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一章 フクロウにちょっと呼ばれたもんで…異世界行ってきます!

ミオ 女子大生 

ツダカ ミオの飼っているフクロウ。(メガネフクロウ)


あなただったら、どんなファンタジー(物語)にする?

主人公:(ミオ)

ツダカ:ミオが小さい時から飼っているメガネフクロウ

   

一章

 産まれた頃から、何不自由もなく育った私、愛情もたっぷり注がれた私、やりたい事は全部できた私。

だけど、心のどこかにぽっかり穴が空いている私。満たされることのない、何をどうしたら満たされるのかも分からない。

一章

 いつものように、学校帰りにカフェに寄って今風の学生みたいに勉強を済ませた帰り道、道反(みちそり)ミオは疲弊した身体を引きづりながら、家に戻るのだった。

 ただいまー。疲れたー!

 ぴきゃーーー!!

羽をバタつかせて走って来たのは、ミオが飼っているメガネフクロウのツダカ。触れと言わんばかりに嘴で甘噛みする。

 待って、手を洗ったら触るから。ね?

手を洗ってツダカが満足するまでモフったあとに、やっと、リビングに到着。ママはキッチンで料理してた。

 あら、おかえりなさい。今日も勉強してたの?

 そー。もう、疲れたー。

 お疲れ様。今ちょうどカレーできた所だから、食べちゃいなさい。


夕飯を済ませたあと、自室に行くとツダカがミオの部屋の窓をつつく。

 ツダカ散歩したいの?

その言葉を言った瞬間、ツダカは喜びを全身で表現しているように、羽をバタつかせていた。リードと手袋を用意して、外に出た。ーーー少し空気が冷たい。少しばかり歩いて、ツダカはミオの腕に溜まって満足そうにしている。

 ちょっと寒いからそろそろ家に戻ってもいい?

 ぴきゃー!!

寒さで家に帰りたいミオの腕に爪を立ててツダカは不機嫌そうに羽をバタつかせている。

 えー。でも、本当に寒いし、ママが心配するからさ〜…..あ!!待って!ツダカ!?


ツダカはリードから外れて飛んでいってしまった。ミオはツダカが飛んでいく方に向かった時、ツダカはなんと、十字路の事故防止のオレンジの鏡に消えていった….

 え!?え!?消えた!?

ミオがツダカが飛び込んだ鏡を覗いても何の変哲のないただの鏡だった。

 お主ここで何をしておる?

ミオが後ろを振り向くと、1人のフードをかぶった少女が立っていた。

 え、いや…散歩をしていたところです。….あの….あなたは?

 ワシか?ワシはフクロウとでも、呼ぼうかの?


 ふ…ふくろう…さん?あの!ツダカって言う大きなフクロウ見ませんでしたか!?さっき信じてもらえたいと思うんですけど、鏡の中に消えちゃって….


ほぅ…ツダカか、もしや、この子じゃないのか?

フクロウが指差した先には、確かにツダカがいた。


 ツダカ!!!よかった!!ありがとうございます!

ミオはお辞儀をして、腕を伸ばすと、ツダカは大人しくミオの腕にとまった。

 いや、礼はいらんぞ?それより、ツダカはお主を『こちらの世界』に呼びたかったんだな。『あちらの人間』はこの世界に来れないはずだからの…

 

 あの、さっきから『こちら』とか『あちら』ってどう言う事ですか?


 信じてもらえんがな…『あちらの人間』は『こちらの世界』にとっては招からざる客なのじゃ。2つの世界は似たようで似てない。決して交わってはいかぬ。交わらば、破滅を招く….だけど、2つの世界を切ることも破滅を招く。だから、2つの世界をフクロウが橋渡してるんじゃ。


ミオの頭はハテナだらけなのを必死で理解しようとしたが、キャパオーバーだった。まだ、そのフクロウという少女はいう。


 フクロウに歓迎されたと言うことは、お主には『こちらの世界』に来る意義があると言うことだ。だがな、今日はもう遅い。今日はこれでサヨナラだ…


すると、フクロウと名乗る少女は霧のように消え、ミオの意識も霧のように薄れていった。



翌朝…ミオが目が覚めたら自室だった。


 夢だったのかな?

ツダカもいつも通りの場所に寝こけてるし、何も変わったこともない。いつも通りに朝ごはんと着替えをして、学校に向かった。


満員のバスで揺られていると、突然フクロウの鳴き声が聞こえた。空耳かとミオは思ったが….違う…本当に聞こえる。

バスが急に揺れたと思った瞬間、一気に静かになった。

そこには昨日見た、フクロウがいて手招きしている。ミオはつられて人を避けながらバスの料金を定期でピッと支払った瞬間….世界が変わった….


 どこ…ここ….?

呆然とするミオにフクロウは笑って

 くっくっく…ここは昨日の『こちらの世界』だ。あ、ツダカもいるから安心せぃ?

ミオの隣には確かにツダカがいた。ミオには信じられなかったし、頭がついて行かなかった。


 ミオ…お主はこの世界の住民にもなれる。戻りたいなら戻れ、戻ればお主はまた、幸せという鎖から逃れなくなるぞ?


幸せの鎖と聞いたミオは、分からないけど、なんとなく腑に落ちた。両親や兄弟のことが心配になったけど、普通じゃ体験できないような事が目の前で起きていることへの感動とワクワクが遥かに勝った。

 分かった。ここにしばらくいる。

 そういうと思ったよ…ミオ….ようこそ。


一章終わり


 ここまで、読んで頂きありがとうございます!

はじめまして、ウルと申します。よろしくお願いします!

 小説を書くのは初めてですが、小説を読んだり、妄想したりするのが好きなので書きました!

 あるあるのパターンを裏切っていく小説にできたら良いなと思います!

これからも、フクロウシリーズを不定期に更新していきますので、よろしくお願いします!


2021.10月 ウル




おはこんばんにちは!!ウルです!多分本文にも書いてあるプロローグだと思うのですが…


小説読むのは好きだけど、書くのは初めてです!

あるあるを片っ端から壊して行きたいなと思います!

よろしくお願いしまーーーーす!!!!(サマーウォーズ風)

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