ、ここは?」


突然痛みで目を覚まし辺りを見渡す、部屋の匂いや感じから病院だと分かる。

しかし何故?が頭をよぎる。

何故と思いながら思考を巡らせる。

学校の帰り道で………友達と帰ってて……あれ?友達と帰って……何があったの?


なぜか抜け落ちている記憶と考えても意味のない思考をやめ布団をはごうと手を動かす。

……が、動いたのは()()だけだった。

何故と思いながら動く片方で布団をはぐ。

そしてボクはそれを見て言葉を失った。なぜなら利き手の右手と右足の先がなくなっていて、代わりに包帯らしい物が巻かれていた。


「え……?」


それと声もおかしい気がする。こんな声は高く無かったから。

しかし非常識な状況を目の当たりにしても、何故か落ち着いていて、ベッドの隣りにあったナースコールを押す。


そして待つこと数分。看護服に身を包んだ女性が入ってきた。何故か入ってきた途端、驚いた顔をしてでていってしまった。

どうしたのだろう。部屋でも間違えたのかな?

ま、ミスは誰にでもあることだし。責める気にはならないけど

と、思っていたら以外と急いでいたのかタッタッタと廊下を駆ける音がする。病院で走って良いのかな……


と、看護士を待つこと数分、今度はさっきの看護士と医者?ぽい人が来た。どうしたんだろ。もしかしてもう退院?

無わけ無いか


「喋れます?」

「あの…どうしたのですか?」

「大丈夫そうですね。天野さん、よく聞いてください。貴方は事故当時の記憶がありますか?」

「うーん、友達と帰って居るところしか。」

「じゃああまり覚えていないと。」

「はい。」


と、医者が出す問いに全て答える。

自分の名前、生年月日、家族構成、事故当時の事。

前半3つは覚えていたけどどうしても最後だけは分からず教えてもらえることになった。

どうやらボクはスピード違反のトラックが突っ込んできて、友達をかばい轢かれたらしい。


ボクが覚えていないのはショックすぎた内容は脳が勝手に忘れるようになっているとゆうこと。

そして一番変わっている性別。これは2年くらい前に発見された病気で、男性なら女性、女性なら男性になってしまう。


今のところ特効薬は出来ておらず、罹ってしまったら一生をその姿で過ごさないといけない。一応かかる人はプライバシーの観点から名前を伏せられる。そして、政府が行っている、TS病患者にはお金等支援を受けられる制度がある。これはTS病と診断されれば月に20万位送られる。


ボクが運ばれてきたときは、まだ男だったらしく。手術で一命を取り留めた瞬間に変わったと医師から。


そしてボクの今の身体をみる。

肌は雪みたいに白く……腕も力を入れたらすぐ折れそうなくらい細い。身長は145くらいと医師から言われた。グスン……もう少し欲しかったな〜

そして今気づいたけど。髪……真っ白。そして長い。どれくらいかと言うと腰位まで。


こうゆう劇的な変化をする人は中にはいる。けど普通は元の姿のまま性別が変わるらしい。

ボクはレアケース。髪色も体格も声も全て変わったのはボクだけども言われた。


そんな医師の話を半ば聞き流しながら聞いていた。そんな事より腕と足がなくなったのがショック。もう歩けないということ。もう物を掴めないと云うこと。しかも腕は利き手の方だったから、余計しにくいだろうな。


「と、なっています。そもそも天野さんはもう起きることは無いだろうと、医師たちの中ではなっていたのですから、生きているだけ良いと思いましょう」

「……あ!そういえばボクが庇った人は?」

「その方でしたら軽い擦り傷でしたので命に別状はありません」

「よかった……」


友達が無事だと知らされ安堵の表情を浮かべる。その人は幼馴染の親友……最悪なことが起きなくて良かった


「しかし…天野さんは………もう…腕も脚も……」

「その友達に比べたら安いものです」

「どうして……そんな事がいえるんですか!!」


不意に医師から怒鳴られる。突然の事だったためピクリと跳ね驚く。


「その…庇ってくれた友達はずっと自責の念に駆られ、今は不登校になっていると……ずっと悲しんでいましたよ。見舞いに来るたび……………すみません。突然」

「いいえ……自分もちょっと気が………」

「いいえ…そういえば、この時間にいつも見舞いに来られますよ……どうですか?」


なんと…今話していた友達が来るらしい。どうしよう、避けられるのかな……拒絶されたら…

そう考えると手が震え呼吸が乱れる


「はぁ…!…はぁ…!はぁ…!」

「大丈夫…落ち着いて………拒絶されることは無いと思います……なぜなら彼は事故に遭ってから約3週間…欠かすこと無くお見舞いに来ています…普通こんなに来ます?」

「……うん…大丈夫…だよね……だってずっと来てくれてるんだし」


医師になだめられ、落ち着くことができた。しかしどうしても拒絶されたらどうしよう…とゆうことか脳裏にちらつく……


「でも……どうしたら良いんだろう」


そんなことを考え涙が流れる。抑えたくても止まることつゆ知らず。そのまま、彼が来るまで医師は何もしないでくれていた。


「ひっく…うぅ………ぐす……」



「落ち着きましたか?」

「はい…すみません見苦しいとこを……」

「いえ……仕方のないことだと思います。実際医師はそうゆうとこを何度も見る人が多いんです。家族から絶縁……恋人に振られる……挙句の果てには………。」


医師から大丈夫…大丈夫と背中をさすられる。身体は女の子になってもまだ心までは女の子にならなかったみたい。


「そろそろ時間です。面会に来られますよ」

「はい……」


余計に緊張した様子で彼が来るのを待つ

こんばんは〜こんにちは〜、ひつじです。めちゃくちゃタイトル詐欺やん!!と思い12/8に変更、全3話の文を所々変更あり(8/29)

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