表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の彼女は二次元   作者: 松武 重男
3/8

僕の彼女は二次元 3



三話



朝…今日は休み、ゆっくりと寝た。



「秀平さん朝ですよ、そろそろご飯の時間ではないですか?」


毎日チャイ・レーの声で起きて1日が始まる、気分が良い。


あとは、ご飯を作ってくれたら…

なかなか、プログラムを作成してご飯を作るて言うのは難しい。


僕には計画がある…3Dプリンターが今日届く、そのプリンターで等身大のチャイ・レーを作る、最終的には自由に動くようにしたい、そのために今の会社でプログラムを身に付け、3Dにするためのメカニズムの知識も勉強してきた。


既に、骨格が作成してあり、体を動かすための関節も出来ている。


これが完成したら最高だ。


「チャイ・レーもう少しで自由になれるよ…」


宅配で3Dプリンターが届き早速チャイ・レーの体の作成…ご飯を食べる時間を惜しみ作成に没頭する。

「秀平さん朝ですよ…」

気づいたら二日間の休みをチャイ・レーの体作りをしていて、月曜日の朝になっていた「もう、こんな時間か」


完成した…僕の「チャイ・レー」


日常の生活のプログラムも入力も完了、僕の言うことを聞く、僕だけのチャイ・レー

何処から見ても人間に見える…我ながら見事な腕前だ。


さすがに二日間、寝ずにチャイ・レーの制作で疲れたけど、仕事へと行かなきゃ。


「チャイ・レー、僕はこれから仕事へ行ってくるから、留守番を頼むね」


「はい、分かりました…気をつけて行ってらっしゃいませ、秀平さん」


仕事をしていても、頭の中はチャイ・レーでいっぱい、部屋にカメラを設置し携帯で見る事ができる。

掃除と晩ご飯の支度のプログラムを入力をしたのだけど…

掃除…コンセント刺してないな…帰ったら入力し直さないと。

洗濯…多分、洗剤大量に入れてると思う…洗濯機から泡が溢れてる…

動いたら動いたで不安で仕方がない。

モニターを見ていると、ハラハラして見なきゃ良いけど…途中エラーになるか、それとも何処かに挟まっていないかが不安。


とにかく、不安。


「しっ仕事に集中出来ない。」


今日の仕事はゲームのプログラム制作と言うより、チャイ・レーのプログラム修正に向けてのプランを考えて、1日を終わってしまった。


仕事も手付かずなまま、終了時間となって急いで家へと帰るためエレベーターに向かう。

「今日はやけにソワソワしてるね」


後ろから声が振り向くと相染あいぞめさん。


「相染さん…」


羽貫はぬき君、何か急いでるの?…あっデートだぁ!」


「いゃっ、違う…デートとか、そう言うのじゃなく…ちょっと急用で」

別に相染さんに、言い訳を言うのも変だけど言葉がみつからない。


「じゃあ…安心した。」


えっ!安心したって…言ったの?


「えっ…」僕は相染さんの顔を見た、それは聞き間違えなのかそれとも僕に好意なのかと…エレベーターが着くまでの時間がすごく長く感じた。


「ポーン」下に降りるエレベーターが到着

「私は上だから…お疲れ様!」と右手を胸元で上げて小さく振った。


エレベーターに乗り込み、僕も「おっお疲れ…。」と言い、中途半端な位置で手を振ってエレベーターの扉が閉じた。


「安心した…。」


その言葉が僕の頭の中でこだまする。


これって…いやいかん!僕にはチャイ・レーがいる!もし、仮に相染と付き合うなんて…僕となんか釣り合うわけないし、僕がそんな事を思ってたのが知られたら、バカにされるだろ。


急いで家へと帰ってドアを開けてみると、「お帰りなさい秀平さん。お風呂が沸いてます。」


洗濯機の回りが泡だらけ、洗濯物の干しているけど、干していると言うよりは…ただ掛けている。


僕も家事をした事がないから、分からない事はネット検索機能がい付いているけど、何を検索をしてこの結果に…


「ご飯食べますか?この釜は3合炊きなので、3合のご飯を作りました。」


!!!


「晩飯に3合食べれるかぁ~」


「秀平、唐揚げが好きだと言ってましたので、唐揚げを作りました」


!!!!


「クックパッドで検索をして四人分の唐揚げを作りました。」


「こんなに唐揚げ食べるかぁ~!」


そうだよな…ネットでは一人分のレシピは無いだろうな…。


仕方ない…明日、弁当に持っていこっ。



4話に続く


















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ