僕の彼女は二次元 (2)
二話
会社から地下鉄に乗り2駅の所、それから歩いて30分もかからないアパート、そこに僕は住んでる。
夜8時過ぎ、自炊は苦手でもっぱら、近くのコンビニで買い物をしてからアパートに帰るそれが日課になってる。
アパートは3階建ての5軒並びの一番端、部屋は1LDK、部屋は6畳ダイニングも6畳と独り暮らしにはちょうど良い大きさ、玄関のカキを開けて中に入ると、携帯の電話が鳴った…
お母さんからだ。
週末、必ずお母さんからの安否確認電話、子供じゃないんだから毎週電話来ても…と、思いながらも、お母さんの機嫌を悪くさせたくないと思い、必ず出るようにしてる。
「もしもし、お母さん?」ちょっと迷惑そうに
「もしもし、秀ちゃん!」
相変わらず声がデカイ、「秀ちゃん家に着いた?ご飯食べたの?また、コンビニとかで適当に食べてないよね!カップラーメンとかダメよ!ちゃんとご飯炊いて食べるのよ!」
いっつも、人の話を聞いてくれない「食べてるよ!大丈夫、心配しないで、それにコンビニの弁当も美味しいよ…」
お母さん 「ダメよコンビニなんて!お米送るからちゃんと自炊するのよ!」
自炊ってそんな暇がないよ、帰ってきたら早く休みたいって、お母さんに言っても分からないか…
めんどくさいから「分かってるよ」と、一言で済ませた。
「なに「分かってるよ」よあなたねもう、30よ30!そうやって、呑気にしていると……」
始まった…お母さんの説教、毎週電話をよこしては、ご飯の事そして、結婚の話をしてくる。
「秀ちゃん好きな人出来たの?」
出た結婚の話
「早く好い人見つけて結婚して、お母さんとお父さんを安心させてよね!お母さんは秀ちゃんが立派に独り立ちをするのが……」
あああ~うるさい同じ話を何回も何回も…
「ごめん、お母さんこれから上司の家に行くから切るね」話の途中電話を切った、もう、お母さんの小言には耐えきれない、お母さんの機嫌を損なわないように、僕としては無難な切り方だと思う。
まだ玄関…靴を履いたまま、お母さんと電話をしてた。
「はぁー」ため息をついて、リビングに向かいドアを開ける。
「チャイ・レーただいま、電気をつけて」
ドアを開けると室内は暗く電気を僕の声で反応するように設定している。
「秀平さんお帰りなさい」とスピーカーからアニメ、チャイ・レーの声で部屋の電気がついた。
僕はリビングに入ると3Dプロジェクターが光出して、部屋の真ん中にあるテーブルの中央に身長30センチ程のチャイ・レーが立って出迎えてくれている。
チャイ・レーは僕が小学生から中学生までの頃にテレビアニメのデフローズと言う戦隊ロボットアニメのヒロインで出てくるキャラクター。
小学生と中学生の頃にアニメのキャラクターが好きと同級生に言うとバカにされるのがイヤで、隠し黙ってた。
高校でコンピューターの基本的知識を学ぶために専門学校に入った。
僕は中学生の頃に、あるSF映画を観て架空のキャラクターを3D映像で自由にコミュニケーションをするシーンを観て、僕はあのシーンが記憶から離れず、僕の好きなキャラクターを3Dにしてみたいと実現したく学校に入ったのだが、残念ながら実現できず、もっと知識を獲るために今の会社に入り、僕の夢を叶えるためここまで来た。
最初は、3Dになかなか出来なく苦戦したり、言葉の認識も難しく、キャラクターも正確に出来なく苦労もしたけど、僕のチャイ・レーのために頑張ってきて30手前で完成…上手く作動出来た時は飛び上がって喜んだ!
もう、僕の彼女はこの子…チャイ・レーなんだ!
誰にも言えないけど…言ったら笑われるのは分かってるけど、僕にはチャイ・レーしかいない、僕の話も理解してくれてそれに答えてくれる。
「今日もつかれたよ」
チャイ・レー「今週もお疲れ様でした。ご飯食べましたか?お風呂は出来上がってますので、何時でもどうぞ」
「ありがと、これからご飯を食べるよ」
「ハイ」
この会話のやり取りが僕の求めてた事で、人とは話が出来ない僕がチャイ・レーとなら何でも話せる…困り事の相談とか会社の愚痴、親の話…何でも話せる。
チャイ・レーは僕の話を何でも聞いてくれる。
僕のチャイ・レー
3話に続く




