食べたいですが、なにか?
僕はある町に住む青年だ。
まだ大学で学業を励んでいて、毎日大学生らしい生活を送っている。
講師が出した課題を真面目に完成させたり、グループプロジェクトが順調に進むように週一回のミーティングをしたりする。
課題自体はそんなに難しくない。授業中教わった知識を利用したり、わからないことがあったらネット上で調べたりできれば、簡単に終えられる。
グループプロジェクトにはチームワークという概念が必要だが、問題児さえいなければいい。メンバーが役に立たなくても、僕は別に構わない。一人で片づけられるから。
勉強すること以外、僕は小説を書いたり、読んだりする。手が空くたびに、僕は自作の続きを執筆するか他人の作品を鑑賞するか、とにかく文章に関することばかりする男だ。好きだから、あまり考えず続けられる趣味だ。
その一方、僕は家事をする日があれば、しない日もある、ルーチンが乱れる男だと認める。
掃除するのがめったになくて、珍しいお客さん、または女の子が訪れるときしかしない。
個人的にはこの空間はそもそも僕だけ使うところだから、日常に影響を及ぼさない限り、ほこりを拭くとかトイレの便座をきれいにするとかやる必要がないと思っている。数日後汚れがまたたまるから長い時間が経過してからやっても結果的に変わらないことだ。
僕がいままで健康よく生き続けているのも証拠だろう。
あと、言い訳になるかもしれないが、僕が家事を怠ることは僕の学業と関係があるのもアリ。
優先順位上、僕が住むところの清潔さより、学生の義務と成績である。
日が終わりにつくとしても、僕は洗い物を放置し、徹夜をして課題を進めるタイプだ。
家事を怠ってもいいけど、責任や進捗を怠ってはならん。
。。。
。。。
ある日、僕の彼女はアパートに訪れた。さみしいからって。
ちなみに、彼女が特別だから、僕は自分のだらしない部分を晒されても気にしない。
「まったく、いつもだらしないかっこで。直さないとわかれよ」
嘘でした。すごく気にしています。
「もういいんじゃない。今は忙しいから」
「言い訳ばかり」
僕の抗議に対して、彼女は溜息をついた。しょうがない奴だなって示すしぐさと表情。
数十ページの論文を読んでレポートを書く途中で、別に言い訳ではないのに。
「とにかく、僕は今日中に課題を終えたいから、あまり邪魔しないでくれよ」
「はい~」
素っ気ない返事し、彼女は僕のベッドの上に横になって、スマホをいじり始めた。
まあ、邪魔するつもりではなさそうだから、安心した。締め切りは迫っているから、急がないと。
しかし、彼女がいてくれて、正直うれしい。一人より二人のほうが落ち着くから。
よっし、さっそく読書の作業に戻りましょう。
。。。
。。。
数時間が経過し、真夜中に近づく。
何十枚を読んでいたかわからなくて、視界がボケている。
やばい。このままじゃ意識を失いそう。
刺激的ななにかが欲しい。
そうだ。彼女もそばにいるし、助けを求めよう。
頭を振り返ると、彼女はいつの間に僕より夢の世界に落ちてしまった。
片手がおなかの上に置いてあるため、白いおなかが丸出しで無防備な彼女でした。
すぐそばで数センチしか離れているから、僕は彼女を小さな声で呼びかけた。
「はる、僕、欲しい」
集中力がもう限界なので、僕は要望をできるだけ簡潔に申した。
しかし、彼女は動じない。
「ねえ、はる。。。」
なにも起きない。
仕方ない。
声だけで起きないなら、直接に起こせばいい。
僕は手を伸ばし、彼女のやわらかく太い桃に触れ、揺らした。
まだ起きないけど、彼女の顔がかすかに赤く染まる気がする。視界が弱まっているため、よくわからない。
効果が薄かったから、僕は強度を上げた。手をもっと暴れて、もっと揺らす。
「うっ」という音がした。
効いたようだ。
僕はもう一度彼女を訪ねた。
「ねえ、はる。食べたい。。。、コー」
僕が文を完成するところだったが、彼女は勢いよく起き上がって、僕から身体を引き下がって、言い返した。
「なにするつもりなの?アッキの変態!!!」
変態?
どういう意味だろうか。
「僕はただコーヒーを食べたいですが、なにか?」
予想外の返事を受けて、彼女は呆然とした。
「コーヒー?」
「うーん、コーヒー」
「何言っているの、このバカ!!てっきり。。。」
最後の部分が濁ったため、僕は聞こえなかったが、今彼女の顔は真っ赤であることがわかる。
確認するために、僕は彼女に聞いた。
「てっきりなに?」
「なんでもないです」と即答した彼女。
「コーヒーでしょう?どこにしまっているの?」
「冷蔵庫の上」
そして、彼女は立ち上がって、コーヒーを取りに去った。
本当に助かる。そろそろ死ぬと思った。
「っていうか、食べるってなに?飲むじゃなくて?」
「うーん、僕はコーヒーを食べる派なんだ」
「コーヒーを食べる人なんていないよ!!紛らわしいこと言うな!!!」
そう言って、彼女は手の元にあるインスタントコーヒーの一本を僕に力を入れて投げた。
痛かった。
どうやら、彼女はお湯と混ぜるより、粉末状のコーヒーのほうがおいしいという真実を受け入れてくれなかったようだ。