術士達は識を織る
【識】
空想を現実に変える力場の名前だ。
それを利用して、不思議な術を使うのが【術士】というらしい。
伊国久義の人生に、そんな奇妙奇天烈な用語が混ざり始めたのは、これまた奇妙奇天烈な紆余曲折があったからで。
そんな紆余曲折の中から、当の久義があえて一つ、重要なイベントを選ぶのだとすれば、やはりそれはあの瞬間になるだろう。
あの瞬間。
今にも泣き出しそうな鼠色の空から、雨ではなく、日々木歌子が降ってきた瞬間。
あの瞬間に、彼の非日常は織られ始めたのだ。
術士としての、非日常が。
拙作『抉じ開ける彼我』をリライトしたものになります。十万字前後で終わる予定です。
毎週金曜日あたりに更新できればと思います。できなかったらごめんね。
空想を現実に変える力場の名前だ。
それを利用して、不思議な術を使うのが【術士】というらしい。
伊国久義の人生に、そんな奇妙奇天烈な用語が混ざり始めたのは、これまた奇妙奇天烈な紆余曲折があったからで。
そんな紆余曲折の中から、当の久義があえて一つ、重要なイベントを選ぶのだとすれば、やはりそれはあの瞬間になるだろう。
あの瞬間。
今にも泣き出しそうな鼠色の空から、雨ではなく、日々木歌子が降ってきた瞬間。
あの瞬間に、彼の非日常は織られ始めたのだ。
術士としての、非日常が。
拙作『抉じ開ける彼我』をリライトしたものになります。十万字前後で終わる予定です。
毎週金曜日あたりに更新できればと思います。できなかったらごめんね。
それはどうにも雨ではなくて
2021/09/10 21:36
煙草くさい見知った病院
2021/09/10 21:48
(改)
世界はただ在るだけですよ
2021/09/10 21:52
これが業火というならば
2021/09/10 21:58
伊国久義は識を識る
2021/09/10 22:03
チョキで殴ります
2021/09/17 20:12
ならば、今、この瞬間だって
2021/09/24 20:32
漢字に横文字のルビを振る文化は、もしかすると滅ぼすべきかもしれない
2021/10/01 21:37
俺は、引きずらなきゃいけないと思う
2021/10/08 21:09