僕の彼女は二次元 3
三話
朝…今日は休み、ゆっくりと寝た。
「秀平さん朝ですよ、そろそろご飯の時間ではないですか?」
毎日チャイ・レーの声で起きて1日が始まる、気分が良い。
あとは、ご飯を作ってくれたら…
なかなか、プログラムを作成してご飯を作るて言うのは難しい。
僕には計画がある…3Dプリンターが今日届く、そのプリンターで等身大のチャイ・レーを作る、最終的には自由に動くようにしたい、そのために今の会社でプログラムを身に付け、3Dにするためのメカニズムの知識も勉強してきた。
既に、骨格が作成してあり、体を動かすための関節も出来ている。
これが完成したら最高だ。
「チャイ・レーもう少しで自由になれるよ…」
宅配で3Dプリンターが届き早速チャイ・レーの体の作成…ご飯を食べる時間を惜しみ作成に没頭する。
「秀平さん朝ですよ…」
気づいたら二日間の休みをチャイ・レーの体作りをしていて、月曜日の朝になっていた「もう、こんな時間か」
完成した…僕の「チャイ・レー」
日常の生活のプログラムも入力も完了、僕の言うことを聞く、僕だけのチャイ・レー
何処から見ても人間に見える…我ながら見事な腕前だ。
さすがに二日間、寝ずにチャイ・レーの制作で疲れたけど、仕事へと行かなきゃ。
「チャイ・レー、僕はこれから仕事へ行ってくるから、留守番を頼むね」
「はい、分かりました…気をつけて行ってらっしゃいませ、秀平さん」
仕事をしていても、頭の中はチャイ・レーでいっぱい、部屋にカメラを設置し携帯で見る事ができる。
掃除と晩ご飯の支度のプログラムを入力をしたのだけど…
掃除…コンセント刺してないな…帰ったら入力し直さないと。
洗濯…多分、洗剤大量に入れてると思う…洗濯機から泡が溢れてる…
動いたら動いたで不安で仕方がない。
モニターを見ていると、ハラハラして見なきゃ良いけど…途中エラーになるか、それとも何処かに挟まっていないかが不安。
とにかく、不安。
「しっ仕事に集中出来ない。」
今日の仕事はゲームのプログラム制作と言うより、チャイ・レーのプログラム修正に向けてのプランを考えて、1日を終わってしまった。
仕事も手付かずなまま、終了時間となって急いで家へと帰るためエレベーターに向かう。
「今日はやけにソワソワしてるね」
後ろから声が振り向くと相染さん。
「相染さん…」
「羽貫君、何か急いでるの?…あっデートだぁ!」
「いゃっ、違う…デートとか、そう言うのじゃなく…ちょっと急用で」
別に相染さんに、言い訳を言うのも変だけど言葉がみつからない。
「じゃあ…安心した。」
えっ!安心したって…言ったの?
「えっ…」僕は相染さんの顔を見た、それは聞き間違えなのかそれとも僕に好意なのかと…エレベーターが着くまでの時間がすごく長く感じた。
「ポーン」下に降りるエレベーターが到着
「私は上だから…お疲れ様!」と右手を胸元で上げて小さく振った。
エレベーターに乗り込み、僕も「おっお疲れ…。」と言い、中途半端な位置で手を振ってエレベーターの扉が閉じた。
「安心した…。」
その言葉が僕の頭の中でこだまする。
これって…いやいかん!僕にはチャイ・レーがいる!もし、仮に相染と付き合うなんて…僕となんか釣り合うわけないし、僕がそんな事を思ってたのが知られたら、バカにされるだろ。
急いで家へと帰ってドアを開けてみると、「お帰りなさい秀平さん。お風呂が沸いてます。」
洗濯機の回りが泡だらけ、洗濯物の干しているけど、干していると言うよりは…ただ掛けている。
僕も家事をした事がないから、分からない事はネット検索機能がい付いているけど、何を検索をしてこの結果に…
「ご飯食べますか?この釜は3合炊きなので、3合のご飯を作りました。」
!!!
「晩飯に3合食べれるかぁ~」
「秀平、唐揚げが好きだと言ってましたので、唐揚げを作りました」
!!!!
「クックパッドで検索をして四人分の唐揚げを作りました。」
「こんなに唐揚げ食べるかぁ~!」
そうだよな…ネットでは一人分のレシピは無いだろうな…。
仕方ない…明日、弁当に持っていこっ。
4話に続く




